あらすじ
人々に妖精の谷と怖れられる地で、荒野を庭として育った少女がいた。母は少女の名を隠し、少女の父、海の息子マナナーンから盗んだ鉢を護って洞穴でひっそりと暮らしていた。だが少女は日ごとに成長し、力強く、そして素早くなった。やがて広い世界への憧れが抑えきれなくなった少女は、母からペレティルという名前を受け取ると、カエル・レオンに玉座を構える王アルトゥルスの戦士団に加わるべく旅立った……。ネビュラ賞受賞作家が、アーサー王伝説群の中のパーシヴァルの物語を独自の視点で語り直した鮮烈な作品。LAタイムズ文学賞受賞作。
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Posted by ブクログ
きちんとアーサー王物語を読んだ事はありません。
しかし、厨二病を経てきているので、登場人物や地名と物の名前などはある程度わかります。
本作は、そんなアーサー王物語を独自解釈で再構築された物語です!
勝手なイメージですが聡明な王アーサーや偉大なる賢者マーリンの活躍を見る事は出来ませんが、マーリンの弟子と聖杯騎士パーシバルが大活躍します。
LGBTをテーマにしたアーサー王物語物語として執筆依頼のあった作品らしい(著者後書きでそのような記載あり)のですが、十二分に騎士のサクセスストーリーとして楽しめます!!!