あらすじ
宇宙はどんな形をしているのか?
<どんどん進むと「もといた場所」に戻る!>
<大きさは有限。しかし境界はない。>
宇宙論や究極物質を探す最新物理学研究に用いられる数学「トポロジー:位相幾何学」。
超弦理論との関係がますます注目される「結び目理論」や4次元、5次元以上の「高次元の幾何学」を、掲載数約150点!の豊富な図とともに楽しく解説します。
4次元の世界は誰にでも見えるようになるし、今まで見えていた宇宙が違う形に見えてくる!
次のクイズを考えてください。
「地球から宇宙線で宇宙に出発します。方向をひとつ決めて、宇宙をどんどんまっすぐに進みます。どこにたどり着くのでしょうか?」
・無限に遠くまで進むことができるのでしょうか?
・宇宙の端までたどり着いて終わりでしょうか?
・端の先には何があるのでしょうか?
これから「数学」を道案内にしながら、皆様と一緒に宇宙に飛び出し、「宇宙の涯て」へと旅に出たいと思います!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
メビウスの帯とか、クラインの壺とか、久しぶりにみた。この本はそこから更に先、4次元、5次元、6次元、とどんどん高い次元を見ていく方法を図解してくれる。段階を踏んで練習できるようになっているので、私みたいな数学から遠ざかっている人間でも、なんとかついていける。そこからブラックホールとホワイトホール、ワームホールへと話題は展開し、なるほどそういうふうに宇宙は描けるのか、と思いながら読み進めると、最後に著者自身の仕事の紹介もされて本書は終わる。全部理解できたかというと、絶対に理解できてないんだけれど、とにかくワクワクする内容でした。