あらすじ
ーあなたはなにが好きですか。
ぼくはロケットが好きです。ー
北海道のちっぽけな町工場から、
あらゆる困難に負けず、
ロケット打ち上げに成功した植松努が
やさしく教えてくれる、私たちの夢の守り方。
「新しいことに挑戦してみたい」
「好きなことをもう一度突き詰めてみたい」
そんな勇気が湧いてくる、大人にも読んでほしい一冊です。
発売以来、
「小学生の頃に読んでいたら人生変わったはず」
といった声が全国から寄せられています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
とても分かりやすく、心に響きました!
「なるほど!」と思うところが多く、人生の支えにしたい言葉もいくつかありました。その時の自分の状況によって、その都度響く言葉が変わるんだろうなーと思うと、手元に置いておきたくなる一冊。
小中高生に向けて語られているように感じます。ぜひ、子どもに読んでほしい!そして、子どもを育てる大人にも読んでほしい!私も「やったことない」ことを「どうせ無理」と言ってしまうなど、反省することが多々ありました。
植松先生のバイタリティに感服します。
Posted by ブクログ
ロケットを作ることは世界平和に繋がっている。そしてそれは誰にでも可能。大勢の人が「そんなの無理じゃない?」「まさか」と言うかもしれないが、きっとできる、そんなことを思わせてくれる本だった。
自分の、人の可能性を潰さない人間になりたいと思います。我が子が本を読める年齢になったら必ず読ませたい。
Posted by ブクログ
今、日本は今まで経験したことがない「人口減少」という状態です。だから、「昔はこうだった」は通用しません。それについてはっきり言及している本を初めて見たので、インパクトがありました。そのほか、自信を持つこと、自信を持てば人にやさしくできること、など大事なことがいっぱい書いてあります。著者が出会った大卒のいわゆるエリートが人間的に難がある人だったようで、偏差値・勉強といった話題にネガティブな感じがあります。(「受験勉強しましたね。そして何も覚えてないでしょう。」など)そこだけ少し気になるかな。
Posted by ブクログ
「こんな本がたくさんの若者に読まれたらいいな、、」と心から感じる一冊だった。
どうやったら自信をもってもらえるか?
どうやったら人を許すことができるのか?
どうやったら夢を形にできるのか? 一歩近づけるのか?
植松さんの貴重な体験から来る優しい言葉が、輝いて見える。
「きっと、自分もこんな人になりたいんだな~」と憧れるとともに、自分の周囲で悩んでいる未来ある若者達への接し方が変わりそう、、
そう、この「憧れ」こそ大事なんだ、年齢じゃなくてそんな気持ちを持ち続けることが大事なんだ、、 ってこの本で気が付いた。
植松さんが多分、一番伝えたいことは最後の第五章「思い続ける」にぎゅっと詰まっている。
この本を読む前に「なんか難しいこと言っているんじゃないの?」と半信半疑な人は、この第五章だけでも読んで、そしてノートに書き綴って欲しいと思う。
きっと大切な言葉が見つかるから、、
そう感じた、本当に素敵な一冊でした。
Posted by ブクログ
町工場からロケット打ち上げに成功した、植松努さんが自分が経験したこと、感じたことを語りかけるように文章にしています。
ひとつひとつの話が短くて挿絵もたくさん入ってとても読みやすいです。
「どうせ無理」…人の可能性を奪う言葉、なにも しなくてすむ言葉。響きました。
あなたに響く言葉、文章も必ずあると思います。
私は何をやりたかったんだろう。
「どうせ無理」だとあきらめたことは何だったかな?自分自身に聞いてみました。
たくさんの方に手にとってほしい本です。
自分を肯定し、見つめ直すことができると思います。「これから」を決めるのは自分自身です。
Posted by ブクログ
幼いころ私たちは限りない夢を抱きます。大人になるにつれ「どうせ無理」「自分なんか」という言葉に縛られその夢は次第に霞んでいく。
植松努氏は好奇心を原動力に夢を実現する道を示す。「思い描き、思い込む」ことで可能性を信じ「だったらこうしてみたら」と問い続ける姿勢は制限を超える力となる。
楽な道を選ぶのではなく楽しい道を選ぶ。好きなことは全部やる。そうした生き方は感動を原動力とし人をも動かす。「どうせ無理」を無くした先には忘れていた夢が再び輝きを取り戻す。新たな可能性が広がる世界が待っている。
夢を諦めるのではなく思い切り追い求めることこそ人間らしい生き方ではないか問いかける。
Posted by ブクログ
優しい文章で、すべてが納得の一冊
できないことなんてないと思っていた子供の頃にワープできる気がする本
最近よく耳にするのが、呪いの言葉なるもの
何かをやろうとしたときに周りの人間に言われる「どうせ無理だ」「できるわけがない」「やめた方が良い」「あなたの為に」等々…
著者曰く、やった事のない人間のやらない言い訳だそうだ
私もそう思う
この本は中学・高校生に特に読んでほしいと思える一冊だ
これから社会に出ていこうとしている若者に読んでもらいたい
夢を見る事は悪い事じゃない、夢を追いかけることは素晴らしいことだ
その実現に向けて、どうすれば?と問いかけて寄り添ってくれる気がする
応援してくれている気がする
これは教育者、親、社会に出て上手くいかなかった人達にも読んでもらいたい
夢を追いかけるには遅いことはない
前例がないことは前例を作ればいいんだと背中を押してくれる
読んでいてワクワクする一冊だ
Posted by ブクログ
著者の植松努さんは小さな町工場で宇宙に打ち上げるロケットを作っている。
彼はもともと勉強も運動も得意ではなかったけど、”夢”についてずっと考えている少年だった。
きっかけは小学校の先生に言われた一言。
卒業文集のテーマは「ぼくの夢」。
「自分で作った潜水艦で、世界中を旅したい」という内容を書いた。
というのも、200年前に存在した人類最初の潜水艦について図鑑で読んだことがあったから。
その潜水艦はエンジンもモーターもついてなくて、手動でスクリューを回すと前へ進む単純な作りでできている。「昔の人が作れるなら将来ぼくにも作れるかもしれない。」そう思って書いた彼の夢。
すると彼は職員室に呼ばれて先生に「もっとちゃんとした仕事を書きなさい」とめっちゃ怒られた。
夢を書けと言われたから書いたのに、「夢のようなこと」ではなく現実的な仕事を書けと怒られる理不尽さよ。
悲しくなって彼は先生に言われたことを考えた。
ちゃんとした仕事とは?
「実現しそうなこと」しか夢と言ってはいけないのか?
でも実現しそうかどうかは誰が決めるの?
やってみなきゃ分からないはずなのに。
そもそも「夢=仕事」なの?
だとしたら「すでにこの世にある職業」の中からしか選べないじゃない。
そうして彼は多くの時間考えて、彼なりの結論を出す。
夢とは「今できないことを、追いかけること」。
彼は勉強も運動も苦手、学校での成績は決して優れているわけではなく、先生からの評価も低い。今よりも頭の硬い大人たちに囲まれ「どうせ無理だ」と否定されて続けてきた。
曲がりくねった人生を歩みながら、自分なりに考えて実行していくことで、現在宇宙にロケットを打ち上げるまでに至る。
この本は、そんな彼が小学生の頃から現在に至るまでの間に、感じたこと、考えたこと、分かったことを彼なりの経験を踏まえて紹介してくれる優しくも力強い自己啓発本だ。
Posted by ブクログ
ロケットの打ち上げに成功した、植松努さんの感動物語だと思ったら、自己啓発本だった。
夢を諦めることなく未知のことにも挑戦するための心得が示されているので、子供や学生が一読するといいかも。
大事なのは成績の良さではなく、やったことがないことをやりたがる人であることで、どうせ無理と考えずに誰でも夢を叶えられるそう。
とは言え、植松さんは優秀だったんだろうなと思ってしまうけど。
戦争でお金を全て失った植松さんのお婆ちゃんの教えが、
「お金は一晩で価値が変わるからくだらない。
お金があれば本を買いなさい。
本で知識をつければ誰にも取られないし価値も変わらない。
そして自分の知恵と経験のために使えばお金は貯まり続ける。」
と言ったもので、強く印象に残った。