あらすじ
「働けば幸せな人生を送ることができるのか?」
「仕事はつらいのになぜ働くのか?」
「好きなことを仕事にしなければならないのか?」
日本を代表する企業・ソニーを襲った三度の経営危機を立て直し、
ソニー再生の立役者となった異端のリーダー・平井一夫が、これから社会人になる若い世代、そして働くことへの悩みを抱くすべてのビジネスパーソンへ向けて今こそ、伝えたい「働くことの本質」。
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Posted by ブクログ
24/12/22-26 タイトルに惹かれて読んだ。どちらかといえば、これから社会に出る学生や社会人1~2年生向けに書かれている印象だった。もちろん中堅社会人が読んでも得るところはある。平井さんの仕事観がよく分かった。特別なことよりも、当たり前のことを当たり前にやる大切さに共感した。
Posted by ブクログ
仕事は人生の目的を達成するための手段であり、会社は仕事と引き換えに対価を得る契約相手と筆者は述べる。つまり、仕事が人生の最優先かどうかは人それぞれであり、あくまでその優先順位付けの選択権はその人自身にあるということ。当たり前だか、自分の人生なので、自分の行動にはすべて責任を持って行動することが大事だと改めて感じた。結果に対して、人の責任にはしたくないと。
Posted by ブクログ
欠けていたのは、その仕事に対する当事者意識。
当事者意識があれば必ず、こうしたらいいかな。確認しよう。上司はああ言っていたけど、こういう場合はどうなんだろう。聞いてみよう。といった思考が働くはず。
わからないことがある場合何がどのくらいわからないのか把握する。
また努力の的を絞る。
自分で考えてからホウレンソウ。
ホウレンソウの結果上司に何を求めるのか。
→「何が起こっているのか」「それに対してあなたはどう考えたのか」
仕事は手段、会社は取引相手。
会社で孤立して不安にならない、大事なのは社会人としてのバランス感覚です。周りと協力しながらも、周りに流されないこと。あなたの頭で考え、意見を言えること。同調圧力には屈せずに、行きたくない飲み会はさらりと回避する身軽さを持つこと。
自分がコントロールできないことについては思い悩まないという発想。
Posted by ブクログ
20代の若者向けの社会人としての心得のような本。一般的なことも多いが、30代でキャリア/人生に悩んでいる自分に残る言葉も多かった。
以下、残った言葉/教訓
・漠然と仕事する/生きるのではなく、常に「何を大切にしたいか/何をしたいか/どこに行きたいか」の優先順位をもつ(自分軸で生きていく)
・ただしそれは何度変わってもいい。初志貫徹と意気地にならない
・確証バイアスを理解し、見たくない情報/避ける情報も見ることで強い判断の土壌になる
・本当に目利きの効く上司は、絶妙なタイミングで部下に失敗をさせる(自分が上司になったときに背伸びさせられるように覚えておく)
・自分の専門性を高めたい一心で努力した(平井さんは法務)→それは仕事の楽しさ・チャンスの拡張に繋がる
・自分がどういうタイプなのか/どういう時に上手く成長するのか理解する、個性を認めて適性を誤魔化さず、誠実にそれが活きるように努力する
・一番ダメなのは判断しないこと。失敗すること以上に悪い。判断しないと何も前に進まず、学びがない。
・自分軸で生きていくには、他人にどう思われても気にしない鈍感さを作る。(自分の頭で考え意見を持ち、断るものは断る。ただ社会人としてのバランスも必要)
・トラブルは常に起こるもの。リーダーは不測の事態でもどっしりと構える。起こったことは仕方ない、今やるべきことをやる
・ネアカである(根っこは明るい、ただリスクなども冷静に考える)→(石丸くんはこれできている)
・簡単に諦める前に「どうしたらノーをイエスに変えられるか」考える
・考えずに出した「ダメ」と鼻血が出るまで考え抜いた「ダメ」は質的に全く違う。