あらすじ
男爵令嬢のメロディは、横暴な母親に「嫁いでこい」とお金のために結婚を決められてしまう。相手は、怪物と噂の公爵・ギルバート。辺境で魔族と戦う武闘派ゆえに、その恐ろしさから今まで9人の花嫁候補が逃げだしていた。そんな彼からの条件は「静かであること」のただ一つ。生まれつき声が出せないメロディは条件にぴったりのはずが、初めて会った彼の反応がおかしくて――。
(噂とは違う美麗な方なのですね!)
「……黙れ」
(もしや私の顔がうるさいのでしょうか!?)
「それ以上、その口を開くな」
なぜかギルバートには心の声が伝わるようで怒られてしまう。それでも、持ち前の真っ直ぐさで彼と過ごしていくと、徐々に不器用な優しさを向けてくれるようになり…!
孤独だった2人が紡ぎ合う溺愛ファンタジー、開幕!
感情タグBEST3
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優しい二人
この物語のシンデレラは、「虐げられていたけど実はすごい力が・・・」なんてことはないとても優しいお嬢さん(生活力は、たくましいけど)。
みじかくまとめてあるので、後のほうの「母」の登場などちょっと唐突すぎるきらいはあるけど、みんなハッピーで安心して閉じられるお話でした。
シンデレラストーリー
作者様買いですが、今回も面白かったです。
珍しくヒロインの心の中のナレを軸にお話が進むパターンですが、読みやすくて楽しいお話でした。
何より作者様の作品は「しつこくない」w
ベタ惚れ褒め言葉の羅列は読んでて疲れるので、この位が良いな(^^)
こういうストーリーに有りがちな「さっきも言った!」と言いたくなる不遇で可哀想なヒロインの押し売りもなく、さっぱり読めるのでオススメです。
なんとなく、あのお母さんは本当の親では無いのだろうと思ってましたが、予想通りでした。
魔王様も居るようですし、続きがあるのかな?
この二人のラブラブならまた読みたいなぁ、と思うので次巻もたのしみです。