あらすじ
やむを得ない事情で、殺し屋の遺体運搬係となった日置学。浅木というその男の指示のもと、遺体を見捨てられた別荘地の奥に埋めてきたが、そこもそろそろ手狭だという。裏社会では、学の祖母の出身地にある山に遺体をこっそり処理できるという噂があり、浅木に命じられた学は恋人の夢花と共に、祖母が六十年以上前に出たきりの山奥の集落を訪れるが……。集落の神社で祀られている山の頂では、御神体とされる巨石と地面に刺さる無数の風車が異様な雰囲気を纏い二人を誘う。一度は東京に戻った二人だが、山に心を囚われた夢花を救うために学は再び彼の地に向かう。
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Posted by ブクログ
大量の人骨、霊能力、山の怪。ゴリゴリのオカルトだった。
でもそれだけじゃなくて、互いを思いあう二人を応援したくなったし、死生観にはハッとさせられた。
蒸し暑い日に読むのにいい本だと思った。
Posted by ブクログ
ホラー+民俗学+山=面白い。ぐいぐい引きこまれて一気読み。やはり山にはこの世ならざる者が渦巻いているのか…また神や仏についての解釈も面白かったな。
Posted by ブクログ
正直、途中までは面白かった。
中盤の主人公交代シーンは、えっ!?死んだの!?と、死んだことに気づかず読み返すくらい呆気なかった。
ここまでのストーリーはすごく面白かったので、このままの面白さが続いてくれたら良かったと思う。