あらすじ 「私は一つしか言語をもっていない,ところがそれは私のものではない」――植民地支配下のアルジェリアに生を受けた〈フランス-マグレブ-ユダヤ人〉の特異な自伝的回想が告げる言語的追放,本来性なき離散する〈私〉の経験.ヨーロッパ近代原理を脱構築するデリダ,その不可能なアイデンティティ・ポリティックス. ...続きを読む \ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります レビューを書く 感情タグBEST3 #深い #タメになる すべてのレビュー ネタバレのみ 評価の高い順 新しい順 並び替え 評価の高い順 新しい順 次へ 〉〈 前へ1~1件目 / 1件 Posted by ブクログ 難解だけれど、感動。植民地のフランス人の立場から単一言語を話すことの不可能について明らかにしている。それは単一言語や国家的言語の使用という考えかたを脱構築する試みなのであるが、脱構築の哲学者として認知されてからもう何十年の経っている。そのため、すでに触れたフランスの植民地の歴史への言及、他者、歓待な...続きを読むどの概念によって、文学批評、哲学の領域を飛び越え、歴史、行為に到達しようとしているように見えた。 守中氏の解説はないよりはまし。「絶対的翻訳」に関する氏の理解は正しいのだろうか。 0 2024年10月06日 次へ 〉〈 前へ1~1件目 / 1件 他者の単一言語使用 あるいは起源の補綴の作品詳細に戻る 「学術・語学」ランキング 「学術・語学」ランキングの一覧へ