あらすじ
【特典ペーパー付き】
〈あらすじ〉
本好きの高校生・小松日向(こまつ ひなた)は、ある日、通学電車の中で金髪オールバックのヤンキーに出会う。
自分の大好きな小説に興味を持ってもらえたことが嬉しくて思わずはしゃいだ日向だが、ヤンキーから意外な反応が返ってきて、ひどい言葉を吐いてしまう。
このまま会うこともないだろうと思っていたら、例のヤンキーは入学以来一度も登校していなかった同じクラスの五十嵐雪人(いがらし ゆきと)であることがわかり――?
恋を知らないふたりが不器用につむぐ切ない青春ラブストーリー。
CONTENTS
1-6話
描き下ろし
(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)
感情タグBEST3
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小説家とファン?
実は高校1年のクラスメイトだった2人。小説家で一度も学校に行っていなかった雪人と、無類の読書家で雪人の作品のファンだったヒナ。偶然出会った2人は、小説の題材となるべく恋人ごっこをする事に。
言葉を文字で表現する方が得意な雪人と、正論を頭ごなしに捲し立ててしまうヒナ。コトバに敏感な2人の、2年越しの再会愛。
綺麗なお話でした
映画化できそうなぐらい綺麗だった
高校生の小説家とその小説家が大好きな高校生という独特だけど、だからこそある青春感もめっちゃよかったです
なんだか2人が惹かれていくのも少しずつ分かる感じがして、こっちも小説を読んでるような気分でした
胸に響いてくる素敵なお話でした。周りに理解してもらえない、言葉を紡ぐのが好きだけど口にするとうまく伝えられない小説家の雪人、本を読むのが好きだけど口を開くと人を傷つけると臆病になっていた日向。2人が出会えて、時間はかかったけど、思いが通じ合って本当によかったです!
全263ページ。
表題作のみ。
高校の同級生、雪人と日向のお話。(雪人は高校辞めちゃうんだけどね)
めっっっっちゃ良かった!
すごく詩的な感じで小説とか映画とかを観てるよう。
ノーエロなんでBL初心者さんにもオススメ!
Posted by ブクログ
小説好きの高校生とヤンキーのような見た目をしている同級生のお話。
ヤンキーのような見た目をしていた不登校生が、自分の好きな小説家だったと発覚。
漫画なのに1冊の小説を読んでいるかのような微細な表現に圧倒された。
私自身、小説が好きなので主人公の気持ちや一挙手一投足に共感できる部分が多く臨場感があった。
BL漫画だけどエロはほぼなく、キスシーンまで。
だからこその初々しさや"青春"っぽさ。
2人とも恋を知らず、見ている側は時々苦しくなるような表現もあり途中で泣きそうになるくらいの感情移入をしていた。
二人が過ごした期間は一年も満たないほど短く、なのに卒業時に思い出話として出てくるほどの濃い時間。
雪人の何気ない行動でさえ日向にとって大切なものだと感じれる。
とてもいい作品に出逢えた。イズミハルカ先生の作品を今後も追おうと思う。
匿名
うつくしい
試し読みから即購入しました。
綺麗な絵と言葉の数々、美しい作品でした。
離れてしまった時は胸がつぶれそうだったけど
ハッピーエンドでよかった(。・ω・。)ノ♡
個人的にはあまりいたすシーンを所望しない派なので
そこもよかったです。
Xに流れてきてから発売を楽しみにしてました
小説が2人を繋ぐの素敵過ぎます
高校を一緒に過ごすの見てみたかったけどそれじゃダメだったんですよね
大学生ルームシェア編がとても読みたいです!!
匿名
周囲との関わり合い方に悩むのは、おそらく誰しもあるわけで。
その悩みへ無意識に向かった彼が書いた小説と、その小説に救われているもう一人の彼。
コマの間に挟まれゆく小説の一文が、まるで雪のみたいにサラサラと二人の間に降ってくるように見えて、綺麗です。
美しすぎる
あの、こんなに爽やかな作品久しぶりに読みました、、、いや、爽やかと言っても作品の季節は春と冬になるのですが!思わぬ出会いから惹かれ合うのにすれ違う2人、2人の恋の結末には思わず涙が出ました。幸せになってくれて嬉しい、、。本をテーマにした作品だけあって、言葉遣いや本の描写と合わせた表現が美しいですし、題名の伏線回収もやばいです。2人のその後を知りたいと強く思いました。絵も綺麗ですし、絶対に読んだ方がいいです。本当に素敵な作品です!本を読みたくなりました。
匿名
単行本になるの待って購入!ステキだったぁ🥹
恋を知らない2人がお互いに唯一無二の存在となり、一度はすれ違い離れても2人を結びつけたものでまた再会…尊すぎておばちゃん、心が浄化されました…
Posted by ブクログ
SNSでとてもよいと見たので買ってみた。
いやぁ・・なんかよかった。うん、よかった。
小説が好きな高校生1年の日向は電車でよんでいたら、後ろに立った金髪ヤンキー風男に「早く次のページ読みたいんだけど、まだ?」といわれる。
大好きな小説を気に入ってくれた感じのその人に強引に本を貸してしまう。
帰り駅にそのヤンキー風がベンチで本を読んでいた
「別に行くとこなかったから」と借りた本を読みながら日向を待っていた様子。
本のことについて語れる相手ができて、その本の好きなところをたくさん羅列してしまったが、ヤンキー風はネガティブなことをいうので決裂してしまった
「そういういびつなところを含めて全部、愛してる」と叫んだ。
そのヤンキー風にあわないように時間を早めて登校し始めたある日、いつも教室に1番なのに、知らない男がいた。
入学からずっときてなかった五十嵐雪人。それは髪を黒く染めたあのヤンキー風男だった。
「電車で会えなかったから、あんたに会いに来た」
そして「つきあってくれ」と。パニックになる日向。
なんとやんキー風男は五十嵐雪人であり、あの本の作者、円城桜だったのだ。
「いびつなのも全部含めて愛してるって言っただろ。俺のこと」
雪人は言いたいことをもう前作2作品で書いたのでもう新作を書く予定はなかったけど、編集に新作をせっつかれていた。
日向とあうことで恋愛ものを書こうと考えてるのでそのための、偽装で恋人になってほしいと頼む。
日向は中学のときに同級生をかばったことで、いじめをうけていたのがトラウマになって空気をよもうとして意見を言えなくなっていたが、
ついつい、思ったことをズバッといってしまって雪人にも嫌な思いをさせているかもしれないと考える。
が雪人は「バカみたいに口をだしてくれる日向がいい」といってくれ、日向がいる公園まできてくれた。
それから手をつないで二人あるいて、トラウマの日向の中学にこっそりはいる。一面の雪の運動場で、足跡で桜を描いて、倒れこんだ二人はキスをする。
が、この関係は小説の為の偽装恋人であって本気になったらだめだと雪人を突き飛ばしてしまった。
翌日、雪の中にいた日向は学校で熱をだし、倒れてしまった。
雪人は保健室に運び、寝ている日向を抱きしめたくなるが、この気持ちをぶつけちゃだめだと思い返す。
風がなおって二人デートをする。観覧車の中で小説の為にもう一回キスしていいか?ときくと日向は二つ返事で「いいよ」という。が、それをみて雪人はキスをせずに観覧車を下り、学校をやめるという。もうすでに出席日数が足りず進級ができない状態だった。
そして、雪人は日向の前から消えた。
日向はもう卒業。大学受験前期はだめで、後期を受けようとしていたとき、本屋で、円城桜の3作目の広告をみる。それは後期試験の日だった。
試験が終わって本屋に駆け込み本を読む。
これは・・・俺たちの話だ。
作中にあった手紙、それは雪人から日向へのラブレターのようだった。
二人が出会ったあの電車にのってそれを読んでいたら後から声をかけられた
「ずっとここで読んでた?」雪人だった。
雪人はあれからの話をして、二人で一緒にいた時の話をして、
そして、これから雪人は「これからどうしたい?」「雪人と一緒にいたい」
日向は無事東京の大学に受かり、雪人と一緒に新しい生活をはじめることにした
というお話です。
まず、えっちなシーンはひとっつもありません。せいぜいがキスです。
それでも、いや、それだからこそ、なんだこのキュンキュンはっ!
青春BLとよぶらしい。まさしくそれ!
めちゃくちゃ尊いふたりでした。