あらすじ
連続幼児誘拐事件の闇に潜む邪悪な魔性。連続幼児誘拐事件の謎を追う警視庁捜査一課・特殊犯捜査係勤務の有働公子。婦人警官でなく、一人の母親として事件の当事者となってしまった彼女は、わが子を取り戻すため、犯人のみならず警視庁4万人を敵にまわすことに……。驚愕の展開、そして誰も予想だにしなかった戦慄の結末。ミステリーの到達点!
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Posted by ブクログ
多くのシリアスな小説には、途中で休憩とも入れるエピソードが挟まれることが多い。
しかしこの話にはそれがない「ポケモンのカード」とかの単語がかろうじて心を癒してくれるくらいで、それが終わったら「はーい、追加だよー」と次のシリアスが追加されていく
この作品を一気に読めるか、分けないと読めないかで読者の性格とか性質がいくらか分析できそうだ。
俺は分けないと無理だった。
Posted by ブクログ
俺の好きなクライムサスペンス?もん。警察もん。
身の毛のよだつような興奮。
体の中心が熱くなる感覚。
久しぶりやったけど、何度味わってもいいもんだ。
女の狂気、女性の強さみたいなものが印象に残った。
野沢尚いいなぁ〜。
まだ若くして亡くなられていることが残念でならない。
Posted by ブクログ
誘拐された子供の母親がわりに、誘拐事件の犯人と電話で交渉しているうちに、自分の子供が誘拐されてしまった 警視庁捜査一課の有働公子。警察を裏切り敵にまわしても、わが子を救う為に誘拐犯に対し、徒手空拳の戦いを挑む。
Posted by ブクログ
ヒール側の描写が深く、クライムサスペンスが好きな人にオススメできる作品。主人公である母親は母は強しとしか言い様のなく。一見めでたしめでたしに見えて救い様のないストーリー。
Posted by ブクログ
犯人5人組のうち三人がアホとかもう失敗待った
無しで案の定人混みて発泡とか無茶苦茶だなとか
思いつつもこのシフトアップからの展開がいい。
Posted by ブクログ
散々その線はない、という真犯人の伏線を張っておいて、逆にその人物というオチ。
大体、母性なんてものを信じたいのは男性であって、女性はそんなものは幻想の産物だと知っている。
主人公だって、あの状況に追い込まれたからこそ無茶ができたのであって、そうでなければ組織の言いなりで行動するしかないし、それを逸脱する積極的な理由はないはず。
男性は、命を生み出すという女性特有の能力に無意識的に畏怖の念を持っているから、その女性に更に力を持たれては勝ち目がないと悟っている。
だから、歴史の表舞台から徹底的に隅に追いやり、男女平等とか言いつつも、出産育児は女の仕事、だって母性本能があるだろと第一線で働くことから退けようとしている。
男性にとって、都合のいい扱い方がされてるな、という印象を受けた。
まだ、婦人警官や婦警という呼び方が一般的だった頃の話。