【感想・ネタバレ】ソフトウェアファースト第2版 あらゆるビジネスを一変させる最強戦略のレビュー

あらすじ

ソフトウェアで新たな価値を生み出そうとする企業と、そうでない企業との差は、さらに開きつつあります。今こそソフトウェアを武器に真のDXに取り組む時です。
ソフトウェアの進化スピードと柔軟性を武器にして(手の内化して)、事業価値や顧客体験を向上させるプロダクト(製品やサービス)を生み出す方法を解説します。
世界的IT企業で働き、現在は製造業をはじめとする日本企業の変革にも携わる著者による、今どきの、そしてこれからの「ソフトウェアファーストなプロダクト開発論」。プロダクト開発を率いる経営層はもちろん、実践に携わるマネジャーとエンジニアに向けて初版から内容を大幅改訂。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

このような系統の本を読んだことがない人にとっては、入門として入るにはよいのかもしれないと思いました。
ただ、ページ数が多かったりするので初学者とかは興味があるところから読みだしてもよいと思います。

他の書籍で読んだことがあるような内容が多いなという印象でしたが、何度も繰り返し訴えることが本書でいう"手の内化"には重要なのかなという考え方に至りました。

1.本書の要点、著者の主張、印象に残ったキーワード

私は著者の主張を以下のように読み取った。
- 「日本企業がバブル崩壊後の失われた30年と呼ばれる時代に、他国と比較して経済的に優位に立てなかったのは、ソフトウェアとビジネスに関する捉え方や取り組み方に問題があったからである」
- 「そのため、今後日本が再度経済的な成長期を向かえるためにはソフトウェアに対する考え方、ビジネスに関する考え方を改めることが必要である」
- 「そのために必要なのは、ソフトウェアを重要視すること、技術を理解すること(手の内化)である.」
本書の要点も上の通りであると考える。個人的な要点としては、紹介されている考え方のフレームワークやツールの方が要点であると感じた。
印象に残ったキーワードとしては、"日本の国際競争力の定価を防げなかった低下とも言える世代の一人"です。



2.企業事例の中で最も印象に残ったものとその理由

企業事例として、最も印象に残っているのはトヨタ自動車です。豊田社長の講演の中で「トヨタブランドを背負わなくても、世界で通用する人材になってほしい」という言葉が出たという言葉が紹介されていました。本書で紹介されている「手の内化」や「kaizen」など様々なフレームワークや考え方を生みだしている素晴らしい日本企業だなと感じていましたが、言われてみるとトヨタ自動車の個人を思い浮かべるようりも先に企業として、組織としてのトヨタ自動車が先に出てくるような企業だなと感じる一文でした。それが悪いことではなく、要はバランスだと私は考えているので、バランスの取れた五角形のような人間や組織の中でも輝く本書で言うところのエイリアンのような一等星が出るといいですね.

3.今後に活かしたいこと、挑戦したいこと

OKRの精神は良いなと思いましたし、今後活用していきたいなと感じました。弊社の目標設定シートも、本書で記述されている MBO(Management By Objectives: 目標による管理) の側面が強いと感じました。これは、上司や組織から振ってくる目標に即したものになることが多く、目標と個人が分離しやすいと思われるので改善してもよいと思います。それに対して、OKR(Objectives and Key Results: 目標と主要な結果)では"主要な結果"があることによって成功と失敗の判断が個人レベルで行いやすく、本書でも書かれている失敗と向きあうことがやりやすいと思いました。また、同じく本書でも書かれている"何をするか"ではなく"どうあるべきか"について議論することもできるため、目標がよりよいものになるのではないかと思います.

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2025年06月19日

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