あらすじ
中公新書『ある幕臣の戊辰戦争』を改題し、電子書籍として配信するものです。
名門・伊庭道場の嫡男に生まれた八郎は、卓越した剣の腕を買われ、将軍家茂の親衛隊に加わる。だが戦乱は間近に迫っていた。
八郎は新設された遊撃隊に属し、鳥羽・伏見の戦いを皮切りに各地を転戦。東下する新政府軍を迎え撃った箱根の戦闘では左手首を失う不運に見舞われる。のち蝦夷地で旧幕府軍に合流し、死の間際まで抗戦を続けた。
天才剣士を戦いへ駆り立てた思いとは何だったのか。
二十六年の短くも鮮烈な生涯を描く。
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Posted by ブクログ
「粋な江戸っ子で、剣術道場の跡継ぎで腕は立つ」という、「娯楽時代劇のヒーロー」を地で行くような好漢が、「力尽きるまで闘い、討ち死にしても本望」という一途な想いで箱館を目指したのは何だったのか?何か余韻が残る…