あらすじ
ベンチャー経営25年。日本最大の化粧品・美容メディア「アットコスメ」を率いる経営者の、「ベンチャーあるある」危機の乗り越え方。債務超過やチーム分裂、役員総入れ替えや上場申請取り下げをどのように乗り越えてきたのか。
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Posted by ブクログ
組織の作り方の話しや現場の考え方と自分の考え方をどう擦り合わせていくのか、伝播させていくのかは今のうちの組織の課題でもあるのですごく勉強になりました。
事業作りを優先することと組織づくりを優先することは動き方が違うという話も、確かになー、と唸ってしまいました。
適材適所な人材、事業に真っ直ぐに取り組んでくれる仲間が重要なのはどこも変わらないなと感じてとても勉強になりました。
物語的にも面白いので一気読みできます!
Posted by ブクログ
表紙に『日本版「HARD THINGS」』とあるように、@cosme の趨勢について赤裸々に書かれている。見慣れたサービスの裏にある苦悩と底力を知ることができる。
Posted by ブクログ
渋谷で働く社長の告白を彷彿とさせる最高の一冊。辛すぎてドラマティックすぎる。こんなん読んだら、今の自分が余裕すぎるのがわかるし、好むものなり修羅の道ってなる。
Posted by ブクログ
・負けずに生き延びること。これこそが最も重要です。「生き延びる」というのは、会社を無理に存続させるという意味ではありません。信念を貫き事業を成長させ続けるために「死なせない」という覚悟。生き延びることさえできれば、次の手を打つことができます
・経営者は交渉が崩れかけても会社が倒れることが内容、考えられるオプションを周到に準備すること。他社との提携や交渉に挑むうえでの鉄則だ。
・掲示板は、特定の話題について誰かが発言すると、次の発言者は最初の発言にぶら下がっていく。一方で口コミの勝ちは蓄積にある。ユーザーの声の集積ではあっても、コミュニケーションは必要ではない。その場にはカリスマもインフルエンサーも存在しない。極めてフラットなユーザーの声の集合体が口コミなのだ。特定の人物に依存しないからこそ炎上も起こりづらい。炎上の火種がなく、常に穏やかで居心地のいい場所を作って維持することにこだわってきた
・「心地よい場」に広告があることに意味がある。というのも、広告というのはブランド側が発する情報であり、化粧品が好きな人にとっては必要な情報でもある。特にアットコスメという口コミしかない場所に、ブランドの情報が入ることで、情報の質や量は厚くなる。