【感想・ネタバレ】雷と走るのレビュー

あらすじ

幼い頃海外で暮らしていたまどかは、番犬用の仔犬としてローデシアン・リッジバックの「虎」と出会った。唯一無二の相棒だったが、一家は帰国にあたり、犬を連れて行かない決断をして――。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

虎との生活、現在の生活の描写が現実的で好きだった。
虎は獣で自分の思うようには動かない。博人は他人でどうしても自分の全てを理解することはできない。他の人と動物とどう関わっていくか選択して生きている。

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2026年03月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

またまた千早茜さんです。切なくて、とても良かった。
千早茜さんらしく、主人公は30歳を少し過ぎて、結婚を考えている恋人もいるんだけど、妊娠・出産に関しては少し慎重になっていて、その気持ちを恋人とうまく共有できていない、という設定。
そのことは、彼女の生い立ち(幼い頃の思い出)と関係している。
主人公は幼い頃、父親の仕事でアフリカにいて、そこは非常に治安が悪く、インターナショナルスクールには車で通い、自宅の広い敷地と、インターナショナルスクールは頑丈な塀で囲われ、そこから外に一歩でも出ると危険、という環境だった。自宅の敷地には、番犬用に大型犬を何匹も飼っていた。現地で生活する外国人は、番犬を飼うのが当然とされていた。
日本では見られないような大型の猟犬で、現地のスタッフによく躾され、飼い主に従順ではあるがかなり凶暴。主人公のまどかは、1匹の犬に虎と名付け、可愛がった。
その野性性と自分との関係、結局は日本に帰るときに置いていかなければならなかったことが、彼女の心をとらえている。
まどかの現在と、アフリカ時代の回想が交互に描かれる。まどかは、虎を愛したように、恋人や子供を愛せるのか自信をもてずにいるが、ラストは恋人がまどかを理解しようと歩み寄って(寄り添って?)くれていて、希望がもてる感じで良かった。

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2025年10月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とらぁぁぁあ!大型犬なのかな、あ、いや、なんか犬種書いてあったな最後の方に…。
心細い生活で自分と家族を守ってくれる無償の愛に近い虎達との関係、いいなと思います。
というか、表紙の絵が綺麗すぎる!!

後に、胃が合う二人を読んで、千早さんの幼少期の頃を元にしてるんだと分かってまた好きになった

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2025年03月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 所謂ペットではなく、ガードドッグとして暮らしていた虎は野生と人との共生との間にいた存在であった。それ故に、まどかは日本に共に帰国するという選択肢を選ぶことはなかった。いや、できなかったのだろう。
 「幸せってなに?」幼いまどかから大人たちへと投げかけられた疑問は、合理的な選択をする大人たちへの批判でありながら、後に自身も同じような選択肢を避けざるを得ない状況で自らにも問うたのではないだろうか。
 命の重たさをひしひしと感じる一冊。

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2025年08月25日

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ネタバレ

去年の夏、新刊案内で気になった『雷と走る』(千早茜)。

狼のような表紙とタイトルで惹かれて読んだその本は、

主人公が抱える犬に対する罪の意識が色濃く、出産・育児にまで及ぶ話だった。

この本を読んで思ったのは、子どもの頃に経験した事は大人になっても響き続ける事、 

そして、それが暗いものだった場合、親は現実逃避のための外出で紛らわすのではなく問題そのものに向き合う行動に出るべきだという事。

子どもなんて親以上に何やったらいいかわかんないし、中には「自分がやった事のせいで、又はこんな体に生まれたせいで親に苦労をかける」と罪悪感を持つ事なんて稀じゃない。

無知ゆえに無鉄砲な行動を起こしがちな幼少期を経る育児だけに限らず日々の生活・仕事も含めて大変なんだろうけど、そこまで見る責任が伴う事でもあるんだと。

読んだ後ちょっとま何をするわけでもなく、そればっかりかんがえてたな。

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2025年06月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

異国(アフリカ)に一家で住んでいる時に飼っていた番犬の虎は、犬の中でも獰猛な犬だったが、当時10歳のまどかは不思議と心から愛情をもっていた。その犬を愛しい、そして日本に連れて来られなかった気持ちは分かるが、虎にとってもその方が絶対良かったし、主人公が何故そこまで想うのかが分からない。どんなに思っても、そこは獣、野性味が強い虎の方は、まどかをそこまで愛していたのだろうか、と思ってしまった。

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2026年02月10日

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