あらすじ
いい人と言われるのに自分ばっかり損をしてる。頑張ってもむくわれない…。優しい、遠慮がち、お人好し。
元々そんな年収400万円だった著者が、3人の子育てをしながら、苦手な仕事はチームに丸投げしても感謝され、法人2期目で年商5億円に。
その秘訣は《戦略的いい人》になったこと。指示を出すのではなく、「頼ること」「手柄を相手に渡すこと」などでメンバーのやる気を引き出し、成果につなげている。
《戦略的いい人》とは、「誰とも戦わずに人の力を借りまくって成功する生き方・働き方」のこと。いつでもどこでもオンラインで人に頼れる”つながる時代”になった今、スキルアップに励むより、人間関係をよくすることが幸せに稼ぐ近道。
“いい人だけれど残念な働き方”をしている人にこそ読んでほしい、行動習慣、人間関係、コミュニケーション、発想法などを紹介。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
誰とも戦わずに人の力を借りまくって成功する生き方、自分だけで最終的にみんなが得する考え方をする人、これが戦略的に良い人と呼びます。戦略的に良い人と言われるのは、人間関係が飛躍的に良くなりますし、仕事がサクサク進みます。周りに喜ばれ、応援されて夢が叶うようになるのです。残念ないい人と言うのは非常にもったいないのです。
競争が苦手な人は視点を変えてみましょう。自分を引き上げてくれた人たちへの最大のお礼はわかりやすい結果を残すことです。自分たちの作る数字が誰かの役に立つと思って、いつでも良い数字を作ることに集中しているのです。まず誰を先に勝たせるかを考える。つまり、自分が勝とうとするよりも勝てそうな人が足をするのを手伝う方が戦力的であり、良い人にもなれる。敵を作らないし、感謝しかされません。
少し昔の話ですが、1950年代に韓国と北朝鮮の間で朝鮮戦争が行われました。この時にアメリカは韓国を大々的に支援していましたが、日本はさらにそのアメリカの影に隠れて支援をしていました。そのおかげで、日本は戦争特需による経済発展を遂げ、国際社会から批判を受けることもなく、復興に邁進することができたのです。かなり政治的かつ社会的な話にはなりますが、このように自分自身が直接戦うよりも、勝てそうな相手に支援すると言う行為がノーリスクハイリターンなのです。
自分の目立とうとするのではなく、全体の利益を考えられる人は絶対に必要とされます。競争が苦手な人と団体戦で取り組むべきなのです。メンバーの誰が先に勝てば組織全体が勝ち多くの人が得にできるかを考えます。仲間や関係者の利益を考えると、大きく稼げるのです。
Posted by ブクログ
読みやすかったです。中身がそんなに重くないこともありすぐ読めました。
人望の厚い先輩が行っていたこと、言っていたことの解説書を読んでる気分。
人によっては当たり前のようにやってる場合もあるのかもしれないなと思いましたが、私にとっては改めて学びがあり、自然に出来るようになるまで何回か読みたい1冊でした。
Posted by ブクログ
筆者の性格が自分と酷似していて、自虐がそのまま自分に重なって痛い感じすら覚えました(笑)
T-upの必要性(かつてはお世辞を使ってまで媚び売りたくないと思ってましたが)、先に貢献する役回りができる人達を仲間にして組織づくりをしていけばよいのだということが分かりました!!
Posted by ブクログ
【これなら私も管理職になれそう(?)】
人のいいところ見つけるの得意だし
人のこと褒めるの得意だし
得意なことなら楽しくのめりこめるし
好きな人には献身的になれる
全員のメリットを最大化して全員幸せでいてほしい
そんな、何者でもないけど「いい人」な私が
これならできる!むしろ、もうやってる!
これでいいなら管理職もできそう!と思えた一冊
人と人の「架け橋」になって
チームメンバーの「自己重要感」を高める
そんなリーダーのあり方が書かれた指南書
Posted by ブクログ
⭐︎5
おすすめ度◎(何度も読み返したい本)
1,学び
・リアクションB
・B視点を意識して、常に「Bする」ことを心がける
2,行動
リアクションを大きくする。45度。特にズームや講演会でのリアクションを意識する。
Posted by ブクログ
得たいなら、まずは人に与えるのが先、と聞きますが、まさにそのことだと思いました。ギブの精神、大切ですね。身近に、沢山の人から慕われて紹介でビジネスが成り立っている方がいるのですが、その方もまさにこの本に書いてある通りのことを自然にされてます。見習って出来ることから始めてみようと思います。
Posted by ブクログ
自分が昔から「いい人だけど、ちょっと残念だよね、〇〇みたいになりたいとは思わないよね」と言われがちだったことから、読んでみた。
誰かと誰かを橋渡しするBポジションになること、意識してみようと思えた。自分の中に充実感、幸福感をためて、それを相手に向けれるようにしたい。前向きになれる本だった。
Posted by ブクログ
自分の利益、手柄を確保することを優先するのではなく、どんどん他人へ分け与えていく。そうすると、他人に自己重要感や居場所が生まれ、そのことに感謝され、信頼され、組織の重要な役割が回ってくるようになる。自分の欠けているところを他人にお願いして快く補ってもらえる関係が築け、仕事やお金がうまく回るようになる
Posted by ブクログ
ちょうど自分自身が残念ないい人になってる気がして、読んでみた。どうしても辛い時は、人の責任にしてしまいがちだけど、そうではなく周りを幸せにするためになにが出来るかを考える。そして周りを頼りながら自分を幸せにするという思考が書かれている。少し迷ったり悩んだりする時に思い出したい言葉が散らばっており、前向きな気持ちになれる一冊。
Posted by ブクログ
「社会・会社の中でどう立ち振る舞うと自分の望んだものが手に入るか」について、優しい言葉で書かれている本。
友人関係や夫婦関係で悩んでいる方には、知りたい内容とはちょっと異なるかもしれない。。
Posted by ブクログ
たぶん私の性格や環境だからフィットしたんだと、腹落ち度が高かった。
内容的には人と人を繋げる橋渡し役に徹することで組織なりが好循環化したり良いことになるとのもの。
私は「なんでそんなに優しいの?」「もっと厳しく言えばいのに」と思われるタイプ。ギバーにまわることが苦ではない。ただ、言われたままにするだけではなく、目的なりが明瞭であることが確認出来た案件に限る。
そういう考えの人間には著者の考えがとてもマッチする。
仕事が滞留するのはひと同士や組織同士の間隙に落ちるポテンヒットが多かったりする。そのときに大事なのがブリッジ(橋渡し役)なのだと。
そして、組織がうまく回り出すと、目標やビジョンをしっかり語り、上から指示を出さずに頼ってお願いする。
これマジ共感。当然、経験や考えることが好きな者からすれば、理想の像を思い描くことは容易かったりする。ただ、ひとりで出来ることは限られているわけで…自分より優れているひとをうまく駆動源とし遠くへ跳ぶ組織へですね。
「自分が育てたら自分以上にはなれない」当たり前やけど気づきにくいし、育てることに躍起になるべきではないとの気づき。確かに私自身は上司を結構シャッフルされたが、それぞれの良いところどりの気持ちでいる。
意外と皆さんの評価が低いようだが、この類の本では、久しぶりにバイブルのひとつに出来そうなほど共感できた。
Posted by ブクログ
タイトルが露悪的に感じてしまって、そこは損しているかな、と思いますが中身はまっとうにいい本でした。自分をきっちりケアしながらの、周囲を頼り、あげるという組織論にも繋がっていきます。大変ロジカルで、オススメな内容です。
Posted by ブクログ
会社で出世する人はお客様か上司か経営者を幸せにしている
事業で成功する人はお客様、関係者、一緒に働く仲間を幸せにしている
相手の目的を先に果たしてあげて自分の目的も果たすのが戦略
B視点、ブリッジの視点、Bポジ
先出しのGIVEでほしいものが手に入る
返報性の原理
勝てそうな人が圧勝するのを手伝う方が戦略的で
敵もつくらないし感謝しかされない
巨人の肩に乗せてもらった人の共通点
①組織に貢献
②懐に入る
③頼まれごとに応える
④信頼されて重要なことをまかされる
⑤周囲から納得を得る
まずは上手なリアクションから
大きなリアクション
感謝はみんなの前で具体的に伝える
人望のある人は誰かがミスをした時もその人を責めない
Posted by ブクログ
ちょうど社内での立ち位置を気にしていたときに目に止まり購入。書かれている内容に納得する部分も多く参考になった。
ただ頭ではわかっていてもいざ行動に移すとなると難しい項目も多いなと感じています。
自分の性格上周りに上手く頼るというのが苦手なので、本書の事例を参考に少しずつ改善していければと思います。
Posted by ブクログ
戦略的いい人は
・成功するとは、頑張るのではなく、夢中になる
(頑張っているときは我慢している。
まず自分を満たそう)
・「成功したいなら、自分が頑張るんじゃない。いかに人の力を借りるかが全て」
・協力者が現れるのはB視点(ブリッジの視点)があるとき
例)
◆人と人をつなぐ。人とモノとをつなぐ。
◆人や組織の価値を言語化する(T-UPする)
◆組織全体の成功を考えて行動する。
◆上司(未着)や部下(参加者)が発言しにくいことを代弁して橋渡しをする。
◆誰かがシュート(成約など)しやすいようにパスを出す役割をする。
・相手が喜ぶことを先に出す
・①受け取りを拒否しない
②喜んで感謝する
・手柄を人に渡す
・「自分が育てたら、自分以上の人にはならない」→できる人にお願いする
★「どうしたらいいと思う?教えてほしいな」のスタンスで隙を見せる=相手もいいやすくなる
・不満や愚痴が出そうになったら
①自分がやると決めたことを思い出す
②食べ物の力を借りる(話をしてもらう、聞いてもらいやすくする)
・巨人の肩に乗る(影響力のある人の力を借りる)
1組織に貢献する
2懐に入る
3頼まれ事に応える
4倍頼されて重要なことをまかされる
5周囲から納得を得る
・人の成長につながるのは、いい環境といい人間関係
・「なんでわからないの?」
「ここまで言わないとだめ?」と相手にイライラしたときは
→「自分のように考えられる人って少ないんだ!」
「これができる人って重宝されるんだ!」
「そこを教えてあげれば仕事になるかも」
とビジネスチャンス、人間関係が円滑になると考える
・お金を使うときは、回収思考で
=人が喜ぶことにお金を使う
内部の人に還元できるようにする
ex)コミュニティで記念パーティー…一緒に仕事したいという人まで現れて求人効果も
・本当に自分がほしいものにお金を使う
→次は稼ぐエネルギーが湧いてくる
・時間、快適さ、疲れ予防に投資を
Posted by ブクログ
感想
◯独りよがりの頑張りよりも人を幸せにした方が人生うまくいく。確かに、頑張りを評価するのは他人だし、報酬をくれるのは組織や社会。
◯人やモノをつなぐ「Bポジ」は新たに出会った言葉。Bポジに徹するとこの人いい人と喜ばれそう。Bポジのアクション:紹介する、価値を言語化する、全体の成功を考えて動く、言いにくいことを代弁する、シュートしやすいパスを出す
◯明確な期限がないと後回しになることは何度も経験してきた。後回し防止のアクション:考えたらアポをとる
要約
1.《戦略的いい人》の考え方
誰とも競わずに、人の力を借りながら成功を目指す姿勢が大切。成功とは「頑張る」ことよりも「人を幸せにすること」に基づく。そのためには、戦略的に相手が喜ぶことを優先し、自然と協力者を増やすことが必要。
2.「頑張る」より「夢中になる」
人生がうまくいくのは、何かに夢中になっているときであり、必死に頑張っているときではない。「頑張っているのに報われない」と感じたら、自分が誰を幸せにできているかを見直すことが重要。
3.「ブリッジ視点(B視点)」の活用
成功には、人と人、モノをつなぐ「橋渡し役(Bポジ)」が不可欠。相手の目的を先に果たすことで、自分の目的も達成される。「自分ができないことは、できる人をつなぐ」など、他者の自己重要感を満たすことで信頼と協力を得る。
4.受け取り上手になる
「いえいえ」と断らず、感謝を持って受け取ることも戦略的いい人の大事な要素。喜んで感謝を表すことで、相手も心地よくなり、より良い関係が築ける。「ありがとう」や「嬉しいです」といった言葉を習慣化する。
5.リーダーシップと行動のスピード
カリスマでなくても、「とりあえず、すぐ決めて、早くやる」ことで人から尊敬される。早く決断し、即行動することで信頼を得る。失敗を恐れず行動し、その結果を素直に共有することで周囲の支持を集める。
Posted by ブクログ
会社での人間関係をうまくいかせたいなと思って購入。
ただ、読んでみると難しい用語はなく、図も用いられていてわかりやすかった。
ビジネスの人間関係だけじゃなく、家族や学校の仲間など、どんな立場でも人間関係の円滑油になる行動や言動のヒントが書かれているけど、1度じゃ身につかないと思ったので、繰り返し読んで参照したい。
Posted by ブクログ
B(Bridge)視点=人と人をつなげる橋渡し
・人のサポートをするだけで良い
・誰とも競わずに成果を挙げられる
・最終的に関わった人みんなから好かれる
・成功するのは頑張った人ではなく誰かを幸せにした人
・人を幸せにして自分の協力者を増やしていく。そのための戦略が必要
・戦略的にいい人は受取上手(受取を拒否しない、喜んで感謝する)
・自分が目立とうとするのではなく、「全体益」を考えられる人は絶対に必要とされる
・手伝ってもらうときには、自分の目標やビジョンだけは自分がしっかり語る
Posted by ブクログ
戦略=相手の目的を先に果たしてあげて、自分の目的も果たすこと。とこの本では定義されてます。
相手が欲しいものを先に渡すのを、習慣化すること。
自分が目立とうとせず全体益を考えること。
なかなか、日頃人と話すとき意識できてないですが、やってみたい。
Posted by ブクログ
先出しのGive→返報性の原理
・自分を満たすことは忘れない、自己犠牲ではない
・自分が楽しむ、人と共有したくなる、Give(幸せ)
自己重要感を与える「Bポジ」
Posted by ブクログ
店長一年目の自分がマネジメントを行う中で悩んでた、強く人に思いを言えない中で手に取った本です。
上長や先輩店長からは「優しすぎる。もっとしっかり言いにくいことも伝えないと」「リーダーは好かれる必要はない」「細かく指示だし。出来てないところは指摘して指導する」なんてことを言われ、
自分は嫌われたくないし、甘いかも知れないけれど、働いてるスタッフが前向きに仕事に取り組めることが出来れば売上もあがるのに。そのためにどうしたらいいか知りたいのに。。。と常々思っていた。
戦略的に良い人になれば、チーム内の雰囲気が良くなり結果自分も周りから嫌われる存在ではなくこの人のためにと思わせることが出来ると思った。
自分が普段から大切にしたい人間関係の在り方がこの本に書かれている気がして共感出来ることが多かった。
本の内容は著者の体験や経験をもとに書かれており、難しくて取り組めないと思うところもなかったが、
もっとエビデンスというか、心理学やデータを交えて書かれていると説得力と本の内容の厚みを感じられたのではないかと思う。
自分の今置かれてる環境に対して励みになったので、結果最後まで読んでよかったかな。
個人的に一番よかったのは
「戦略的良い人は受け取り上手」
口癖を「いえいえ」ではなく「いいんですか。嬉しいです」に変える
これはすぐ実践しようと思った。
Posted by ブクログ
現在、チームが一人になり頼る人が居らず…という状況なので読んでみて、他部署の人になるべくお願いするようにしている。
人により丸投げされたと言われてしまい、頼り方は難しいですね。
戦略的いい人になれるようには自然に出来るようになるまでトレーニングしないとです。
Posted by ブクログ
いい人が持っている人柄や面倒見の良さを、戦略的に仕事や成果へ直結させるための本。いい人は周囲をよく見ているので、人同士をつなげたり組織目線で行動した方が性に合っており、組織的な評価も高い点は納得。
逆に、いい人は頼られがちな反面、雑多な仕事を振られたり、多くの悩みを抱えがちだ。こういったメンタル面をどう乗り越えるか、にも触れているとなお良いと感じた。
Posted by ブクログ
ついつい自分のプライドが高く、自分の話をしてしまいがちな私。いらないプライドは捨てて、周りの人をT-UPしていくことが大切だと学びました。周囲に好かれる人は、最終的には得をするもの。どんどん周りの人の素敵なところを見つけて、T-UPして、「自分の名を馳せることより相手の感情を満たすこと」を意識していきたい。
でも「シャンパンタワーの法則」にあるように、自分が満ち足りていないと相手を満たすこともできないから、まずは自分を満たすことを大切に。お金も、「自分が幸せになること」、「人が喜ぶこと」に使っていきたい。