あらすじ
俺をあなたの道具にしてください
五年前、多くの濡れ衣を着せられ帝都を追われた皇女リーゼロッテは、その混乱の最中に精霊の加護を得た。
そんな彼女の前に帝国の使者が現れ、瘴気に覆われた各地の浄化を依頼される。
帝国で待っていた皇帝ルカは、かつてリーゼロッテの護衛騎士だった。
当時秘めた恋心を抱いていた彼女に、ルカは再会したとたんにキスをする。
その後結婚を提案され、利用しようとしているはずと反発する彼女に対し、処女かどうかを確かめると言い出して――?
自己肯定感の低い敏腕皇帝×濡れ衣を着せられた純真な聖女、
こじらせ愛のヒーリング・ラブロマンス
【目次】
一章 「追放聖女の帰還」
二章 「皇帝の求婚」
三章 「浄化の旅」
四章 「道具のように」
五章 「ルカ・クラウスという男」
六章 「本当の気持ち」
七章 「最後の浄化」
八章 「過去との再会」
九章 「心のままに」
エピローグ 「星降る夜に」
あとがき
感情タグBEST3
歪んでてよい
作家さん買いです。
もう2回も読んじゃうくらいによかったです。
ルカの色々な頑なさというか歪みがすごくて、すれ違いぶりがすごかったけど、さすがあさぎ先生、切なくてすごくよかったです、
リズの傷についての描写もとってもよくて、途中で何度かうるっときました。
アグネスのくだりはいるのか…?と思いはしましたが、終わってみると必須なくだりでした。
とってもおもしろかったです!
ヤンデレ
ヒーローが中々の壊れっぷりで、想像してたのとは違う方向に拗れてるなと思いました。
最後の最後にソーニャっぽい一面もしっかり出てましたし。
猫さん精霊と野生?の勘で会話が通じてるのも面白かったです。
ソーニャっぽい
ヒーローは両親のせいでもっと歪んでも良さそうなのに無事に成人してよかった。
ヒロインはまっすぐなとてもいい子。これからもヒーローを導いて行ってほしい。
ヒロインの側にいるためなら道具としてでも置いてもらおうとは。とにかくヒーローの執着具合がすごいです。
ヒロインは過去がとても不憫でしたが、自分を変えていこうとする強さのある良い子でした。
なかなか面白い話でしたが、なんだかラストの終わり方がまだ続きがありそうな突然終わった感が残念です。
妹はなんのためにでてきたのか?!