【感想・ネタバレ】すぐれたリーダーほど自分にやさしいのレビュー

あらすじ

★Googleも注目する新しい心理メソッドがリーダーを救います!

今、リーダーの置かれている状況は過酷です。

「売上アップ」「生産性向上」「部下指導」「パワハラ対策」「人員減少」「業務山積み」……。

さまざまな課題を抱え、経営陣とメンバーの間に挟まれて、苦労が絶えないリーダーたち。
突破口を見出そうと必死に頑張るものの、期待通りの成果を出せず、焦る毎日です。一時的に成果が出たとしても、容赦なく次の要求へのプレッシャーが降りかかってきます。
常に環境変化への対応を迫られる中で、今、心身ともに疲れ切ってしまうリーダーが増えています。

こうした状況を打開する新しいスキルが、セルフ・コンパッションです。
「仕事に疲れ切らずに、成果を上げたい」
こう望むすべてのリーダーに、セルフ・コンパッションの技術をお届けします。

セルフ・コンパッションとは、ひと言で言えば、「自分にやさしくすること」。そうすることで、自分自身で心身を整え、安心感を得て、自信をもって前に進むことができます。
セルフ・コンパッションは、マインドフルネスと同じく仏教の「瞑想」が源流です。米国を中心に、心理学の世界でこの20年ほど急速に研究が進んでおり、Googleをはじめとするグローバル企業でも注目が集まっています。
セルフ・コンパッションを取り入れたリーダーは、常に充実感を持ちながらチームを率いることができます。

本書は、グロービス経営大学院教授として、リーダーの悩みに精通する著者が、真面目な人ほどぶつかりやすい「6つの壁」を想定し、1章ずつ割いてその解決法を紹介。
セルフ・コンパッションの手法を取り入れ、壁を乗り越えて「疲れ切らずに成果が出る」方法を解説します。各章の後半にはエクササイズも織り交ぜて、読者のみなさんが自分にやさしくなり、目の前にある壁を乗り越えられるように、ガイドしていきます。

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Posted by ブクログ


タイトルはちょっとひねっているが、
要するに自分にやさしくすると、相手にもやさしくできる、ってこと。
リーダーは特にそうする必要があるんじゃないの、ってことだ。
部下に対して。
皆がのびのびいいアイデアが出せるようにするためには、
リーダーが無理して頑張るのではなく、
自分をご機嫌にするのが一番、ってことだ。

精神面でも肉体面でも。
よく寝て食べて運動して。健康でいることが大事。

でもなぜかそれができずに無理して、
自分にも周りにも迷惑をかけてしまう人の、組織のなんと多いことか。

自己肯定感 とは違う、というのがみそでもありちょっと難しいところでもある。
自己肯定感を高めるためにはどうしても無理が生じてしまう。
そうではなく、
つらい自分に気づいて(マインドフルネス)
自分だけでなく皆がつらい思いをするものだと思い出して(共通の人間性)
自分にやさしさ、励ましの言葉をかける(自分へのやさしさ)
これがセルフ・コンパッション だそうな。

ちょっとわからないところはあるけれど、
なにせネガティブにはならず、自分にやさしく、だな。

はじめに
序 章 自分にやさしくするセルフ・コンパッションとは
第1章 つらい気持ちを引きずらない
第2章 自然にメンバーがついてくる
第3章 やる気が上がって力強さが湧いてくる
第4章 自分らしさを発揮する
第5章 コラボ疲れから抜け出す
第6章 心身を整える
おわりに

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2025年04月17日

Posted by ブクログ

仕事の知り合いから勧めてもらった本。

「自分と向き合う」と口にするのは簡単だが、どれほど実践できているのか?と言うことを考えさせられた。

成長するためには一種、「耐える」みたいなことが必要だと思ってたが、それだけではサステナブルではない。自分の状態に「気づき」、受け止めることで、次が見えてくると言うのがよく理解できた。

痛み✖︎抵抗=苦しみ
痛み✖︎セルフコンパッション=行動

※弓矢が刺さった時に、打ってきた犯人探しをしたり、喚いても余計辛くなるだけ。痛いことを素直に認め、痛みを取り除く処置をするのが先決。

また、自分に優しくすることは、甘えでも後退でもなくて、人に本当に優しくするための大切なプロセスの一つなんだと思えた。
本当に優しい人になりたいな。

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2025年01月17日

Posted by ブクログ

ありよままを受け容れる。自分の心と身体を大事にすることから始めて、結果的に周りにも良い影響が伝わることがよくわかった。
過去に学んだことの中では、マインドフルネス、U理論、NVCの要素を感じた。

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2024年09月29日

Posted by ブクログ

 リーダーは常に限界まで頑張るべきだと思われがちだがそれでは続かない。
 「もう無理」「頑張れない」と感じるとき必要なのはセルフコンパッション、すなわち自分をいたわる技術だ。疲れきる前に自分に優しくすることで持続的な力を発揮できる。
 この考えを実践し無理に団結を求めずメンバーを信頼して任せた。自分を責めずに受け入れることで心に余裕が生まれる。すると他者への寛容や理解が自然と広がる。
 「頑張り続けなければならない」という思い込みを手放したとき真の強さが生まれる。セルフコンパッションはすべてのビジネスパーソンを救うことだろう。

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2025年03月18日

Posted by ブクログ

1.自己批判をやめる
セルフコンパッション…やさしさを自分に向けること。心の正しい傷つき方。大切な友人を優しく励ますのを自分にするイメージ。良し悪しの判断は入らない。

①自分がつらいということに気づき、バランスの取れた見方をする(マインドフルネス)
②誰でもつらい経験をすることを思い出す(共通の人間性)
③やさしさと励ましの言葉をかける(自分へのやさしさ)

自分に優しくできる人は、他人にもやさしくできる。ただ、自分を受け入れる

エクササイズ1.
心に響くフレーズを繰り返し読む
「よくやったよ」「人は人、自分は自分」「ほんとうに頑張った」「大丈夫、大丈夫」
「俺は今までよくやってきた。俺はできるやつだ」

2.リーダーシップ編
セルフコンパッションは、酸素マスク。まずは自分を守る。

リーダーは、自分を意識的に守る必要がある

3.やる気
痛み×抵抗=苦しみ
痛み×セルフコンパッション=行動

セルフコンパッション=自分のニーズに気づき、ニーズを、満たす行動をとる

例)メンバーに選ばれなかった
→自分のニーズは、みんなと仲良く切磋琢磨し成長したかった!
→メンバーに選ばれなくても、手伝えることはないか申し出る
3つのニーズ
「自律」…自分のことほ自分で決めたい
「能力」…スキルや才能を発揮し、高めていきたい
「関係性」…周りの人とつながりを感じ、お互いに助け合える関係をもちたい

セルフコンパッションのレベルアップが高いと、ワークエンゲージメントも高くなる。

ニーズを満たす選択肢は無数にある
精鋭チームを手伝わなくても、社内で勉強会の企画。

自律ニーズの例
・自分で仕事の内容やスケジュールを組み立てられる
・自分で仕事の方向性を決めることができる
・自分の本来のよさを主体的に発揮できる
能力のニーズ
・自分のとった行動が価値あるものと思える
・挑戦的な課題を乗り越えることができる
・自分のスキルや能力を高めることができる
関係性のニーズ
・自分は周りからケアされている
・自分は周りの人たちを手助けしている
・今のチームや組織で居場所がある
身体のニーズ
・十分な休息がとれている
・十分に体を動かすことができている
・必要な食事がとれている

4.自分らしさを発揮する
最も大事にしている価値観は何か
辛かったことから、価値観を見出す
価値観を広めていく、自分の価値観を体現する

5.コラボ疲れからの抜け出し
メール、チャット疲れもコラボ疲れの一種
対応は同様、自分のニーズに耳を傾ける

6.コンディション
睡眠7時間は取る

仕事のために休むのではなく、自分のために休む

・仕事から物理的、精神的に離れる時間をつくる
(心理的距離)
・心身がリラックスできる時間をつくる
(リラックス)
・仕事以外で、視野を広げ、新しいことに挑戦する時間をつくる(熟達)
・休みの時間の使い方を自分で決める(コントロール)

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2024年12月18日

Posted by ブクログ

この本からは、「セルフコンパッション」という新しい言葉を教えてもらえます。これは仏教の瞑想からきた考え方で、ひと言でいえば「自分にやさしくすること」です。
現代人は、自己肯定感を上げるために、アレをしなければならないとか、これをしなければならないと、詰め込んでしまい、やがて本来の「自分がどうなりたいか」の目的を見失ってしまいます。そこをちゃんと修正した上で、楽に、楽しく、幸せに生きて仕事も頑張れる人になるヒントを教えてくれました。

● セルフコンパッションの3つのポイントは
① マインドフルネス(自分がいま、辛いということに気づく)
② 共通の人間性(誰でも辛い経験をすると認識する)
③ 自分へのやさしさ(自分に優しい励ましの言葉をかける)
● リーダーがセルフコンパッションを取り入れて、自分を一番大事にしたら、チームや組織のパフォーマンスが上がる。
● 辛い気持ちを引きづらない。これは「考えないようにする」のではなく、受け入れて、適切な行動をすることで和らげるということ。=正しく傷つく。

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2024年11月18日

Posted by ブクログ

自分を慈しみ、優しさをかける。セルフコンパッションは、こんなにも素晴らしいのだ!
を、その実践方法とともに語る本。

実践+効果がこんなにあるのだよ!をとにかく語る本。(実戦より、こんなに良いの!こんなに科学的にも証明されてるの!の方が多い印象ではある。)

疲れ切っていて、つい、本屋で手に取った。
こんな本を、手に取るとは!末期!

内田樹の『疲れすぎて眠れぬ夜のために』と、言ってること若干被る。自分を一回あきらめようぜ。

感情に意識的になって、その、根源を知って、行動に移そう。というのは、ほんとやりたい。のと、ちゃんと、健康を守ろう。



自分の素直な気持ちに気づこう。素直になろう。
自分の感覚や感情に気づく。自分の感じていることをありのままに受け入れるマインドフルネスが必要。

完璧でない。自分を丸ごと受け入れる。

一旦実践したいと思ってます!が、むずい!解決方法が思い浮かばんのだ。

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2024年08月12日

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