あらすじ
かつてあった川、暗渠の存在を知るとまち歩きが一気に楽しくなる。著者は、歴史を掘り下げ情緒豊かに描き上げる吉村生と、調査データを元に俯瞰的に暗渠に迫る髙山英男、二者が織りなす暗渠偏愛本。東京(杉並、巣鴨、荒川等)をはじめ近郊三県、札幌から那覇、台北まで。文庫化にあたり、下北沢、横浜、豊橋(暗渠上ビル)、堺(古墳)の暗渠40頁分を書し下ろした。
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Posted by ブクログ
<目次>
序章 ようこそ暗渠ロジーへ
第1章 暗渠、私の「見方」
第2章 名所と暗渠
第3章 境界と暗渠
第4章 湧水と暗渠
第5章 暗渠への視線
第6章 東京近郊一都三県、暗渠勝負!
第7章 新たな観光資源としての暗渠探訪
<内容>
2015年刊の「暗渠マニアック」(柏書房)は読んでいる。その増補版。著者の吉村さんが女性なのに驚き(最初に読んだときにもそうだったはずだが)!まあ、ともかく濃すぎ!彼らの啓蒙により、自分も暗渠への視線を持ち始めたが、ここまで突き詰めていない。自分はどちらかというと、地形を見てしまう(ちょっとタモリ寄り?)ので、谷筋とかから考えていく。マニアはここまで行くんだな、と感心しつつ、自分の「銅像愛」も変わらないか…と思う。