あらすじ
東京から特急で二時間ほどの山中に山科警部の親戚がオープンしたばかりのペンションに幽霊が出没、客足もすっかり途絶えているという。霊能者を装った伊集院大介が乗り込んだ翌日、雪で孤立したペンションに謎の殺人事件が!
山科警部を相手に、ご存じ名探偵・伊集院大介の推理が冴える傑作七編。
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Posted by ブクログ
伊集院大介の短編集。
完全犯罪に関する話題がある。
完全犯罪を誰の立場で見るかによって、見方が違うかもしれない。
伊集院大介は、物語に対する著者のような、神の立場で物語っているのかもしれない。
ちょうど、新冒険の解説で、「お坊さん」みたいと言われたことがより理解できるようになった。
Posted by ブクログ
以前よりずーっと読んでみたいと思っていた伊集院大介シリーズ。
新刊書店では見かけられず…ようやく中古書店で発見し、わくわく購入。
しかし、この短編集…伊集院大介の名前がついた文庫本ではあるものの、シリーズ1冊目ではなかった!
何て浅い調べっぷり…とちょっと自分にがっかりしつつ。
ここから読んでも「ついていけない…」なんてことはないのでそれは良かった…でも、大介が既に名探偵のポジションにいる状態なので、どうして探偵に?ということが描かれているのならやっぱり最初から読む方が良かったかも。
大介と山科警部、カオルとの出会いだとかも気になるし。
全体的にやっぱり多少描写に時代を感じるもののそこまで違和感はなく読めた。
他の作品も読みたいぞ、このシリーズ。