【感想・ネタバレ】比翼の象徴 明仁・美智子伝 上 戦争と新生日本のレビュー

あらすじ

軍国主義の時代に生を受け,「神の子」とされた明仁皇太子.敗戦後は価値観が転換する中で「新生日本のホープ」として期待されるも,自身の運命に実存的な煩悶を抱く.小泉信三,バイニングから民主主義の精神を学び,エリザベス女王戴冠式出席のため欧米を訪問する過程で,自信を得,将来の象徴天皇としての責任を自覚していく.

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Posted by ブクログ

なかなかハードな本だった。誕生前からの物語だから、父親である昭和天皇、第二次世界大戦に至る社会情勢は当然綴られる。天皇の戦争責任の議論も、、天皇といえども、自分で決められることって、そんなになかったのかな?家族と暮らせない、望んでないのに戦争が始まる。なんだか、気の毒な面ばかり知らされることになった。とは言え、天皇陛下万歳!と叫んで死んだとか、天皇のためにお国のために命を捧げたと言われる多くの人を思うと、天皇の不幸など何ほどか?という気持ちにもなってくる。事実かどうかは定かではないけど、興味深い本だった。

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2025年06月10日

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