【感想・ネタバレ】茨鬼 悪名奉行茨木理兵衛のレビュー

あらすじ

天明の大飢饉、老中松平定信の「寛政の改革」失敗と、日本中の経済がどん底の時代。伊勢三十二万石の藤堂家も莫大な借金に喘いでいた。藩主高嶷は藩政改革を決意し、若き下級武士の茨木理兵衛を勘定方に大抜擢。実績を上げ、瞬く間に農政の重職・郡奉行に出世する理兵衛。着実に実績をあげる彼だが、藩の財政赤字は酷くなるばかり。彼はついに、財政再建の秘策「地割」敢行を決意する。だが門閥重臣たち旧弊勢力が理兵衛の前に立ち塞がる。さらに、藩全体を揺るがす大事件が――。感涙必至の歴史長篇。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

戦の時代から経世の時代に変わる。いつの世も新しい価値観についていけないものがいて、混乱が起きる。悪名をものともせずに改革に挑む茨木理兵衛という、融通の効かぬ男の壮絶な物語。いつの世も理が勝つとは限らない。

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2025年05月24日

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