あらすじ
クリニックの選び方から最期の看取りまで――患者が知らない医者の本心を、包み隠さずお話します。「“いい病院”には2つの条件がある!?」「Googleのクチコミをどう思っている?」「正直、患者の話をちゃんと聞いている?」「手術前の医者には、“あるルーティン”がある?」「診たくない“迷惑患者”ってどんな人?」「お金はあるけど、時間がないってホント?」「“大丈夫じゃない”とき、患者にどう伝える?」「ご臨終ですと告げるとき、医者は何を考えている?」超高齢社会を迎え、ますます身近になってくる医者と患者。しかし、「長すぎる待ち時間」「冷たい医者の態度」など、医療に対する患者の不満や不信は尽きない。悩んでいる患者を前にして、医者は何を考えているのか――医者の頭の中をのぞいてみよう。
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Posted by ブクログ
通ってる病院のホームページを見直して「ほんまや(笑)書いても意味ない事もろに書いてるやん(笑)」と思ったりして面白かったです。
読んでから病院へ行く時に対応などを意識して感じて、本当いつも丁寧に接してくださってありがたいな〜と思った次第です。
また改めて子どもたちが通ってる病院のホームページをゆっくり見てみようと思ってるので楽しみです!
Posted by ブクログ
医者にも事情があって舞台裏があって限界もある
丁度、診てもらった医師に疑問を抱いていたので、なるほどと納得できて病院の見方も変わりました。
具体的には、少ししか話を聞いて貰えない、様子を見ましょうが続き診断が曖昧、という点が疑問でした。
例えば、7時間診察したとして、1人5分で診たら84人、詳しく聞く必要があったりイレギュラーがあれば人数はもっと減る…そう考えると自然と1人にかけられる時間が減るのも分かります。
このように医者目線で分かりやすく説明してくれているし、患者目線での意見も含まれているので、タイトルに目が止まった方はぜひ読んでみると良いと思います。
Posted by ブクログ
最近読んだ本の中で、一番おすすめ。
医者が率直に考えを述べてくださっている良書。
「いい病院の条件」「診察で医者に質問するべきこと」など実用的な解説もありつつ、「手術前の医者の気持ち」「ご臨終です、と告げるときの気持ち」など、患者には知り得ない医者の現実を明かしてくれている。
4コマ漫画もあり、内容も堅くない。
久々に良い本に出合った。
Posted by ブクログ
確かに相性のいいドクターを探す方法はGoogleの口コミで探すのは無理がある。いい先生だと思い書く人はほぼいない、待たされるなどの不満を書く人がほとんど、というのは納得。そして、評判のドクターまとめ記事で探すのも無理。
著者のおすすめはHPから出身大学や治療方針などを知り自分と合うか考え受診とのこと。
ドクターの知りたい患者の経過と、患者が話したい経過は違う!これはなるほどと思った。
Posted by ブクログ
Twitterで面白いって流れてきたので読んでみた。
著者は小児科の先生なので、大人相手の病院とはちょっと違うかなというようなところがちょこちょこあったので子どもに縁のない人間にはあまり響かないかもしれない。
あと、読んでも納得できないところとかも多々あった。例えばGoogleマップのクチコミは当てにならないという考えも、まぁ確かに実際に行くと別にそれほど悪くもないよね、みたいなことがほとんどだから概ねその通りではあるのだけど(でもクチコミあてにならない!とてもいい先生!とかは無いよ)、全部100%カスハラや嫌がらせではないと思うのよ。
あと、当たり前だけど患者さん側が医者に本当の気持ちを話していない可能性だってあるわけで、時々著者が患者さんはこうだと思うみたいなことを書いていると、本当にそうかなぁ?と思ってしまった。医者側の意見の本と言いながら時々患者側を推測で語っている部分があってそこはちょっと懐疑的だなと思ったし、著者が自分がそう思っていることを疑問に思っていないところにも引っかかりを覚えた。
本の中で一番面白かったのは「おいしい患者」って思ってない?の診療報酬にこだわる医者の見極め方。
ちょうどカモにされてる?って体験をしたばかりだったので(歯科でだけど)そう思ったら病院を変えようって書いてあったので勇気をもらった。
個人的に本に書いてない中で医者に聞きたいのは、誤診について。開業医って誤診したとしてもそれを知る機会って多分無いと思うので(誤診された人は別の医療機関に行くから)、その辺をどう思うのかが知りたかったなと思った。
納得できないところは多々あるけど、概ね面白かった。