【感想・ネタバレ】マンガ 誰も書かない「真実」 日航123便はなぜ墜落したのかのレビュー

あらすじ

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ベストセラー『書いてはいけない』の第3章にもある「日航123便はなぜ墜落したのか」という疑惑について森永卓郎氏の視点でマンガ化。8月の慰霊式前にもう一度考えたい「真実」と日本のマスメディアの問題点をあぶり出します。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 森永卓郎さんが他界された3日くらい前、たまたま宮崎美子さん個人のYouTubeチャンネルで森永さんの著書「書いてはいけない」が取り上げられているのを見て、さらに森永さんがゲスト出演されていた時の回のも見て、これはどうしても「書いてはいけない」を読まねばと思った。
 「書いてはいけない」は政財界のトップや著名人の中では誰でも知っていた「絶対言ってはいけないタブー」であった「日航機事故の真相」「ザイム真理教」「ジャニーズ」について、書けば、リアルに「消される」危険があるから書けなかったものを「余命4ヶ月宣告」を受けたことを逆手にとって「今さら消される心配が無くなった」から真実をぶちまけるために森永さんが最後の力を振り絞って執筆された本。
 だけど…今は手に入らない…。でもどうしても日航機事故の真相の部分だけでも読みたかったので、この漫画で読んだ。
 「書いてはいけない」はどこも引き受けてくれる出版社がなく、最後に一人出版社をされている人が引き受けて下さったそうだが、それが売れた後なのでこの本は宝島社という大きな出版社から出ているのだな。
 もっと前に青山透子さんがだされた「日航123便 墜落の真実 目撃証言から真実に迫る」で検証された内容をベースに分かりやすくまとめてくれているのだが、本当にあの1985年の日航機事故には不可解なことばかりだったことが分かった。

・炎を吹く日航機の後を自衛隊の二機のファントム機が追っていたという目撃証言がある。

・何かが垂直尾翼にぶつかったという生存者の証言がある

・その後、機長から横浜米軍基地に緊急着陸要請を出し、それを米軍基地がオッケーしているという当時の米軍人の証言があるが、何故か横浜基地の手前まできて日航機はさらに北へ飛んでいった

・墜落直後、米軍のヘリがすぐに救助に向かったのに日本政府から断られた。

・山梨か静岡の住民が「近くで炎が見える」とすぐに警察に連絡しているのに、墜落場所を特定するのに13時間もかかったはずがない。

・消防隊員がたどり着くと「ガソリンとタールの混ざった匂い」がした。それはジェット機のエンジンが燃えた匂いではない

・遺体を司法解剖した医師は「家屋火災現場の焼死体をもう一度焼損したように見えた」と言っている。

・もし、本当に公式発表どうり「機体後部にある圧力隔壁の損傷」が原因なら機体は空中分解していたような可能性が高い。

・当時の中曽根首相の対応があまりにも遅く、無関心だった。

このようなことを考え合わせると本当の原因は訓練中の自衛隊の対空ミサイル誤射であったが、それは当時の日本とアメリカの政策にとって致命的なことであったので、中曽根首相は彼なりの「日本」を守るために秘密のロンヤス会談でボーイング社に責任を被ってもらったともらったという推測である。
 その証拠にその後ずっとアメリカの言いなりになることになった。バブルが崩壊したのも日本製品が国際競争力を失ったのも、この「日航機墜落事件隠蔽工作」の見返りとして、アメリカにゆすられ、たかられ続けた結果であるということだ。

 もちろん、全て森永氏の説を鵜呑みにするのも危険だが、「ボイスレコーダー」も「フライトレコーダー」も公開されず、また、森永氏が「書いてはいけない」を出版しようとしたとき、殆どの出版社から拒否され、出版した後で「あなたの書いたことは間違いです」と言う人もいなかったことは、ある程度真実に近いことを物語っているのではないだろうか。

 私はもっとこの国に誇りを持っていたのだけれど、根拠のない自信だったのか…。差別になるが、大事なことを政府が隠すアノ国やアノ国とコノ国は変わらなかったのだ。20年くらい前にニュースで見た中国での新幹線事故では「遺体を証拠隠滅のために埋める」という凄まじい事実を見た。それが頭をよぎった。


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2025年02月09日

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