【感想・ネタバレ】「性格が悪い」とはどういうことか ――ダークサイドの心理学のレビュー

あらすじ

ダークな性格として、典型的なものは「マキャベリアニズム」「サイコパシー」「ナルシシズム」「サディズム」の四つである。それぞれの特性、測定方法を紹介、また仕事の相性、職場での行動、人間関係、異性との付き合い方等を分析し、どんな問題に結びつきやすいか、さらにその気質は遺伝なのか、環境なのかにも迫る。「悪い」性格が社会に残っていることには理由があり、どんな人にもダークな面はあることも明らかにする。

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Posted by ブクログ

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ダークトライアドと呼ばれるマキャヴェリアニズム(人を動かしたい)、サイコパシー(ルールを守らない)、ナルシシズム(自分が大好き)に加え、サディズム(人に危害を加えたい)の特性を持つ人間が、どのような行動を取りがちかまとめられた内容。括弧内は適当意訳。彼らがあるパターンではどう動くか、何故そうなるのかなど、専門的な内容が分かりやすい文脈で書かれている。あくまで説明で、対策とかはあまりない。

人としてある程度過ごせば上記のような人物と何らか関わることもあるだろうし、迷惑な「○○さん」に対して、ぼんやりとこの人はこういう人なんだろうと感じていた内容が明文化されているような印象を受けた。

これらの性格も善し悪しがあり、ケースによってはプラスに働くから性格として残ってきている、という辺りの説明が印象に残った。

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2025年06月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ダークトライアド(マキャベリズム、ナルシシズム、サイコパシーの3つの性格特性を指す概念)に着目した本。豊富な引用と研究データ。「人間は愚かな存在」という本が読みたかったのだが苦笑、多様な視点で勉強になった。

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2025年05月05日

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