あらすじ
ダークな性格として、典型的なものは「マキャベリアニズム」「サイコパシー」「ナルシシズム」「サディズム」の四つである。それぞれの特性、測定方法を紹介、また仕事の相性、職場での行動、人間関係、異性との付き合い方等を分析し、どんな問題に結びつきやすいか、さらにその気質は遺伝なのか、環境なのかにも迫る。「悪い」性格が社会に残っていることには理由があり、どんな人にもダークな面はあることも明らかにする。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
自分の中にあるダークサイドと向き合うにもいい本です。「徳が高い」ということは、自分の中にあるダークな部分を押さえ、折り合いを付けることなんだから。
Posted by ブクログ
世の中には色んなことを色んな方法で実験をしてる人がいるんだなーナルシシズムの由来の話とか面白かった。性格は遺伝だけではなく、育った環境でも形成されるけど、その環境さえも遺伝的な特徴が呼び寄せていることもあり得る、、、遺伝の力って凄くて少し怖い
Posted by ブクログ
どういうことか分かりたくて読んだら後半思いがけず救われた。この本では、ダークな一面を自分や他人の中に見ることがたくさんあって、時に傷ついたりもするけど、必要悪とはよく言ったもので、役に立つこともあるということと、一つの「悪」とされる要因は他のプラスやマイナスの要因とも絡んでるから、嫌だったとしてもそれだけを排除するのは無理なんだな〜っていう2点を理解した。「悪」が遺伝や環境が起因するのかという研究も載ってて興味深かった。まぁ要因はもちろんないとは言えないけど、その上で自分がどう生きようかってことなんよな結局。
Posted by ブクログ
どちらかというと心理学の本に近い。
ダークな性格の解説よりかは、ダークな性格と呼ばれる要因になる要素を深く掘り下げている。
誰かを想像しながら読むと面白い。
Posted by ブクログ
ダークトライアドと呼ばれるマキャヴェリアニズム(人を動かしたい)、サイコパシー(ルールを守らない)、ナルシシズム(自分が大好き)に加え、サディズム(人に危害を加えたい)の特性を持つ人間が、どのような行動を取りがちかまとめられた内容。括弧内は適当意訳。彼らがあるパターンではどう動くか、何故そうなるのかなど、専門的な内容が分かりやすい文脈で書かれている。あくまで説明で、対策とかはあまりない。
人としてある程度過ごせば上記のような人物と何らか関わることもあるだろうし、迷惑な「○○さん」に対して、ぼんやりとこの人はこういう人なんだろうと感じていた内容が明文化されているような印象を受けた。
これらの性格も善し悪しがあり、ケースによってはプラスに働くから性格として残ってきている、という辺りの説明が印象に残った。
Posted by ブクログ
周りにいる嫌な人の頭の中のメカニズムを理解しやすかったです。ダークテトラッド(マキャべリアニズム、ナルシシズム、サイコパシー、サディズム)と呼ばれる四つのダークな性格はどんな人でもスペクトラム状に持ち合わせてはいるが、その強度や組み合わせによって心理状態も人それぞれ異なるし、性格が悪いと呼ばれる人たちも出てきてしまうんだなと解釈できました。面白かった!
Posted by ブクログ
ダークな性格は①ナルシシズム②マキャベリズム③サイコパシー(他人の苦痛や迷惑に無関心)④サディズム⑤スパイト(自分に害をもたらす可能性があると知りながら悪意をもって他者を困らせたり、傷つけたりする)がある。ダークな性格は職場や組織において心理的安全性を脅かす可能性があるが、状況次第でその非情さ、魅力、一点の集中力、精神の強靭さ、恐怖心の欠如が有利に働く可能性もある。
ダークな性格を持つ人はある種の感情と関連がある。例えば、ナルシシズムは自尊感情が溢れ、マキャベリズム、ナルシシズム、サイコパシーは自己概念の明確さに欠け、相手の気持ちに寄り添う共感性が低い。またマキャベリズムやサイコパシーの高い人は抑うつ傾向も高く、孤立すると攻撃性が高まる。
ダークな性格と遺伝の説明率はあり、ナルシシズムとサイコパシーは6割前後、マキャベリズムは3割程。ただそれぞれダークな性格が6割、3割の確率で遺伝するということではない。
貧富の差が拡大し一定の基準を超えるとそれをひっくり返す現象が起きる。そしてダークな性格は必要とされるときが定期的にくる為、多様性として時代に必要とされる。またダークな性格の要素は全ての人にある。
Posted by ブクログ
自身の性格が悪い(と思われる)可能性も踏まえ注意しつつ、「性格悪いんでw」を免罪符にするようなことしたくないなとも思いつつ。
性悪の四因子は自己愛・打算・冷酷・嗜虐とのこと。行動傾向や思考の癖としての解説が示唆に富んでいました。
Posted by ブクログ
ダークな性格が淘汰されないとこが、ある場面においてその性格が有用であることの論拠になりうるという視点が面白かった 研究結果とか事実の後の所感のような文がおもしろい
Posted by ブクログ
性格が悪いことは社会では嫌厭されがちだが、ダークな性格というのは必ずしも白黒つけられるわけではないらしい。子育てに関しても少し記載があり、それを読むと単純に褒めてばかりいればOKというわけでもないのだなと感じた。
Posted by ブクログ
下世話寄りな面白い話が載っているのかしらとタイトルに惹かれて読んだが、想像していたよりずっと学術的だった。
ダークな性格の分類や特徴が分かりやすく書いてある。
他の動物は種族としてどちらかだが、人間には r戦略とK戦略の両方が存在するのはザ・人間という感じがして面白かった。
「人類の歴史を通じて、社会が安定化すると人々の間の貧富の格差が大きくなり、崩壊のきっかけとなる出来事がおきる」
まさに今の世界を表していて、人間も大きな生物システムの一部なんだなと実感しつつ、現実を生きている身としてはすごく怖くなった。平和が維持できるよう抗っていきたいと思う。
Posted by ブクログ
性格は環境と遺伝子の両方で決まる
悪い性格は生きる上で結果として不利に働くのに、なぜ遺伝的に淘汰されずに遺っているのか
「悪い性格」とされる性格の働きや可能性がわかって面白かった
Posted by ブクログ
マキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズム、サディズムに焦点を当てて、ダークな性格について論じたもの。
それぞれの性格の特徴について、10個ずつ特徴が書いてあり、これの中で当てはまるものがあるかどうかを家族で話し合うのが楽しかった。
自分の中にもある、ダークな性格についての話だが、まあそうだよね、という内容が多くてあまり大きな発見はなかった。
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて手に取った
ナルシズム、サイコパスとかダークな性格と言われるものについて
面白いけど知りたかった性格が悪いとはちょっと違うかも
双子の研究の中に二卵性双生児の話ものってて嬉しかった、当方二卵性双生児なので♪
Posted by ブクログ
興味津々で読んでみた。
まず、ダークトライアド研究というものがこんなに興盛をを極めているということを初めて知った。
面白い。
最近流行りのなんとか診断みたいなのはこの辺とからんでいるのか。
知人の顔が何人か浮かんで楽しい気持ちになった。
Posted by ブクログ
人間社会において、他人に害をなすダークな性格についての定義や、過去の実験結果を元にダークな性格は遺伝によってもたらされるのか、それとも環境によって培われたものなのか、年齢層でその要素は変化するのかなどあらゆる面から「ダークな性格」についての考えが書かれた一冊。
ちなみにダークな性格を構成する要素とは以下のようなものがあるらしい。
1.エゴイズム(Egoism)
他者の幸福を犠牲にしても、自分自身の利益を追求する自己中心的な傾向
2.マキャベリアニズム
戦略的な傾向があり、自分の利益のために無慈悲に他者を利用する傾向
3道徳不活性化(Moral disengagement)
道徳に反する行動に対して罪の意識を感じず、平然とした態度をとる傾向
4.ナルシシズム
自分自身を誇大な方向へと導くすべてを採り入れようとする傾向
5.心理的特権意識(Psychological entitlement)
他の人よりも多くの利益を受ける権利があり、特別な扱いを受けるべきだと考える傾向
6.サイコパシー
感情反応に欠け冷淡で、自己コントロールが欠如しており衝動的な傾向
7. サディズム
意図的に他者に肉体的苦痛や精神的苦痛を与えたり、苦しむ様子を見て快感情を抱いたりする傾向
8. 利己心(Self-interest)
物質、金銭、地位、承認、成績、幸福など社会的に望ましい状態である利益を追求する傾向
9. スパイト
自分に害をもたらす可能性があることを知りながらも、悪意をもって他者を困らせたり傷つけたりする傾向
この本では主に、マキャベリアニズム・サイコパシー・ナルシシズム・サディズムについて詳しく書かれている。
人の性格の良し悪しは単純に分けられなくて、ダークな性格が社会的成功には有利に働く場合もある。また、ダークな要素は誰にでもあるもので、環境によってそれが現出する場合もあればそうじゃない場合もある。事の良し悪しは時代や社会の在り方によっても変わるため、一概に「こうあるべき」とは言えない。とはいえ、なるだけあらゆるものとの軋轢を生まないように心がけたい。
第6章がこの本の本題になっているので、それまでの章が説明一辺倒で若干退屈ではある。かといって、6章だけ読んでは深みが足りないので、やっぱり全編通して読む方がいいと思う。
Posted by ブクログ
ダース・ベイダー!
違う
いや違わない
筆者は「ダークな性格」として、典型的なものは「マキャベリアニズム」「サイコパシー」「ナルシシズム」「サディズム」の四つであるとして、様々な面から論考を重ねる
で、読んだ結果、やはりわいの性格としては「ダーク」からは遠いところにいそう
もちろんそういった要素が皆無というわけではないけども
でもそりゃそうスカイウォーカーの名を継ぐ者としてはそりゃそう
そして筆者は最後に、その「ダークな性格」は、環境によって抑制されることもあるし、そもそも人類にとって「ダークな性格」って必要なのかもしれないよという壮大なまとめ
まぁ、なんだかよくわからんかった
「フォースを信じろ!」ってことなのかもしれん(絶対違う)
Posted by ブクログ
性格の要素や用語など分かりやすく説明してくれていて、心理学ミリしら勢は「ほえー!そうなんやー!」と楽しく読みました。
悪いとされている性格のことをまとめて『ダークな性格』と表現されていることに厨二心がくすぐられました。マキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズムとかね、厨二心くすぐられる。
2章3章あたりの、ダークな性格の人たちの社会での立ち居振る舞いの傾向の話は、あまり新たな発見もなく…まぁそうやろな…という印象でしたが、ダークな人物の内面以降また面白くて満足度高かったです。ダークな性格の人たちって、創作物ではカッコいいし、現実にも我が道を行ってるイメージでしたが、実は内面で苦悩してて孤独だったりするんだなぁと。
遺伝の話は知らない知識ばかりで、ダークな性格関係なく面白かったです。子育て中なので遺伝と環境の話にめちゃくちゃ興味惹かれてしまう。
ダークな性格のキャラクター造形について理解が深まるかなぁと読み始めたのですが、生身の人間の生きやすさとか社会について考えさせられる読み口でした。
Posted by ブクログ
心理学では認知心理学の中にパーソナリティ心理学を研究する分野があるらしい。そして、海外では研究が進んでいて、性格が悪い事自体を否定する訳ではなく、人類の進化の過程で淘汰されてきた訳ではなく残ってきているから、必要だよね、みたいな感じで受け止めた考え方をしている。心理学でいう性格悪いは、マキャベリスト、サディスト、サイコパス、あとなんかもう一個、に分けられるらしい。人を性格で分類分けしたり、この性格はこの傾向がある、みたいな事を研究してることは分かった。で、実生活にどう活かせるか、でいうと、やっぱりそういう性格以外にも色んな性格とか才能とかあるけど、そういうのも成長と共に変化するし、先天性のものじゃないよって認知する事がまず大事って事。それによって、そのメタ認知が働いて、頑張り続ける、やり続けるのが嫌になったりできなくなったりした時に、モチベに繋がるから人生がうまくいくようになるんやと思う。
そういう努力があって、性格悪くても成長遂げたら直る人もおるから、私もへこたれないようにしようと思えた。
Posted by ブクログ
あなたの周りに性格が悪い人、いますか?
この本では以下4つの典型的な"ダークな性格の特徴"について主に言及しています。
①マキャベリズム:自分のリア駅のために戦略的かつ無慈悲に他者を利用する傾向
②サイコパシー:感情反応に欠け冷淡で、自己コントロールが欠如しており衝動的な傾向
③ナルシシズム:自分自身を誇大な方向へと導くすべてを採り入れようとする傾向
④サディズム:意図的に他者に肉体的苦痛や精神的苦痛を与えたり、苦しむ様子を見て快感情を抱く傾向
こういったダークな性格が社会的な成功につながるのか、こういった傾向を持つ人たちの内面はどうなっているのか、性格の悪さは遺伝するかなど、さまざまな研究をもとに解き明かしていきます。
周りから性格が悪い人と思われたくない方は、ぜひ読んでみて笑
Posted by ブクログ
題名と作者を見て、読んでみました。作者の著書でだいぶ卒論と修論を助けてもらった覚えがあります。そんな著者が性格の研究をしていたなんて、と思い手に取りました。
ダークサイドと言われるサイコパスやマキャベリズム等の研究の概観から始まり、性格の特性研究の紹介があり、盛りだくさんの内容でした。
オチはそんな感じですよね、といった感じでした。
Posted by ブクログ
性格の悪さは誰の中にも存在する。本書ではマキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズム、サディズムといった典型的な「ダークな性格」が紹介され、それぞれが人間関係や仕事、恋愛などにどう影響するのかが分析されている。読んでいると「性格の悪さ=排除すべきもの」ではなく、社会の多様性を支える一要素でもあることが分かる。確かに、ダークな側面があるからこそリーダーシップや創造性につながる場合もあるのだろう。私自身も完全に「性格が良い人間」とは言えず、時にダークな部分を自覚するが、それもまた状況によっては役立つのだと前向きに捉えられるようになった。
Posted by ブクログ
電子書籍が割引で買えたので購入
期待してた以上に面白かった
「性格が悪い」の要素を3〜4つに分類する説明方法は分かりやすい
良いか悪いかの択一的な問題ではなく、グラデーションの中での位置付けの問題というのも、言われてみればその通りで納得
自分はどうか、仕事で関わり合う困った人たちや、国内や海外のあの政治家はどのん位置付けかを考えながら読む
本書の議論は抽象的な議論が多かったけど、自分なりに対人対応に役に立ちそう
Posted by ブクログ
「マキャベリアリズム」「サイコパシー」「ナルシズム」「サディズム」という四象限に分類することによって、「性格が悪い」というつかみどころのないものを分析を試みる本。この四分類が逆にそれぞれのイメージを持っているからこそ、そのへんにいる「性格の悪いよね」みたいに形容されている人とはかけ離れてしまっているような気もするが、結局のところ人間に分類はできずこの四象限のグラデーションなんだろうなぁと実感できた本。人間は分類できない。
Posted by ブクログ
思っていた「性格が悪い」(良い)とは違った。
「マキャベリアリズム」「サイコパシー」「ナルシズム」「サディズム」を心理学で分析、説明している内容だった。
Posted by ブクログ
性格が悪いとは何かを分類しわかりやすくまとめた本である。
人間関係の中で揉まれていると、必ず性格の悪い人とは出会う。
本著ではその性格が悪い人というのは、誰しもが持つ負の側面であると主張している。性格が悪い人と聞くと一見、負の側面が突出しやすいが、本著を通して、その性格の悪さというのは人間という生き物が持つ生態の一つであることが示唆されている。
私が思うのは、性格が悪い人とはその環境であり、タイミングであり、互いの性格が相性の問題であるとも見える。本著が述べている通り、完全善という存在はいない。逆に完全悪もいない。両方のバランスがあってこその「性格の悪さ」という言葉の表現に落ち着くのであろう。性格が良過ぎるというのもある種の性格の悪さとも言える。やはりバランスであり、人間は性格という概念には囚われない不思議な存在であり、その成長や発展や進化はこれからも人間として生きるのであれば変容し変わっていくのだろう。
本著は「性格の悪さ」を言語化し認識して考えて人間関係に応用することで、互いにとって円滑にする一つの角度からの視点で解像度が上がる本と言えよう。