【感想・ネタバレ】番狂わせの起業法のレビュー

あらすじ

起業は、怖い。
けど、やってみたい。

そう思っている方は、ぜひ本書をお読みください。

たった1人で、
銀行残高5万円で立ち上げたアナログまみれの零細企業が、
会員400万人のITサービスを運営するテックカンパニーに変貌した
変遷、方法論、思考法……
すべてを書き尽くしました。

誰もが「ジャイアントキリング」を起こせると、
心の底から、信じています。

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Posted by ブクログ

番狂わせの起業法
著:金谷 元気、 akippa

起業は、怖い。
けどやってみたい。
たった一人で、銀行残高5万円で立ち上げたアナログまみれの零細企業が、エンジニアが社内に一人もいない状態から会員登録数400万人の「アキッパ」を運営するテックカンパニーに変貌した変遷、方法論、思考法・・・すべてが書き尽くされている。

お金がなくても、実力が伴っていなくても、人脈がなくても、勉強が大の苦手でも、誰にでも、可能性はあるものである。「起業」に対する勇気を持ってもらうために、全力を振り絞ってそんな起業法が以下の12章により綴られている。
①Jリーガー志望の挫折、そして起業
②業界の巨人との対峙
③非線形な成長を目指して
④ミッション・ビジョン
⑤経営戦略
⑥事業計画
⑦資金調達
⑧バリュー・カルチャー
⑨プロダクト
⑩営業
⑪マーケティング
⑫広報

想いが熱すぎて本の表面から湯気が立っているような熱量の高い一冊。本書に書かれていない、書けないような苦労や努力があったと思われるものの、通常では表に出さないようなことも赤裸々に記されている。

社長の実直さや社風をオープンにすることで、思いに共感し応援と協働の仲間づくりの根底の表現のように感じた。

社長自身の成長、仲間の個の成長の積み重ねに組織の成長がある。ピボットや絶妙な集中と選択がその時の適した仲間と共にスピード感を持って繰り広げられる様は、なかなか体験できない。

プロセスや事業ごとに詳しく書かれている構成は多くのスタートアップの経営者のみならず関係する人達も一読して損はない。

読んでいるだけでもわくわく感は止まらなかった。

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2025年06月08日

Posted by ブクログ

駐車場のシェアリングカンパニーであるAkippa社の起業から現在に至るまでの一連のストーリーが詳細に記載されている。

起業のストーリーラインとして、元々営業代行から独立して困っていることをとにかく挙げ、その中の一つが駐車場のシェアリング。

このビジネスを回すために、ユーザーの新規獲得と駐車場の新規獲得という両輪が重要。

ただ、良い駐車場を保有する数が増えればユーザーが活用し、満足度が上がれば、口コミが増え、駐車場を収益に変えたいオーナーも増えるという鶏と卵の構図で、駐車場から営業を強化したのは参考になる。

中でも、コロナ禍でイベントなどの売り上げが激減する中で、活用時の用途アンケートで通勤で活用している人がいることに気づき、そこに注力する戦力もデータ・ドリブンで意思決定している良い事例

最終的には、ユーザー、駐車場オーナー、イベント運営会社、アキッパの四方よしになるビジネスモデルというふうにプロダクト含め変化していることが素晴らしい

その転換点として、営業が強い会社 から テックカンパニーへの移行、プロダクトの磨き込みのためのエンジニアチームの立て直しがかなりインパクト大きそうだった。

合わせて、大手損保やエンタープライズの獲得も軌道を後押しして、事業を非線形に成長させている。
このあたりのパートナーを活用した駐車場開拓は事業のスピードを上げている。

メルカリやウーバー、エアビーなど近しいシェアリングサービスモデルはかなり参考になる本だった。

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2025年01月13日

Posted by ブクログ

起業から上場まで生の情報を味わえた。特に自分にとっては組織づくりの部分が非常に参考になったので何度も読み返したい

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2024年10月20日

Posted by ブクログ

起業について、「資金調達」「人事」「広報」「マーケティング」等多方面から解説してある本だった。
「相手の立場に立って考えること」
「1つ1つの小さな積み重ねがいつか大きなものになるかもしれない」
私はこの2点がとても印象として残った。
どの方面においてもこの2点が重要だと思った。
2点とも簡単そうで難しいことであるが、日々業務をこなす中で頭にとどめていきたい。

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2025年06月11日

Posted by ブクログ

成功しているマーケットプレイスの大半が、立ち上げ期は売り手の拡大に力を注ぎ、その後の成長期であっても売り手側に注力する(なぜなら売り手に制約がある割合が多いため)。

テクノロジースタートアップで考えられる長期的な成長ドライバーは4つ。
①セールス
②ペイド広告
③SEO対策
④バイラル

コンシューマー向けのスタートアップにとってはセールスは費用対効果が低い。

採用戦略として重要なのは「採用のストックを積み上げる」こと。
採用ピッチブックや採用サイト、テックブログ、人事制度や働き方など。

事業計画の立て方。
まずは売り上げやコストを因数分解することから。
「販売数量」や「単価」などで。
それによって成長ドライバーを発見しやすくもなる。
因数分解しすぎるのに注意。
追跡すべき指標は多くても3〜5つ

バリューの大事さ。
従業員が多くなれば多くなるほど。
当事者観を持たせるためにみんなで具体的に考えさせる

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2024年10月03日

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