あらすじ
永遠に高校三年生をくり返す、この不毛なタイムリープから逃れたい──。同級生の事故死を回避するため、片想いの相手・蓮(れん)と何度も時を遡(さかのぼ)る海路(かいろ)。蓮が時間遡行する瞬間に居合わせ、巻き込まれてしまったのだ。幼なじみの親友を助けたくて必死な蓮は、海路が協力すると言っても頑なに拒絶!!「おまえが死んでも、俺はやり直さないからな」蓮にとってお荷物でしかない海路は、存在を否定されて!? 友人の死をきっかけに時を駆けるタイムリープラブ!! ※口絵・イラスト収録あり
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発売日までタイムリープしたい!
主人公(海路)の片想いの相手(蓮)が、片想いの相手(光一)を助けるためにタイムリープを繰り返しているお話。
色々なところに伏線が張られているような気がして読み返しているのですが、まっっったくわからない。
ただ面白いということしか!
何度も何度も同じ時を繰り返して自分の感情がわからなくなったり、自暴自棄になったりする海路の感情がリアルで、辛かったです。
自分の好きな人が死んで繰り返しているわけではなく、巻き込まれているだけ。しかも協力もさせてもらえない。
さらに自分の好きな相手に酷いことを言われたりして救いようがない、そらそうなる…と。
ここまででBL要素はほとんどないです。
ただめちゃくちゃ面白くて、最後も衝撃の終わり方で、続きが気になり過ぎて下巻待たずに読んだことを後悔しています。
何故上下巻同時発売じゃないんだ!
これは下巻待ってから読んだ方がいいです…。
面白過ぎて、それこそタイムリープしたくなります。
早く続きを!続きを…。
Posted by ブクログ
上下巻読んでの感想。まじで長かった。タイムリープが主題でBLはおまけって感じ。主人公海路が片思いしてる蓮の好きな人が死の運命を抱えてて、そのタイムリープに巻き込まれる。上巻はタイムリープを延々繰り返して、その中に伏線をばら撒く。海路は蓮に協力するつもりが断られて精神的に病んで自死。下巻は主人公だけがタイムリープした世界で3人で協力しながら学生生活を満喫しつつ、死神の呪いは主人公に移ったけど、死の運命から逃げてギリギリで助かって3人が生き残る世界線に進めた
学生生活とか3人でゲーム合宿してるときとか描写が丁寧で、最後のループではただ青春を楽しんでいるのが時かけみたいで。あの買い出し意味ありげでたいしたこと喋ってないよなと思ってたら、蓮の思いを海路が知ったのがあそこなのでタイムリープに巻き込まれるきっかけだったってのは納得だった。終盤に蓮の記憶が合体したあたりはうーん?…とはなったし、タイムリープの仕掛け自体すっと入って来ないとかはあるけど。BL要素は少なめでここまで読ませるのは著者の筆力。ほんと作品に幅がある。挿絵の人は今回で言うとあんま合わなかったけど表紙はよかった