あらすじ
食をないがしろにする人は、人生もないがしろにしている――。イェール大卒。127か国食べ歩く世界一の美食家が教える、食の新常識。「高級」「コスパ」に振り回されない外食の思考法、店選びの基準、食べ方、哲学、世界料理の歴史、一流シェフの仕事術まで網羅的に紹介!
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Posted by ブクログ
フーディー恐るべし。知的好奇心をたべるところに向ける人たち、なんだな。私は自分のおいしいの軸がおかしくないのか確かめるためだからそんなに頻度が上がらないんだ。お金の優先順位がこっちに来てないのを別にしても。
どれがおいしいかではなくどれが人気か。韓国の精進料理。Foodies prime.食べログはNew Open探し。ジャパンタイムズレストランアワード。
Posted by ブクログ
どこかずば抜けている人。要するに変人。
そういう人の書いたものは面白い。
自分には絶対にできない事だから。
食。誰もが生きるために必要な世界。
わたしはグルメではないが、というかグルメと名乗れるほどの何もない。
そのあたり慎み深いつもりだし、そこまでの虚栄心もない。
せいぜい言えるのが食べ歩くことは好き程度だ。
ところがグルメを超えた
“フーディー”という生き方には、感嘆符しか出てこない。
美食に全振りした生活は多くの人にとって現実的ではないが、そうした尖った生き方を垣間見えるだけで充分だ。
さて
「生きるために食べよ、食べるために生きるな」とソクラテスが言ったが
世界を代表するフーディー浜田岳文 さんのこの本。
彼は「生きるために食べよ、かつ、食べるために生きよ」を実践しているのだ。
食に対する姿勢は求道的で、芸術至上主義的なところがわたし好み。
もちろん
教養と書いている以上うんちくも多い。
「味覚と言うのは、教養だからね」(『青い壺』(有吉佐和子))
あるいは最近インド料理にコクがないとか言う連中に大塚 麻衣子(かつお節コーディネーター)が
味覚は教養だと看過しているのも思い出させられる。
ちなみにインド料理にコクがないってかき氷たべて冷たいってけなすのと同じようなもので、世界の料理の成り立ちなどわかっていなければそのイライラも無駄なのだ。
本書に戻ると
極めて個人的ではある。
でも中身は普遍性を持つし
これ、料理だけではなく仕事などで関わった人とのコミュニケーション、礼儀などにも通じるものがある。
昨今、
お店や料理の話をしている時に
「あれ、まずい」とか「あの店くそまず」
とか言う人がいるが、下品というだけではなく私は不快だ。
うまい、まずいは主観でしかない。それを押し付けられる感がある。
そういう物言いをする人は、実際に早とちり、一人合点が多い印象だし
詰めが甘い、雑だと思う。
何をするにしても。
せめて「わたしの口に合わない」と言ってほしいものだ。
もちろんこれは自戒を込めているのだ。実際に自分も食べログなどで評価してきた過去がある。
浜田氏は評価すること自体失礼と言っていてまさに今のわたしの感にあっているのだ。
また少し控え目かつ優しさが感じられるのは気のせいだろうか。
当然ながら地球温暖化、高齢化社会など社会問題にも踏み込むし
資源を守る、伝統的な郷土食を守るという姿勢も共感しかない。
米や牛肉がみんな同じような味の方向になっているという批判もよいし
いわゆる化学調味料についても同意だ。
フランスの店の出し方も。
食について興味がある人なら必読の書だろう。