あらすじ
みずから腹を割き、遺書で相手に切腹を迫る「さし腹」。仇敵の死刑執行人を願い出る「太刀取」。女たちの討入り「うわなり打」。男色の愛と絆の証「衆道敵討」……。著者は豊富な史料に基づいて、忘れられた多彩な復習の習俗を照らし出す。近世の人々はどのように怨みを晴らし、幕府は復讐の情をいかに管理し手なずけようとしたか。うつろう武士道、演劇化する「かたき討ち」。日本の復讐の歴史がよみがえる。
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Posted by ブクログ
復讐の方法様々。
特に恐ろしいのはさし腹。
これいくらでも悪用ができちゃうのです。
だから気に入らないものを命と引き換えに…
ああ恐ろしい。
敵持ちも本当に大変なもの。
特に不条理な理由があった場合は
本当に隠れていないと大変なのです。
(中にはうっかり打ち明け話をして
討たれてしまうというおまぬけさんもいますが)
結局これらかたき討ちというのは
時代が下るにつれてそのものの行為が
よいものとは言えなくなってしまい
すたれていくこととなります。
男色系のかたき討ちは
おっかないよー
男の嫉妬も本当に怖い…
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
みずから腹を割き、遺書で相手に切腹を迫る「さし腹」。
仇敵の死刑執行人を願い出る「太刀取」。
女たちの討入り「うわなり打」。
男色の愛と絆の証「衆道敵討」…。
著者は豊富な史料に基づいて、忘れられた多彩な復讐の習俗を照らし出す。
近世の人々はどのように怨みを晴らし、幕府は復讐の情をいかに管理し手なずけようとしたか。
うつろう武士道、演劇化する「かたき討ち」。
日本の復讐の歴史がよみがえる。
[ 目次 ]
うわなり打
さし腹
太刀取
衆道敵討
おんな敵討
敵持
囲者
もうひとつの武士道
法と情
将軍の質問
妻敵討
演劇的な、あまりに演劇的な
帳付
敵討の原像
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