あらすじ
『イリテュイアの宿』──それは結婚しても子に恵まれない女性へ子種を授ける場所。
伯爵家の長女・ルシネアは、第三王子オーガストの婚約者候補を辞退し、病弱な母に代わり執務に励み、男色家の辺境伯との結婚を決めた。それらはすべて家を守るため──けれどルシネアには子をもうけたい夢があった。結婚相手にそれは望めず『イリテュイアの宿』に足を踏み入れるのだが……。目隠しをして相手を待つその耳に届くのは、ひどく甘やかで熱情の籠った声。「レディ。どうか私に貴女を愛する許可を」──蕩けるほどに優しく触れる、素性も知らない彼に惹かれていき……?
WEB版に、二人のその後や辺境伯の結婚など大幅加筆でお届け!
感情タグBEST3
素晴らしい!
作家さん買いです。
本当にものすごくおもしろくて、いつまでも読んでいたいお話でした。
王子であるオーガストがあまりさえないと思ってるルネシアに恋して突き進んでいくお話。
ルネシアの為政者としての覚悟や心構えが超かっこいい。
オーガストが彼女に届くように邁進する姿もかっこいいし、おおま先生のよいところてんこ盛りでした。
妹のブランカが実はすごくおバカちゃんだという展開にはびっくり。
やっていいことと悪いことがあるんだぜオラオラという気持ちになりましたが、理解者が現れてよかったです。
これはシリーズにしてほしい作品です。
次回作も超楽しみです!
報連相は大事。
父親が事故死、残された母、長女、次女、母は病がち、娘に相談もなく爵位返上しようとしている、長女は自分のことを擲って身を粉にして領地を立て直そうと奔走している、次女は注目が自分にないと浅い嘘を撒き散らして周囲の同情を買うことに躍起、この間家族間で話し合いも意思の疎通もなし、結構酷かったです。 夫が死んで鬱になった母親の弱さが原因か?
王子がヒロインに惚れた理由付けが少し希薄なような。
ヒーローヒロインは置いといて、後半突然出てきた美貌の侯爵令嬢ジュリーア、腐〇〇(闇深め)頭脳明晰、子種の元を携え男色家辺境伯爵アイザックに嫁入りです。どうやら推しはアイザック、度々眼福興奮で気絶‼️(絶対鼻血も吹いてる) ちょっとしか出番無いのに場をかっさらっていきました。 余りに推し過ぎてアイザックにちゃんと向き合えなかったのが、強めの酒一杯引っかけたら大丈夫というのも面白くて好感度爆高‼️
アイザックの数少ない恋人とのシーンも萌える。
最後に主人公カップルを席巻してしまった。(このカップルのスピンオフが読みたい!)