あらすじ
【電子限定!描き下ろしマンガ収録】
最近知り合った牧緒くんは、「記憶がない」らしい。
それ以外のことは、詳しくは知らない。
だけど、彼の傍ではなぜか深く眠ることができた。
僕の過去をありのまま受け止めて、いとも簡単に僕を救ってみせた。
「好きな人を 侑くんを幸せにしたいよ ――俺は」
そう告げてくれた彼と、一緒にいたいと思った。
――…たとえ、僕には同じ「好き」を返せないとしても。
牧緒くんは特別で、彼にとって安心できる居場所になりたい。
けれど牧緒くんは、忘れたはずの“ある記憶”に苦しみつづけていて――…?
暗闇のなか、“ふたりだけ”の関係性を探して求め合う
祈りと救いのボーイズラブ。
◆◇◆単行本カバー・カバー下イラストを収録◆◇◆
感情タグBEST3
タイトル核心すぎるのです…
受けの、一緒にいられるなら名前なんてなくていいっていう誠実さと攻めの理屈じゃなくて感情に抗えなくなっている自分との葛藤。どこまでも不器用でそれでも諦めきれないのが本当に刺さりました。
恋愛って感情で突っ走るイメージがありがちなんですけど…受けも攻めも自分と向き合ってから相手に接するからこそ、ちゃんと深くて鈍くて苦しくて、でもそこが愛おしくて。名前を与えられない関係ってとても不安定だけど、それでも言葉にできない気持ちをなんとかカタチにしようとしているのが繊細なBLの魅力だし、タイトルのテーマが完全に昇華されていて、何度も読み返したくなりました。
なかなか
切ない話しですね。牧瀬くんは、母親の事故さえなければ、もっと平和に生きられただろうなと…。牧瀬くんもタスクさんも共依存なんだと思うけど、それでも2人が幸せそうなので良かったなと思いました。
とても静かで主人公2人の心を重視したストーリー。
一回読んだだけでは分かりづらかったけど、読み返してなるほどなぁと思えた。激しい性描写はないけれど、幸福感に満ちたBLも良いなと思う。
匿名
絵が綺麗で作者さんも初めての方で何も知らずにノリで買ったんですけど凄い素敵な作品でした。私も侑くんの気持ち?凄い理解出来て、みんなそれを普通だとして押し付けてきてそれが出来なかったら好きじゃないとか好きって気持ちはあるのに少しのズレがあるだけで変な人扱いされて、けどこの2人はそれも乗り越えちゃうしどんどん2人で新しいこととかお互いに望んでる言葉や行動を与えて過ごしていくのかなって思いました。軽いキスシーンくらいだけだけど凄い幸福感に満たされました。
匿名
至高の作品
この作品に出会えて良かったと心から思える作品でした。
恋愛感情を抱けない男と、過去のトラウマから記憶喪失になった青年が、お互いにとって唯一になって、二人だけの特別な関係を築いていくお話。
絵も綺麗で、ストーリーも秀逸。読み進める手が止まらないほど引き込まれました。
読了後の心が満たされる満足感がたまりません。
叶うならその後の幸せな二人をもっと見たい。。
何度も読みたいし、単行本も買いたいと思える作品に出会えたのは久しぶりです。
レビューと星の数の多さ、絵の綺麗さで読み始めました(試し読みからの先も読みたいと思い悩まず購入)しかし私にはストーリーが重く、胸が苦しかったです。しかし良く理解出来ず数度読み返し、苦しくなり…