【感想・ネタバレ】シン・ロジカルシンキングのレビュー

あらすじ

★Amazon売れ筋ランキング1位!
本>ビジネス・経済>ビジネス実用>環境とビジネス(2024/07/23調べ)


生成AIの時代だからこそ必要な「考える力」をアップデートしよう!
デロイトトーマツで上位数パーセントの人材に限られる最高評価を4年連続で獲得、
同グループでロジカルシンキング研修講師も担当する気鋭の戦略コンサルタントが教える!
相手も自分も腹落ちさせる、あらゆる業種で役に立つ、思考の「型」

ベストセラー『目的ドリブンの思考法』著者、待望の第2作!

ビジネス思考法の定番中の定番、ロジカルシンキング。
「正しく、わかりやすく伝える」ことで効率的なコミュニケーションを可能にし、
ビジネスパーソンが成果を出すための再現性を高める思考の枠組みとして活用されてきた。
しかし一方で、そのように効率性と再現性を重視するがゆえに、
アウトプットの品質の「同質化」という問題が生じやすい。

「論理的に考えればそうなるのは分かっている。聞きたいのは、あなた独自の考えや洞察だ」というわけだ。

そうした従来のロジカルシンキングが陥りがちな「コモディティ思考の罠」を超え、
意外性・新規性のある発想や思考を生み出すロジカルシンキングの進化系、
それが「シン・ロジカルシンキング」である。

シン・ロジカルシンキングの核心として、本書は「QADIサイクル」を提案する。

Q:問い(Question)
A:仮説(Abduction)
D:示唆(Deduction)
I:結論(Induction)

これらを循環させることで、独創的で説得力のある思考が紡ぎだせるようになる。

生成AI時代だからこそ求められる、人間ならではの創造的な論理的思考力。
本書は、その高め方を教えてくれる。

・ビジネススクールの理論を実践に結びつけたい人
・戦略的思考力を磨きたい人
・「考えること」の本質に迫りたい人

本書は、そんなあなたの知的好奇心を刺激し、思考の地平を広げてくれるだろう。
ビジネスの最前線で活躍したいあなたに贈る、必読の一冊。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

思考法だけではなく仕事をする上での心構えについても書いてあり、どうやって使えばいいのかわかりやすい。

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2025年10月24日

Posted by ブクログ

ロジカルシンキングに関する古典的名著のエッセンスが上手くまとまっており、ロジカルシンキングはこれだけあれば良いと感じた。
現役コンサルタントとしては、繰り返し読んで丸暗記したい1冊。

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2025年09月16日

Posted by ブクログ

フレームワークも大事だから、それだけでは実践的にならない。
普段からあらゆるシチュエーションで自分に問いをして、思考をすることで思考力が高まる。
素早い判断をするためには、数多くの経験が必要。
現状に安心せず、新しい環境に飛び込むことがひつよう!

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2025年09月10日

Posted by ブクログ

名著である。

既存のロジカルシンキングでは伝わらないし価値が薄いという、一見理解し難い主張と対策が見事にまとめられている。

注意として、最初の数十ページはカタカナや独自用語が特に多く感じ、意識高い系のコンサル本かと感じでしまうかもしれない。

しかし、それに目を瞑れば、言っていることは的を射ていて、とても参考になる。

本当におすすめの本。

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2025年09月06日

Posted by ブクログ

 ロジカルシンキングは自分も研修で触れたことがあった。その時は既存知識を数字というデータでアウトプットすることに固執しており、論理的な思考というよりは地頭や知識量がモノを言うものと勘違いしていたように思う。
 本書においても知識そのものは重要であるスタンスを取っているように思われる。例えば、VRIO分析などのフレームワークは既知として解説が進んでいく。その上で、誰しもが同じ答えにたどりつくであろう一定の回答に対し、独自性を加え、新たな価値観や付加価値を提供することが大切であるというメッセージを発しているように思えた。
 「思考のコモディティ化」など、繰り返し使用されるキーワードが鼻につくこともあったが、思考プロセスの整理方法にとどまらない視座を与えてくれる点で、読んで良かったと素直に思える書籍だった。

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2025年08月16日

Posted by ブクログ

▼概要
知的生産とは「与えられたもの」から「与えられていないもの」を導くゲーム
→いかに他の人が気付けてないものに気づけるかが大事
その上で受け手がまだ知らないかつ、役にたつ情報を作ることが価値の創造になる
※そして与えられてないものの価値に共感してもらうために論証が必要になる
→論証は相手を論破するためではなく、動機づけし、共に動くためにある

そのための思考法
・演繹法
・帰納法
・アブダクション
→まずはインプット量、経験量を増やすことが必要
これらをたくさん集めた上で、抽象化する、そして思考をずらすことで結論を飛躍させること
※飛躍させることでコモディティ化から抜け出す


▼思考の流れのフォーマット
帰納法でさまざまなサンプルを集め、そこから前提を作る
→前提をもとに演繹法で結論を拡大していく
※しかしそれだけだと再現性は高いがコモディティ化に陥る可能性がある
→アブダクション(仮説、推論)を使い、全く新しい角度での思慮、発想の拡大や飛躍をさせる
※アブダクションはロジックを飛躍するため、斬新ではあるが論証の確からしさが損なわれる可能性が高い
↑これらを活用して思考すると良い

▼すべき考え方
「あえて自分に批判になって、改善のサイクルを自分で回せるようになろう」
「いいとこ取りの私淑で、周りの人物を観察して真似してみよう」
「量質転化の考えで仕事や日常で鍛錬の場数をどんどん稼いでいこう」

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2025年04月09日

Posted by ブクログ

同僚や部下にぜひ薦めたい。
ロジカルシンキングの基本〜応用まで記載。
構造化に始まり、so whatなど深めることも学べた。

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2025年02月04日

Posted by ブクログ

ロジカルシンキングの本は何冊も読んだことがあったが、“シン”のタイトルに目を惹かれて購入。論理的思考=頭の回転と捉えており、どうしても苦手意識が拭えなかったが、「前提条件のストック=経験にも左右される」改めて整理できて、諦めずに考えようと思った。また思考法には、演繹法•帰納法•アブダクションがあり、私は帰納法方であるので、演繹法とアブダクションを意図的に利用したい。

「思考スピードは必ずしも頭の回転によるものではなく、前提条件のストックをどれほど持っているかにも大きく左右される」
「思考には、論証と発見の2つがある」
「演繹法→手持ちの情報が持つポテンシャルを引き出し、最大限の有効活用がてきる。帰納法→個別のサンプルを観察•収集することで、一般性の高い結論を導くことがでにる。アブダクション→まったく新しい仮説の発見が可能にしてくれる。」
「語りの真実とは、ロゴス(論理→誰もが理解できる筋道立った語り)•パトス(情熱→内面の価値観•思いを乗せた語り)•エートス(信頼→相手からの信頼を得る誠実な語り)」

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2024年11月25日

Posted by ブクログ

まさに思考のアップデートという感じ。
問い(クエスチョン)、仮説(アブダクション)、示唆(ディダクション)、結論(インダクション)とそのサイクルを螺旋状に回すというのは、覚えやすいし、意識しやすいし、実践して行きたい。
色んな思考に関する本やビジネスに関する本の結晶というか到達地点を受け継いでいるという感じ。まさに巨人の上に立つ、か。
ロジカルには充分な要素と期待される順番がある
加えて情理、レリヴァンスも必要というところは最近の自分にとてもヒットした。
他者の仮説を頭ごなしに否定するのではなく、筋を通す可能性を考える、思いやりの原理は自分も持って行きたい。
問いには、背景としての後、今後どうなるかの前、外と内、さらには視座を上げる高さがある。
心理的盲点に気をつけながら。

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2024年10月03日

Posted by ブクログ

ロジカルシンキングに関する書籍は多数あるが、本書は論理(ロゴス)だけでなく、情理(パトス)、信頼(エトス)も含めた「全人格をかけて考える」ことを通じて、「真(事実と相手の価値観に基づく)」「善(目的によく貢献する)」「美(思考の構造がクリア)」を目指す視座の高さが際立つ。
また、フレームワークを使った事象整理に依存するあまり陳腐な気づきしか得られないことを戒め、論点設計・仮説形成・演繹的思考・帰納的思考を自在にこなして独自性のある気づきとするステップを丁寧に説明している点は、帯にある「あたらしい論理的思考の教科書」と呼ぶにふさわしい。
四象限のQADIサイクルは、個人的にはオーウェンのデザイン行動モデルとのアナロジーを想起させ、デザイン思考との相性のよさを感じさせる。

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2024年09月16日

Posted by ブクログ

プロセスの標準化はアウトプットを同質化してしまう。コモディティ思考の罠。コンサルの提供してきた思考フレームワークを超える思考。ただ、最初の結果かプロセスかの議論が多少のデフォルメはあるとしても二元論者同士の浅い水掛け論すぎて、これがコモディティ思考の罠の弊害だとすると、コンサル思考が生み出した損失は結構大きいのではと思った。脱コモディティ化のための演繹的思考。
現代にマッチした「思考」フレームワークのコアとして、Q(Question: 問い) / A (Abduction: 仮説) / D (Deduction: 示唆) / I (Induction: 結論)を提唱。

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2025年10月06日

Posted by ブクログ

最近コンサルの方と仕事をする機会があり、どのような思考をしているのかが気になり手に取った本。

シンロジカルシンキングで謳われているQADIサイクルについて、順序立てて丁寧に説明されている。
Question 問い
Abduction 仮説
Deduction 示唆
Induction 結論
サイク

この5つの力がどれだけ成熟しているかによって、自身の思考の成熟度がわかるが、自分はまだまだレベルが低い箇所が多いと実感した。
日々の物事や出来事への問いの立て方や仮説の持ち方を意識して考えていくことで、思考のレベルをより一層高めていきたい。

考えるという営みはデリケートで自分でその感覚を養っていくしかないという本文の言葉通り、日頃から問いを立てることが大事なのだと理解した。

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2025年08月23日

Posted by ブクログ

【目的】
発想力を鍛える
【まとめ(1P)】
ロジカルシンキングに個人的な直観からくる仮説を組み込み、オリジナリティを創出
【ポイント(What)】
・ロジカルシンキングに偏るとコモディティ思考の罠
・「問い」の発散⇔収束が新たなアイディアを生む(切口:内/外と前/後)
・QAIDサイクル(問いを立てる→仮説をたてる→演繹手的に情報の可能性を引き出す→正しさを検証)
【アウトプット(How)】
・「主観」「信念」で独自の仮説を生み出し、ロジカルシンキングで発展、検証
・他人の仮説のあら捜しをするのではなく、有用性に着目する

【その他】
・論証は相手を論破するためではなく、組織がともに動く動機付けにこそ意義がある
・「情報をやみくもに集めてから整理する」のではなく仮説を立てて情報を収める
・知的ポジティブ:発想がわき、他人のアイディアにも「それいいね」と好意的に受け止められる

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2025年05月17日

Posted by ブクログ

2024年49冊目
資格勉強等で忙殺していたため、久々の読書。本書は「目的ドリブンの思考法」の著者の2作目であり、前書とは異なる視点で、これから社会で求められる思考法(ロジカルシンキングとは別)について整理されている。実務に使いたい思考法もいくつかあり、読んでよかったものの、この思考法で実際に効果があげられるのか少し不安になった。

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2024年10月28日

Posted by ブクログ

コンサルティングファームは「So what?」によって事実を示唆へと昇華させることに思考の向きがある。
他の仕事だと「なぜなぜ」で原因を掘り下げることが多い。

今振り返ると自分がいかに「コモディティ思考の罠」にかかっていたか思い知らされた。

汎用的な答えではなく、自分なりの付加価値をつけた答えを出すには、「QADIサイクル」が重要。
Q:問い
A:仮説
D:示唆
I:結論

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2024年08月25日

Posted by ブクログ

論点思考、仮説思考、論理思考をひとつにまとめ上げようという試み。

Question 論点思考で問いを出す
Abduction 仮説思考で仮の答えを出す
Deduction 演繹法で広げる
 複数の仮説を一つに統合していく
Induction 帰納法で検証する
 仮説のたしからしさを一つずつ確かめていく
サイクルを回して進化させる

コンサルとしては、当たり前に使っているのだが、
これを明記した本はたしかにない。
論点思考はもっと磨いた方がよいし、
論点はプロジェクト開始後の1週間で設定するでは遅すぎる、など、粗削りなところはあるが、
良い取り組みだと思う。

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2024年08月04日

「ビジネス・経済」ランキング