あらすじ
「母ちゃんは、物事がうまくいってないときに俄然生き生きしてくるね」
福岡の80代父(職人肌)とイギリス人息子(思春期)の謎の意気投合、トラック運転手の夫と福岡の母が同時に重病に――
予想外の事件が舞い込む珠玉な日常を、ガッツと笑いで楽しむ英国在住作家のド根性エッセイ。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
ブレイディみかこさんのエッセイ。
コロナ時期でのプライベートな内容が多かった。
お母さんとの別れのシーン「さよなら」は泣ける。
息子くん、18才になるのか!感慨深い。
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ではじめてブレイディさんの本に出会い、息子くんのことも知ったけど、そこから何年もたってないと思っていたのに。よそ様の子ども成長は早いなぁ。
連合いさん、お大事に。
日本の介護業界についての内容もあって、ちょっと嬉しかった。
Posted by ブクログ
コロナ禍 in UK.
2021年4月~2024年3月の雑誌連載のエッセイを纏めた一冊。
公園はパンデミック関係なくちょっと危険だったり、移民が多いだけあって自分の国に帰っちゃう人が多かったり、日本とは少し違っているコロナ禍や、ご主人の闘病、息子さんの成長などブレイディさんの日常が綴られている。
「一人でもあなたの行為を受けて助かる人がいれば、それは善です」(P155)はしっかり心に留めておこう。
ブレイディさん、2021年から光村図書のベスト・エッセイに連続で選出されているだけあってどのエッセイも読みやすい上に読ませるなぁ、面白かったです。