あらすじ
TVアニメ「サイボーグ009」の最初のシリーズにおいて名作の誉れ高い「太平洋の亡霊」。そのシナリオを担当した辻真先のオリジナル台本をもとにコミカライズ! 太平洋戦争で散っていった日本軍の兵器たちが突如よみがえり、襲撃を開始した! 戦争とは何だったのか、そして平和とは何なのか。現代に警鐘を鳴らす大名作が、ここに復活!
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Posted by ブクログ
サイボーグ009、テレビ作品と共に育った。
元々彼らの成立には、強烈な反戦感情があると思う。
そして、本作品は、太平洋戦争を題材にした強烈な反戦作品。
日本人が冷静になって考えれば、きっと心の奥底に持つその心に訴える。
ただ、反戦は武装解除ではない。
サイボーグ戦士たちは、強力な戦士である。
試し読みでもかなり
やはりテンポの良さ等はシナリオの完成度の高さからきているのでしょう。
読めた範囲(冒頭80ページ)ではまだ何が起こっているのか、判然としません。戦時下の兵器が神出鬼没によみがえって攻撃してくるという。兵器としての能力、当然ながら大差があるはずですが、不意打ちに連戦連敗という感じです。
これは続き、読みたくなります。
Posted by ブクログ
配信された白黒アニメ版を見て、興味をもって購入。昭和40年代のTVマンガといわれていた作品の一編にこのような主張を盛り込める凄さと自由さを感じる。半年や一年のスパンで、一話完結を基本としたテレビシリーズは、ウルトラシリーズも含めて、バラエティに富んだ作品を産みやすかったのかもしれない。この本はアニメ版の作品の流れに即してキャラの描写を付け加えており、個々のサイボーグたちを引き立てているところに好感が持てた。個人的には、もっと踏み込んだり、描き足したりして欲しいところだが、あくまでアニメ準拠に徹するという抑制を効かしていたのだろうと解釈した。