あらすじ
「織田信長×森蘭丸、上杉謙信×直江兼続、武田信玄×高坂昌信… 戦国武将が麗しい小姓を寵愛するのは当然の嗜みで、人々はその関係を心から礼賛した―」とする「常識」は、どこまで事実なのだろうか。本書では、史料をベースに、俗説と実像を区別していく。男心と歴史を動かした武家衆道の盛衰史。
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Posted by ブクログ
<目次>
プロローグ 戦国時代の武家男色、その俗説と実相
第1部 室町幕府のと男色文化
第1章 公家・宗教社会の男色
第2章 足利将軍と男色
第3章 守護大名と男色
第2部 戦国武将と男色の実相
第4章 東国の戦国武将と男色
第5章 奥州の戦国武将と男色
第6章 西国の戦国武将と男色
第7章 信長・秀吉・家康と男色
エピローグ 江戸時代の武家男色、その隆盛と衰退
<内容>
2013年刊の単行本に加筆修正したもの。これを読むと、男色はブームと言うほどではなかったようだ。古くは院政期の藤原頼長、そして本書に出てくる足利義尚。大内義隆。あとは著者によれば、かなり怪しいらしい。お話としては面白いのだが、現実に男色ばかりだと、戦争にはならないのではないか?色恋で主君も家臣も死んでしまうから。全うな人々が歴史を作ってきたのだろう。