【感想・ネタバレ】中野京子と読み解く クリムトと黄昏のハプスブルクのレビュー

あらすじ

絢爛な中に漂う死の気配。歴史と名画がスリリングに交錯する!
大王朝が沈みゆく時、人々は美とエロスと死の気配に溺れた――。

クリムト、シーレ、ヴィンターハルターら42点の名画と“ウィーン激動の時代”がスリリングに交錯する絵画エッセイ!
絵画はすべてオールカラー、高品質印刷ですみずみまで美しく。

“本書は、時代の必然のように登場した画家とその地の世相や事件を、できる限り多面的に捉えようとする試みです”(あとがきより)

15の章で「名画」と「歴史」と「人間」を読み解く。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

主役はクリムトなんだろう。前後するマカルトやシーレの話も盛りこまれ、特に前者は今まで知らなかったので勉強になった。
だが、最も興味を惹かれたのは、ハプスブルグ家の老王フランツ・ヨーゼフ1世の話だ。正直この人を題材にしたものをもっと読んでみたい。

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2025年09月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

クリムトが好きなので、中野さんがどう描くのか楽しみにして読む。クリムトが生きたハプスブルク家の歴史を読むという感じで、力点はどちらかというと、ハプスブルク家の終焉にあるように感じられる。クリムトに対する好意的と思える記述に対して、エゴン・シーレに対する辛辣な記述の対比は興味深く感じたが、個人的には全体的に物足りなさを感じた。

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2024年10月17日

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