【感想・ネタバレ】悪女に仕立て上げられた薄幸令嬢の幸せな婚約破棄９のレビュー

大月キエ / 古池マヤ

庶子として侯爵家に引き取られたリリティアは、病気の母の治療と引き換えに父である当主に侯爵家繁栄の手駒にさせられ、自由を奪われていた。傲慢な婚約者からは浮気相手である男爵令嬢との仲を邪推されないよう"悪役令嬢を演じろ"と命じられ、学園でも居場所がない。そんな地獄のような日々を過ごしていたある日、リリティアは世間を騒がせている怪盗・ウルティオに出会う。怪我をしていた彼を助けたことで、リリティアの人生が大きく動きだし―…？
「お嬢さん 俺と婚約破棄を目指さないか？」悪役にされた薄幸令嬢が正体不明の真摯な怪盗と婚約破棄を目指すシンデレララブストーリー！

[happymomoko · ★★★☆☆]

卒業記念パーティー

卒業記念パーティーにリリティアはセドリックのエスコートで参加しました。ウルティオは音楽家として潜入し、ジェイコブに決闘を申し込みました。決闘に勝ったウルティオはジェイコブにリリティアとの婚約を破棄するよう迫りました。うまくいくと思われたところにジェイコブの父ブランザ公爵が現れて、ウルティオの企みは失敗しました。さらにパーティー会場を出たリリティアとウルティオの元に、彼女の母親が亡くなったという報せが届きました。２人にとってよくないことが続きますね。