あらすじ
島育ちの仲良し小学生四人組。あの日「ゆーちゅーばー」になることを夢見た僕らの末路は……(「#拡散希望」)。マッチングアプリでパパ活。リモート飲み会と三角関係。中学受験と家庭教師。精子提供と殺人鬼。日常に潜む「何かがおかしい」。その違和感にあなたは気づくことができるか。新時代のミステリの旗手による、どんでん返しの五連撃。日本推理作家協会賞受賞作を含む、傑作短編集。(解説・村上貴史)
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Posted by ブクログ
全体的に分量的にもサクッと、テーマも現代的なものが多く読みやすかった。
こここら各話の感想。
・惨者面談
母親の違和感には気づいて、絶対本当の母親じゃないだろと思ったけど子供まで本物じゃないとは。。
・ヤリモク
父の愛、怖すぎるなぁ。
指紋や毛髪落ちてたらフツーに捕まらんか?
娘、パパ活よりタチ悪いやんけ。
・パンドラ
精子提供はなぁ、、考えさせられるなぁ、、
自分の子供が"自分の子供"じゃないとわかったら今まで通り愛せるのだろうかと感じた。
・三角奸計
リモート飲み会やったことあるけど、会話のテンポ感とか合わなくてちょい嫌なんよなぁ、楽しかったけど。
最後、主人公はどうなったのか。
・#拡散希望
確かに恐ろしいチャンネルだなぁと思いつつ、実際にある子育てチャンネルだって似たようなもんよな。今作では子供たちは撮られてるのを知らなかったわけだけど、現実では撮られてるのを分かったとしても何も伝えられないような歳から勝手に撮られて動画上げられてるパターンがあって両者はほぼ同義だよなぁ。
Posted by ブクログ
ユーチューバー、マッチングアプリ、リモート飲み会、中学受験、精子提供など比較的旬な社会的問題を題材とした5つの短編集。
短編発表順と掲載順が違っていて、前半3作目までは感心しながら読んだものの、後の2作が《策士、策におぼれる》感満載でがっかり。しかも、その2作の中の『#拡散希望』が、よりによって2021年度日本推理作家協会賞短編集部門受賞作となっていたので2度びっくり。このあり得ない設定の短編を選出してしまう当時の日本推理作家協会賞の選考委員が誰なのかが逆に気になった。
【長編および連作短編集部門選考委員】
• 北村薫
• 恒川光太郎
• 法月綸太郎
• 馳星周
• 柚月裕子
(立会理事:真保裕一)
恒川光太郎って誰?以外は結構まともな選者だったのが、逆にヤバイ。
あと、「パンドラ」で《姿を暗ませる》という漢字表記が2度出てくるが、正しくは《晦ませる》が正解ですよ~。チェック出来ない編集に喝!
最後に、結城真一郎氏は私には初の作家だったので概略をチェック。
【結城真一郎の主なプロフィールと経歴】
• 経歴: 1991年神奈川県生まれ。開成中学校・高等学校を経て、東京大学法学部を卒業。
• デビュー: 2018年に『名もなき星の哀歌』で第5回新潮ミステリー大賞を受賞し、翌年デビュー。
• 代表作: 日本推理作家協会賞を受賞した「#拡散希望」や「惨者面談」などを収録した短編集『#真相をお話しします』(新潮社)がベストセラーとなり、2023年本屋大賞にもノミネートされました。その他の著書に『救国ゲーム』『難問の多い料理店』などがあります。