【感想・ネタバレ】哲学を知ったら生きやすくなったのレビュー

あらすじ

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\マンガでストンと腹落ちする/
人生や仕事のモヤモヤを
スーッと解消!

日経WOMANの人気連載を書籍化。
先が見えない、複雑で不確実な現代。みんな不安、モヤモヤを抱えていて、その答えや生きるための指針を模索しています。そんな時代を切り開くためのツールとして、近年注目されているのが「哲学」です。
「いやな上司と仕事をする」「人間関係のしがらみにうんざり」「自分の人生これでいいのか」…。生きていると抱えがちなたくさんのモヤモヤの対処法を、マンガと解説で哲学の観点から導きます。監修・解説は人気哲学者の小川仁志。
本書を読んで「哲学スイッチ」をオンすれば、くよくよと悩んだり、愚痴をこぼしたりすることも減っていくはず。

下記テーマなど全20話+書き下ろしマンガを掲載
『上司の意見に反論すべき?』 弁証法<ヘーゲル>
『流れに逆らう? 身を任せる?』 あれか、これか<キルケゴール>
『怒りをどうコントロールする?』 怒り<セネカ>
『答えが出ないとき、どうする?』 ネガティブ・ケイパビリティ<キーツ>
『会社が業績不振… どう動く?』 実存主義<サルトル> etc…

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

かれこれ読み終わって一年経ってしまいましたが、読んだ時の衝撃は今でも覚えています。まずは、ショーペンハウアーの「孤独を愛することは自分を愛すること」という言葉です。私はいつも一人でいることが好きです。だからその言葉に共感するとともに、一人でいることが自分を見つめる時間になれることを知って世界が広がりました。また、ニーチェの超人思想が一番好きな言葉になりました。失敗を恐れてしまう私にとって、困難に何度も立ち向かい、乗り越える人を超人とする思想は救いでした。立ち向かう勇気を貰いました。挫けそうになった時にまた読み返したいです。

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2025年08月21日

Posted by ブクログ

マンガと文章でとても簡単完結、わかりやすい!
作者の言うとおり、きっかけの哲学書として完璧かと。
色々な哲学者が載っていてそれぞれの考え方を参考に悩むのではなく、考える。考えて人生を楽しんで欲しいと受け取った。


哲学の視点というのは、もう一つの物の見方、普段から思考を意識して使い分けることが大事
普通にやっていてうまく行かない時、ここぞという時に思考のモードを変える。そのスイッチチェンジができることが人生はより良くなっていくに違いない!



キルケゴールは、人生の選択には「美的選択」と「倫理的選択」の2つがあると言いました。
美的選択とは、流れに身を任せて享楽的に人生を生きるという道、いわば自分で選択しない道それに対して、倫理的選択とは、悩みながらも自分で選択し、人生を切り開いていく道。

彼はそれを「自分自身を選ぶ」と表現しています。つまり、「何をすれば自分が満足できるのかを見極めれば、おのずと正しい選択ができるはず」「本当はこうしたい」という気持ちから逃げず、主体的に選ぶ生き方をしましょう

古代ローマ哲学者、セネカ
怒りは「破壊」であり、仕返しをしたいという「報復の欲望」怒りが増幅するという憎しみの連鎖が生まれる。なので「自分自身の怒りと闘い、怒りに出口を与えるな」と説いている。

怒りが収まるまで待ち、冷静に意見を言うことで、最後に「癒やし」が訪れるー。この3ステップこそが助け合いであり、正しい怒りの表現

19Cイギリスの詩人、ジョンキーツ
不確実さや未解決状態のなかにとどまる力。つまり、判断を保留する能力のこと。日本語では「消極的(ネガティブ)受容力(ケイパビリティ)」とも訳されます。
可能性を楽しむことです。不確実のまま保留したということは、言い換えれば何者にもなれる可能性があるということ。そんな自分にワクワクすることで、イブな気持ちも払拭されるはずです。 

ドイツ哲学者、ジンメル
『紙幣とは、最終的な価値へのはしわたしにすぎない』 お金は、目的ではなくて手段

19C アメリカの哲学者、デューイ
プラグマティズム(実用主義)
あらゆる知識や概念はそれ自体に価値があるのではなく、日 日常の具体的な問題を解決し、豊かにするための道具(手段)である

2003年、法学者で哲学者のキャス・サンスティーンと、経済学者のリチャード・セイラーが提唱した「リバタリアン・パターナリズム」
現代人が“協働”するための思想として、社会学や政治学、法学などの思想面でも重宝
「リバタリアニズム」は個人の自律を求める"自由至上主義”
「パターナリズム」は親のように見守り介入する”父権主義"のこと。
"個人の自由"と“有効な介入”のバランスを取るために生まれた思想
人を動かすには「リバタリアン・パターナリズム」は有手段。ただし相手のことをよく理解し、相手に合わナッジをする工夫が大事。反対意見のフォローも忘れずに!

ブッダ、説得より納得
リーダーに必要な5つの要素
1. 仲間への尊敬
2. スケールの大きさ、SDGsなど地球全体を視野に
3. 無欲
4. 使命感と圧倒的な能力
5. 敵を作らない 「おまえの敵はおまえ自身」自分の欲を捨てることで苦しみながら逃れられる

イギリス哲学者・バートランド・ラッセル
『幸福論』(1930)で、「幸せになるために最も重要なのは、自分ではなく外界に目を向けること1つまり"客観的に生きる”こと」
幸せを感じない理由のひとつは、自分の内にばかり興味を向けて主観的になっているから。俯瞰し、幅広く外に目を向けるバランス感覚が大事。
⭐︎⭐︎⭐︎「幸福の獲得」幸せは偶然やってくるものではなく、自ら能動的に手に入れるものということ。

老子
「すべてはひとつ」
「道(タオ)」道は万物を生み出す宇宙の原理であり、人為的な一た自然の摂理を指す
作為をせずあるがままの状態をよしとする「無為自然」何もしないことによって、実は全てのことをしている
「上善は水の如し」

アドラー
課題の分離
理想の自分と比較する段階まで高めれば、単なるねたみでは終わらない
課題を克服するのに必要なのは「勇気」
人間は自分自身で人生を意味づけ変えていくことができる
人の役に立ち感謝されたことに目を向けること

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2025年04月20日

Posted by ブクログ

漫画で、しかも登場人物が例えとなってるから、すごく、分かりやすく、スラスラ、読める。哲学を簡単に読みたいなら、おすすめ

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2024年11月01日

Posted by ブクログ

人生を生きるヒントが、漫画を通して分かりやすく理解できました。誰もが当たり前に抱えるなやみ、迷い、葛藤。友達の行動で自分のやりたいことを見つけたり、逆説的に行動を問えば本質が見えてきたり、また読みたいと思いました。

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2024年08月15日

Posted by ブクログ

哲学とはなんなのか初めて触れる人におすすめ。人間関係から人生、お金のことなど有名な哲学者 20人から学べることが沢山ある。

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2024年06月08日

Posted by ブクログ

マンガと対話形式の文で、難しいと思われがちな哲学がすーっと入ってくる。
生きにくさを感じやすい社会だけど、こんな考え方があるってことを知ってるだけで苦しさから少し距離を取れるかも知れない。

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2025年09月15日

Posted by ブクログ

哲学触れたことなかったけど面白かった。人生の洗濯に困ったり、現場にモヤモヤしたりした時、悩むのではなく考えるようにしようと思った。どう進めたらいいか止まってしまった時に、視点を変えるのに活かせそう。

・キルケゴール
「あれかこれかの選択を迫られた時、本当の自分の心を見つめ直せば、おのずとどちらを選ぶべきか分かる。」
疑問を感じた時は生き方を問い直す良い機会。自分に向き合い自分の意思で選択する。

・キーツ
「物事が複雑な状況にある時は、拙速に答えを出す必要はない。あえて判断を保留にする方が、人生の可能性が開ける。」
悩んでも答えが出ない時は、無理に選択しない。ネガティブ・ケイパビリティ。

・ディルタイ
「人間は異なる体験によりできている。それぞれの体験を理解し、うまく共存しよう。」
苦手な人がいる時は、その人を作っている体験など背景にあるものを知り、理解しようと努力する。その上で、苦手は苦手のまま気にしないようにする。

・アドラー
「劣等感を他者との競争に向けず、自分の理想に近づけるために生かす」
その人のどこが羨ましいか考えたら、悩みももっと具体的になる。私にはムリっていう要素を削れる。
その心配や不安は母の問題。私がそれを考慮するかどうかは別。
自分の評価を他人の承認に委ねていては、満たされず苦しむだけ。重要なのは人ではなく自分がどうありたいか。

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2025年08月29日

Posted by ブクログ

物事は、人によって答えも違えば、視点を変えれば、同じ人でもそれに対する答えも違う。様々な視点を教えてくれるのが哲学。でも、あくまでそれは正解ではなく、それらの考えに触れ、自分で考えて答えを導きだすことが、本当の答えになる。

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2025年08月10日

Posted by ブクログ

何でこの本を手に取ったかというと、普段から「なんだか生きづらいな」と思っていたからかもしれない。
自分の自動的な思考に身を任せているとしんどくないことも多いが、この本には、生きていく上で前に進むためのヒントが詰まっている。

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2024年07月04日

Posted by ブクログ

哲学は難しいイメージだったが、もっと知ってみたいと思う入り口になった。
考えが深くなればなるほど面白くなるのではないか。
身の回りで起きていること、漠然としたものを一つ一つ疑ってみて、再度考えてみることはすごく有意義で楽しいことなのではないか。
ワクワクした一冊でした。

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2024年06月01日

Posted by ブクログ

様々な哲学者や考えを知るきっかけになる入門書。
内容は広く浅くといった感じで物足りなさを感じた。
ただ知らなかった人物や考えも知ることが出来た点は良かった。

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2025年11月02日

Posted by ブクログ

さわぐちけいすけさんの漫画と対話形式の解説で哲学のさわりを紹介するような形式の本。
私のような哲学初心者にピッタリで、考え方によりけり自分と合う合わないがあるものだと思うので、ここから興味の出た著書を読んでみると良いのかなの入口の本。

流行ってたニーチェやアドラーは知ってたけど経済的側面が強そうなナッジ(リバタリアンパターナリズム?)は全然知らなかったし身体論も興味を持った!
こうやって数珠繋ぎに興味が増えて深堀して行けるのたのしー!!

この本ひとつで生きやすくなる訳では無いなぁというのは感想にある…
あくまで入口でありここから自分で切り開いていくものって感じ

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2025年09月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

マンガつきで読みやすかった。
現実社会での悩みは、哲学を知ることでより良い選択や考え方が
できるようになるということが知れてよかった。

<今後実践していきたいこと>
・「お金」は「なりたい自分」に投資する!
 →「節約」と「自分への投資」をうまく判別して、
 書籍や映画、経験などの「自分への投資」には思い切って投資する。
・答えが出ないときは、「保留」することも選択の一つとして考える!
 →時間が解決してくれることもあるし、その間に勉強したり、読書したり、
 自分と向き合ったり、スキルアップに力を入れていれば答えが見つかるかも?
・劣等感から開放するために、他人ではなく「理想の自分」と比べる!
 →落ち込んでも、理想の自分を手に入れるために努力している自分を褒める。
・人生仕事だけじゃない!趣味を充実させよう!
 

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2025年08月06日

Posted by ブクログ

マンガの後、詳しい解説でわかりやすく哲学を教えてくれる。
ただ、実践はなかなか難しい。
何回も読みなおし、自分の意識から変えていかないといけない。

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2025年02月02日

Posted by ブクログ

人生で悩むことは山ほどある。
でも、その答えは自分の中にしかない。
自分でとことん考える過程にしかない。
その時に自分に思いっきりフォーカスする主観的な視点と、それを相対化できる客観的な視点を持つこと。
それがバランスよくできれば、生きやすくなるのかなという気がした。

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2024年12月03日

Posted by ブクログ

生きやすくなるためにメンタル強くいなきゃとか思ってたし、哲学って深いものだと思ってたけど、哲学って単純で、哲学へのハードルが下がった、ブッダみたいに善い生き方を続けて、周りが着いてきてくれような教員になりたいな〜と

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2024年11月14日

Posted by ブクログ

哲学を日常の出来事に落とし込んで紹介。
いくつかの考え方を知るきっかけにはなる。
ヘーゲルの「否定はむしろ発展するための力だ」を、水と油でできるドレッシングに例えたのは、うまいなぁと思った。

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2024年08月18日

Posted by ブクログ

サクッと読める手に取りやすい本!
自分とは遠いい文脈を知るべく哲学を深めたいと思い、選ぶべき本を探したく手に取りました。
次に読みたい本は下記
・アドラー
・荘子、老子、孔子
・ラッセル幸福論
・ブッダ
・ショーペンハウアー孤独論
・セネカ

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2024年08月11日

Posted by ブクログ

漫画も挟んでいて文量も少なくさっと読める。内容はかなり表面的なものなので物足りない人には物足りない内容。哲学の入門書にくための入門書みたいなものか。

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2024年07月27日

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