【感想・ネタバレ】ひとつの祖国のレビュー

あらすじ

第二次大戦後に分断され、再びひとつの国に統一された日本。だが東西の格差は埋まらず、東日本の独立を目指すテロ組織が暗躍し……。意図せずテロ組織と関わることになった一条昇と、その幼馴染で自衛隊特務連隊に所属する辺見公佑の二人。社会派エンターテインメント巨編。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

マイペースな一条が、知らないうちに大事に巻き込まれて呆れるほどだったが、最終的には強い意思を持って動き出すことができたんだ、と推測できて良かった。
辺見も一条も私も同じように迷い悩み、やはり結論は出ないのだと思う。

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2025年09月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

東日本・西日本が分裂→統合した世界の話。
お話としては、前半のドキドキ感、すごい物語を読めそうな気がする感が大きかった分、後半やや失速したか?という感じ。

一方で、小説の中の富裕層に富が偏っている状況はちょっと先の未来の日本の話にもみえて、他人事とは思えなかった。
暴動が起こっていく国民の熱量、それが特に大きな成果もあげずスッと終わっていく感じなどとてもリアル。
闘争心をなくせばテロも起きずみんな幸せだから強制的になくさせようのMASAKADO vs 闘争心なくて本当にいいの?それが人を人たらしめているものなのでは?の一条、って感じだけど、本当にどっちなんだろう。
個人的には、闘争心は人という生き物の特性であり、そんな特性を持つ生き物が繁栄を続けたら自ずと富の偏りが発生するのでは、と思う。
それを受け入れたくないなら闘争心燃やして覆していくしかない。MASAKADOが発生したのも闘争心の結果だったということ。
そうやって歴史の流れに大きなダイナミズムを生むのは闘争心だったりするわけで、平和な世の中もいいけれど面白い世界・面白い人生にするには闘争心あってもいいんじゃない?と思う。

お話そのものも面白いけど、これ読んだ人で感想戦したらもっと面白いだろうなーと思った。

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2024年09月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

うーん、広げるだけ広げて、まとめられなくなってしまった感がすごい。マサカドがどうなるのか、一条がどうなったのか、独立の行方は色々と回収してない…

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2024年05月09日

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