あらすじ
「世界の謎」を追う神話ファンタジー、待望の3巻!
命を生む正神『スメラ』の手がかりを求めて
泛旦国を訪れた琉劔たちは、
弱冠15歳で王座についたダギと出会う。
瑞雲と旧知の仲だったダギは再会を喜ぶも、
彼は尾をもって生まれたため「狗王」と蔑まれ、
母親である王太后からも疎まれていた。
しかも、彼が即位した経緯には不可解な点があって……。
はるか南方の国で琉劔たちの旅は
思わぬ方向に大きく動き出す――。
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Posted by ブクログ
今回の主人公は狗王と呼ばれ差別される1年限定のマザリモノ、ダキ。純真無垢の悪である王太后、彼を差別せず扱う女官の浬灑(りしゃ)、最後までマザリモノが王になることを反対していた兵部の蜂畿(ほうき)、王宮を取り仕切る趠砂(たくしゃ)、近衛司の景姜(けいきょう)ーー様々な人の思惑が複雑に絡み合いながら、神々を隠す御簾がほこ綻び、スメラの正体がわずかに示された巻。
最後の数ページを読んだ瞬間、咄嗟に「そういうこと!?」と叫んでしまった。
考えられる可能性は2つ、それが過去か未来かで変わるがーー個人的にはおそらく過去の出来事ではないかと思っているがーーいずれにせよ続刊での答え合わせが楽しみである。
Posted by ブクログ
ちょっと待って!
なんてところで終わるの!終章の意味は?!
続きが気になる!
スメラは皇尊のことなのか。えー地球に帰れるって何??きになるー!
面白くて一気に読んでしまった。
後半の勢いが凄まじく本当に読むのが止まらなかった。
にしてもハンタン国はリシャの言うように気持ちの悪い國だ。その中でダギはなんていい子なんだろうか。
王皇后が恐ろしすぎる。
こーゆーのが1番タチが悪い。天罰だな、あれは。
Posted by ブクログ
泛旦(はんたん)国の新王ダギは“まざりもの”で「狗王」と呼ばれ、国民に蔑まれています。スメラの謎を追いかけて泛旦国に来た琉劔達。
なんとダギは瑞雲の知り合いで ―― 。
民の生活が信仰と密接で、国によって崇める神様が違います。
“まざりもの”だったため母に捨てられたのに、王の死後、突然呼び戻され新王になったダギ。琉劔はそんなダギに過去の自分を重ねてみます。
実はダギの母、王太后にはある企みがあってダギを呼び戻したのです。
事件の後の泛旦国がどうなってしまうのか、今まで登場したどの国よりも心配してしまいます。
そして、スメラの謎。続きがとても楽しみです。
Posted by ブクログ
尻尾が生えているが為に、国民から「狗王」と呼ばれる15歳のダギ。生い立ちもさることながら、次々と明かされる自分の立場が切なかったです。
王宮での思惑が交差して、それでも仲間が居てくれるのが救いでした。
匿名
面白い
終章を読んで、え⁉️ お話の中の国はどこ?となります。
本編では架空の国々のお話と思って読んでいたので 最後にびっくり。
ここから どうつながっていくのか楽しみです。
Posted by ブクログ
泛旦国(はんたんこく)の新王の章。
スメラの伝説を追いながら、思い掛けず、天鳥船(あめのとりふね)についても解ってしまう。
ダギをめぐる王太后の企みと真実を知った後のダギ決断。王の素質と国のその後も見えるような気がする。
ファンタジーが強く読み難い巻もありますが、この巻はサクっと読めました。狗王(いぬおう)、面白かったです。
Posted by ブクログ
とーっても面白かった。
終章を読んで、さらにドキドキした。次も楽しみ。
追記
そういえば、日本には「天皇」を「すめらみこと」と読んでいた時代もあるよね。最後の所で彼らが地球から来たらしいことが分かったけど、スメラはもしかして天皇的な存在を比喩していたり。