あらすじ
【記憶がなくても、同じモノじゃなくても、
それでも愛している。】
「かならずキミを見つけだす。」
ーー朝柊(あしゅう)により初期化されたキルト。
キルトであったことの全てが失われ、真昼(まひる)のことも忘れてしまう。
朝柊は「キルトだったモノ」をヒューマン・エレクトロニクス社に売却。
新たな存在として中古ラブドール「アゲハ」がレンタルされる。
転々と居場所を変えるアゲハを追う真昼。
新しく生まれたアゲハという人格。
二度とは戻らないキルトという人格。
真昼はそれでも彼を探し続ける。
※本作品は単話配信しているものに、加筆修正・描き下ろしを加えたコミックス版です。重複購入にお気をつけ下さい。
感情タグBEST3
何度もは読めない。
泣きすぎて目が腫れた。
こんなに純粋で重たくて暖かい執着は他に知らない。何度記憶を消されても、どんな酷い扱いを受けても、ただひとつの暖かい思い出だけは記憶の底に隠し通した。初めて愛したしとの名前だけだとしても。
人の欲望の醜悪さを見せつけられた作品。キルト、アゲハが受けた筆舌しがたい扱いは、キラキラした一つの暖かい記憶に及ばなかった。
何度もは読めない、記憶に刻まれる作品。
泣く
下巻もまた悪い奴らに捕まったりして、ハラハラするわ、つらいわ、で心休まらず。早く真昼と幸せになってくれ!と祈りながら読みました。スピン元の『 #人形型モノクローム 』での幸せそうな2人を見てるだけに辛くもあり、でもハピエンの安心感もありで。
しっかし、下巻も泣けた。
描き下ろしの朝柊とのシーンでまた号泣😭 私的には、セックスドールとしてではない友情みたいな愛情が芽生えてた2人にどうにも惹かれてしまうのでした。
これ、セックスドールが生身の人間だと思うと、ほんとひどい世界線すぎて辛い。キカ糸先生の作品って、結構わかりやすい悪役が出てきて、えげつないシーンもあるのに、ファンタジックな絵柄のせいか胸糞悪さが中和される。でもそれと同時に、この絵柄のアンバランスさが切なさを倍増させてる気がする〜😭