【感想・ネタバレ】ねずみロワイアル(1)のレビュー

あらすじ

修学旅行だと思って連れてかれたどこかの島。そこで宣告されたのは殺し合いが始まることだった。28日後に来る迎えの舟に乗れるのは5人だけらしい・・・・。突然の出来事にうろたえる優柔不断で弱気な西部(にしべ)君。果たして彼は生き残ることができるのか。かわいくてみえてくらっちゃう、ねずみデスゲーム開幕。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

修学旅行の最中、突然連れ去られて「これから殺し合いをしてもらいます」と告げられて物語が始まる。
いわゆる、バトルロイヤルを、ネズミに置き換えて描いた作品。

キャラクターは全員ネズミ。でも、個々のキャラクターの心情はかなりリアルに描かれていて、青春群像劇としてとても優れていた。仲間意識だったり、恐怖だったり、恋心だったり、人を殺すリアルさが丁寧に掘り下げられていて、とても魅力的だった。まさに高見広春のバトルロイヤルを彷彿とさせる、巧みな心理描写で読む手が止まらなくなった。

後半では、ユニバース25という、動物実験のモチーフにした設定が登場して、実験動物として生かされているネズミたちの鼠生について考えさせられる展開に。ただ、3巻で打ち切りになってしまったようで、バトル終了を待たずに幕切れ…悲しい。

それにしても、ユニバース25という実験についてたくさん調べたのだけれど、とても恐ろしくも、興味深い実験だなあと。

どんな結末になったのか気になる。。。

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2025年12月06日

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