あらすじ
10万部ロングセラー待望の最新版
部下との関わり方に悩んでいるリーダー必見!
コーチングの基本概念「アクノレッジメント(承認)」の入門書
【こんな人におすすめ】
・部下に主体的に動いてほしい
・部下の成長をサポートしたい
・チームのパフォーマンスを上げる効果的なマネジメント方法を知りたい
・個人の価値観を尊重しなければいけない時代になって、部下との関わり方がわからない
コーチングでは、問いを投げかけ、その問いについて考えるプロセスの中で、相手が自然に目指す方向へ前進していくことをサポートします。
ただ、目的地が決まり動き出したとしても、最終的に目的地にたどりつくためには「エネルギー」が供給され続ける必要があります。
そのエネルギー供給のことを「アクノレッジメント(acknowledgement)」と言います。
アクノレッジメントにあたるのは、ほめる、任せる、叱る、あいさつする、声をかけるなど、「私はあなたの存在をそこに認めている」ということを伝えるすべての行為、言葉。
このアクノレッジメント、つまりエネルギーの供給回数が多ければ多いほど、供給方法にバリエーションがあればあるほど(レギュラーガソリンで動く人もいれば、軽油で動く人もいるわけですから)、相手をより遠くまで、ひいては目的地まで動かすことが可能になります。
本書では、あらゆる事例をもとにアクノレッジメントの技術を伝えていきます。
すべての人間関係が変わる、コミュニケーションの本質を学びましょう。
【目次】
プロローグ 田中課長の憂鬱
LESSON 1 人を動かすアクノレッジメント
1 アクノレッジメントとの出会い
2 なぜアクノレッジメントか
3 根性型指導の限界
4 承認型で成果を出す「体育会」が台頭してきた
5 ミドルにもシニアにもアクノレッジメントは必要
LESSON 2 認めること、ほめること
1 本当にほめる
2 スーパーアクノレッジメント、任せる
3 相手の影響力を言葉にして伝える
4 相手の存在価値を高める紹介
5 怒らずに叱る
6 自分で答えずに相手の意見を求める
7 謝ることの力
8 ノーと言う選択権を与える
9 部下を接待する
10 メールはクイックレスポンスで
11 贈り物をする
LESSON 3 たった一言で気持ちは伝わる
1 修飾せずに観察を伝える
2 頻繁に頻繁に声をかける
3 本気のあいさつ
4 別れ際の一言
5 意志のあるあいづち
6 リフレイン
7 部下に対するリフレイン
LESSON 4 人によって接し方はさまざま
1 4つのタイプ
2 コントローラーに対するアクノレッジメント
3 プロモーターに対するアクノレッジメント
4 サポーターに対するアクノレッジメント
5 アナライザーに対するアクノレッジメント
LESSON 5 相手にあったコミュニケーションを選ぶ
1 若い人には理由をきちんと説明する
2 新しい部下をチームに溶け込ませるには
3 年上の部下との接し方
4 上司に対するアクノレッジメント
5 営業上手は「売らない」
6 子どもとうまく接するためには
7 配偶者にもアクノレッジメントが必要
LESSON 6 変わる時代と、変わらない本質
・ハラスメントを避けるには
・リモートワークには「リサーチ」と「イマジネーション」
・チャットツールでもアクノレッジメントは伝わる
・多様性を活かすためには
・「やってるつもり」のアクノレッジメント
エピローグ アクノレッジメントで何が変わったのか
※本書は、2008年に発売された『コーチングのプロが教える「ほめる」技術』(日本実業出版社)を改訂し、新章と図版を加え新版として出版したものです
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
アクノレッジを意識するだけで、自分を取り巻く環境が変わりそうである。自身は、無意識的にアクノレッジを、取り入りれていた部分もある。しかし、きっちりと言語化して、理論として落とし込んだ上で実践すると効果はさらにアップしそうである。コーチングの時代は終わったかに思っていたが、令和の時代にも確実に生き続けている。四つのタイプ分けを書いた本は、なかなかないので、本書は貴重である。
Posted by ブクログ
コーチングは聞いたことあったが、アクノレッジメントということば(承認とではきいていたが)を初めて知り具体的な意味を学び勉強になった。望ましい方向へ相手が進もうと動き出しても最終ゴールに着くためにはエネルギー供給がされ続ける必要がある。アクノレッジメントはそのエネルギー供給にあたり、供給回数や方法にバリエーションが多いほど遠くまで、目的地まで動かせられる、というのが面白い。
観察して伝える、子どもと接するときはほめてほめてほめてアクノレッジメントのシャワーを浴びせること。もちろん配偶者にもアクノレッジメントも大事。
ただしバーバルとノンバーバルは一致させ、本当は不満なのにほめるとかではなく、その中で本当に心から褒められる点を具体的に伝えると良いそうだ。
Posted by ブクログ
【問い】
コーチングの基本アクノレッジメントとは?
→相手を承認する言葉と行動を指す
【3ポイント】
①怒るはfor me 叱るはfor you
②褒める事が少ない時は相手をよく観察しその内容を伝えるだけでもアクノレッジメントになる
③多様性を発揮するには、間違った前提ではなく異なった前提と捉える
【感想】
様々なアクノレッジメントのHOWについて分かりやすく記載されている
また、タイプ別の方法や世代別の方法も記載されており明日から実践できそう
Posted by ブクログ
承認するって、簡単なようで難しい…
ただ誉めればいいってわけもないし…
成果承認・成長承認・存在承認、質のいい承認ができるよう研鑽していきます!
Posted by ブクログ
前作『コーチングが人を活かす』がよかったので購入。アクノレッジメントは、規模を問わずすべての組織に生きる人(家庭含む)が実践できる内容だなと感じた。項目が細かく分かれていて、少しずつできそうなことから実践しやすい構成になっている。4つのタイプ別接し方のヒント、も具体的で役立ちそう。
Posted by ブクログ
すべてのページに付箋を貼りそうなくらい、大切なことが毎ページに書かれていた。
「承認(アクノレッジ)」は
どのようなことを
どこからの視点で
どの言葉を選んで
相手に伝えるかということである。
それは相手によって異なる。
上から下に行うだけでなく、下から上の人に対しても、同僚に対しても、友達に対しても、患者、客に対しても活用できる。
・自分から挨拶をする→存在を承認している、というサイン
・小さなことでも相手を労う→労力に感謝しているサイン
・考えが異なっても、相手の考えをいったんすべて聞き、同意する→考えを尊重している、というサイン(海外のビジネス会話でも行われる)
・相手の話を受け入れる→そうなんですね、大変だったんですねと、話を聞きますよというサイン
など
これらの「承認(アクノレッジ)」が相手に伝わることで人望を獲得し、人が動くようになる。
理論と実践例が書かれており、読者が今すぐにでも実践できる構成です。
エピローグの山中君のケースは、アナライザーの山中君に対して上司がアクノレッジしていく後日談が書かれていますが、自分も山中君と同じアナライザーなので「マニアックに行っている点をほめると喜ぶ」「最近どう?と声をかけられるよりも、具体的に質問された方がコミュニケーションを取りやすい」というのは非常にその通りだと思った。当たりすぎてる。
自分の同僚にも心理テストっぽくやってもらってみて、タイプを聞き出すことができたので、実践してみようと思う。
Posted by ブクログ
「今日はシャツがグレーですね」
と、扱いづらいスタッフに伝えてみた。
そういうことを一つずつ積み重ねて、
ちゃんと見てることを伝えないといけないんだね。
過剰に褒めるのではなく。
事実を認め、口に出す。
使ってみます(`・ω・´)ゞ
Posted by ブクログ
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あなたの存在をそこに認める
見ているよ、大事にしているよ
褒めることは技術
→相手を日頃から洞察し、欲しい褒め言葉をかける
Iメッセージ
→相手の行為・存在が自分にどのように影響するか
→私は〇〇と感じた、私にとってあなたは〇〇だ
相手の意見を求める、任せる、選択肢を与える
メールはクイックレスポンス
相手への承認をモノに乗せる、贈り物をする
情報を取り、想像を働かせる