あらすじ
そうか、こう考えればよかったんだ!
目の前の「現実」は変えられない。
でも、「どう見るか」は変えられる。
最近ツイてない、仕事で成果が出ない、恋人にふられた、つい愚痴を言いたくなる、
誕生日なのに誰からも誘われない、職場や学校に嫌いな人がいる、やる気が起きない……、
人生には、面白くないことが、たくさん起こります。
でも、それって本当にどうにもならないことでしょうか?
たしかに、起きてしまった「できごと」はもうどうにもなりません。
けれども、それをどう解釈するかで、感情はいくらでも変化します。
そう、解釈ひとつで、今いる世界を、そこから続くあなたの時間、人生を、素晴らしいものに変えられるのです。
この本は、日常によくあるシーンに落とし込んで、どこにフォーカスすると人生がもっと面白くなるか、
その視点の持ち方を70個ご用意しています。
読み終わるころには、あなたは大空を舞う鳥のように、自由な視点から、
俯瞰して自分の人生を眺められるようになるでしょう。
DL特典「あなたの世界をガラリと変えるスペシャルしつもん」
ネガティブな状況に陥ったときに思い出してほしい
スペシャルな「しつもん」をご用意しました。
スマートフォンに保存して見返したり、プリントアウトして手帳に入れたりと、お守りのようにお使いください。
※本書は『あなたの人生がつまらないと思うんなら、それはあなた自身がつまらなくしているんだぜ。1秒でこの世界が変わる70の答え』を再編集した改訂版です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
・世界の出来事は、起こることは変えられなくても自分でどう捉えるかは決められる。捉え方次第で最悪にも最高にもなる得る。
よりポジティブに、より気楽で楽しく物事を捉える視野の広さと心のゆとりを持った人になりたいと思った。それだけで世界は何倍にも生きやすく、明るいものに変わるだろう。
・また未来について、より具体的により頻回に思い出して想像していくこと。それが未来につながる第一歩だということ。流れ星に願うと叶うと言われているのは、一瞬のうちにすぐ願いを言えるほど自分の中で何度も考えてきた夢だからだと。夢は、より正確に想像できたらそれは叶えられるものなのだと思った。そこまでのステップも自然と分かって、取り組んでいけるから。
・また印象に残ったのはやらなければならないことは一つもない。時間がない忙しいなんてことはないということ。なぜなら死ぬ時あの世に持っていけるものなんて何もないから。強いていうならそれは思い出だけ。頑張りすぎなくてもいい。ただ楽しい思い出はたくさん作る人生にしたいと思った。
他にもちょっぴりくすりとくる話も、気の抜けるような話も盛り込まれており筆者の人柄が伺える。気楽に読めるし、前向きになれる。 気持ちが落ち着かない時に読み返したい一冊。
Posted by ブクログ
捉え方一つでこんなに視点が変わるのかと
ちょっとビックリでした。
クスッと笑えたり、ジーンと感動したり、
なるほどなぁと感心したり…
心が温かくなる一冊でした。
自分と重なるようなところは特に考えさせられたり、感動したり。
いつでも読み返せるように、特に響いた所は
印をつけて…
また読み返したいと思います。
ひすいこたろうさんの作品!はじめて!!!考え方によって人は幸せになれるという内容の本だったんだけど、ポジティブを押し付けている感じが全くなくて、読み終わったら清々しい気持ちにすらなれた。自分のストレスになってたりするようなことって実は考えすぎだったり悩みすぎだったりが引き起こしてるのかなって。もう少し肩の力を抜いて生きようって思える。
Posted by ブクログ
心が軽くなる1冊
自分の捉え方次第で、明るく前向きに生きられる。
この本を読み終わった後、マイナスに考えて生きるんじゃなく、何事もプラスに楽しく考えて生きていこうと思えました。
Posted by ブクログ
物語ではなく、Q&A式で70パターン。
ポジティブシンキングを身に付けられる。
世界は捉え方次第。
ラストミッションで、移動できない時は
想像しただけでも
心から温まるような気がした。
Posted by ブクログ
僕の人生を、楽しくしてくれるひすい先生。この本も「楽しく、幸せになれる」名言が散りばめられてます。読みやすく、わかりやすく、そして心に残る作品です。
Posted by ブクログ
タイトル通り、「物事の見方捉え方で人生は以下ようにも好転する」ことを教えてくれる1冊。
自分自身は勿論、悩める他の人達にも伝えていきたいと感じた。
以下、印象的なフレーズ。
未来は「考える」ものではなく「決める」もの
→自分の人生は絶対に薔薇色!と決めて「何が見たいのか?どう生きたいのか?」を考えて未来の自分を期待する、形になるように今から動けば本当に実現する!
→今は身の丈に合わなくとも、将来的にはそうなりたいから諦めない
→未来の思い描いた姿になるために挑戦する余地を残しておく
不器用に「凹む」あなただからこそ「凸」に出番がある
→「自分はパズルのピース」だと思い、それ以上に大きくなろうとしなくて良い
→ありのままの形を認めて、周りと繋がり絵を完成させていけば良い(凹んでいる分だけ、感謝することが増える好循環!)
自分を大切にする=体を労わり感謝する
→休まず働いてくれているのに労わらず、機能しなければ文句を言う
→最も身近な相棒としてありがとうを言おう
→空腹=口福(幸福)、空腹時間と健康は比例する(食物の消化に膨大な時間とエネルギーを割くから)
→意図せず食事のタイミングを逃しても、物足りなくても、健康を得られたとして喜ぼう!
「最近良いことない」=「良い言葉を使ってない」だけ
→ふとした時に「は〜幸せだな〜」と3回呟こう
→人は捉え方と言語化で今から幸せになれる
自分の誕生日はお母さんを祝う日
→BDに1番頑張ってくれたから
→「産んでくれてありがとう」と伝えよう
いい意味で諦める(期待しない)と、逆にラブラブになれる
→何度願ってもできないことは、「この人はこういう人だ」と思い、代わりに長所と付き合う
→心を受け入れると書いて「愛」になる
自分のことすら思い通りに動かせないのに、相手が自分の要望に応えてくれる/互いに分かり合えるのは奇跡
→当たり前と思うからストレスを感じる、寧ろ感謝せよ
→人は、「自分に感謝の気持ちを持ってくれる人」にこそついていきたいと思う
→脳科学的に、男性と女性の性格は平均20%しか分かり合えないようになっている、理解し合えなくても仕方ない!
上手くいかない時ほど「心からのスマイル」が足りてない
→稼いでる人は、ものすごく楽しそう
→心から楽しむ気持ちに勝るものはない!
水回り=金回り、トイレや洗面所をピカピカにすると臨時収入がやってくる(風水的に)
病気で苦しい時ほど、「過去の経緯」ではなく「未来」に目を向ける
→病気を乗り越える過程が、「未来の自分をより輝かせるために必要な体験」になる
→誰かの希望や勇気になれる
どんな自分も受け入れられる「まなゆい」
→どんな自分であろうとも「私は〜と思った自分を受け入れ、認め、許し、愛します」
→〜をso what/whyで深掘りつつ5〜15分繰り返す、頭がスッキリしてくる
人生ドン底は、人生史上最高のきっかけと出会うチャンス
→その時には分からずとも、どん底でもがく中で積み上げたものが希望の種となっている
唯一にして普遍の事実「人は誰しも、自分は正しいと思っている」
→馬が合わなくても、「そうならざるを得なかった背景」を把握して受け入れてみる
思い通りにならないときは、「思いもよらない素敵なこと」が待っている
→人生における幸福は、予期しなかったことから得られることの方が実は多い
→思い(想像)を超える経験を得ることができる
成長とは、「新しい失敗」をしでかせること
→失敗は「発見」であり「発明」である
→全く恐れることはない!
何をやっても長続きしない人は「続ける力がない」のではなく「辞める決断力/見切り力」がある
→裏を返せば、新しいことを始めるのが得意!
「私は嫌われている」「これから嫌われるのが怖い」と不安に思うときは「敢えて嫌われてみよう!」
→嫌われても結構、私は信じた道をゆくと思うと心は清々しく晴々しくなる
嫌いな人/許せない人がいる事は決して悪いことではない
→まず「許せないと感じている自分」だけは、許してあげる
→「もっと大切にして欲しかった、愛して欲しかった」という気持ちを大切にしてあげる
→その人を許すのは、自分が幸せになってからで良い
仕事とは「感動を与えること」である
→働く事に意味を見出せない時ほど、「誰にどんな感動を与えるために働いてるのか」を見直す
人間の最大の罪は「不機嫌」である
→不機嫌は伝染する、逆にご機嫌でいるだけで世界の幸せの立役者になれる
Posted by ブクログ
本を手にとった瞬間に読み始めました
⌚を忘れるほどに
ひすいさんの世界と自分の世界に入ってしまう
瞑想に近い状態になります
ぜひ、本屋に入れてほしい1冊です
Posted by ブクログ
モノの見方を変える心持ちはとても大事!!
私自身割とこっちの思考ができるようになったタイプではあるので、読んでいてグサグサ刺さるとかではなかったかも。ネガティブ思考な方は読んだ方がいいかもしれません!世界が変わるかもね
Posted by ブクログ
本のタイトル通り、自分の捉え方次第でこの世界はとても素晴らしい場所になるのがわかる本です。
1. 事実と言うものは存在しない、存在するのは解釈だけである。
2. 問題が問題なのではなく、それをどう捉えるかが本当の問題です。
3. お笑い芸人の周りだけで面白いことが起きているはずなんかない。お笑い芸人は、面白い話をするって決めて生きている。だから面白いものが引っかかるのである。
4. この世界は投げかけたものが返ってくる。喜びを投げかけた、喜びが返ってくる
5. 人は、歯が痛い時は文句を言うけど、歯が痛くないときには感謝をしない。たまには自分の体に感謝する
6. 「欠点」は、あなたに欠かせない点になる。
7. 私たちの人生のゴールは、「得たものを全て手放すこと」である
8. 空腹時間と健康は比例する。空腹は幸福である
9. 晴れの日は葉が伸びる。雨の日は根が伸びる。
10. ストレスの正体は「思い通りにならないこと」である。であれば「思い通りにしたい」と言う思いを手放せば、9割のストレスが消える。
11. 大変な時こそ、「大きく変わる」チャンスとなる。
12. 大前提として、「他人を思い通りにはできない」。だから思い通りに動いてくれないことに不満を持つのではなく、思い通りに動いてくれることこそ奇跡として捉え、感謝する。
人は自分に文句を言う人のために、何かやってあげたいとは思わない。
13. 「まなゆい」
「私は、〇〇と思った自分を受け入れ、認め、許し、愛しています」
14. 「人生は思い通りにならないものだけど、思い通りにならないとは素敵なことだわ。思いもよらないことが起きるからよ(赤毛のアン)」
15. なかなか成果が出ない時、あなたに足りないものは、さらに頑張ることではない。「心から楽しむ気持ち」である
16. 成功者とは、誰よりも失敗した人。
「やってみなければわからんことだけが楽しい」
17. いいことがないんじゃない。良い言葉を使っていないだけ。「はぁー、幸せだなぁ」ととりあえず3回つぶやこう。
18. 仕事とは感動を与えること
19. 夢を思い出す回数と、夢が叶っていくスピードは比例する。
20. 君が見たいほうが現実になる。君が選ぶ方が現実になる。
Posted by ブクログ
「解釈ひとつで、世界は素晴らしい場所になる」Q&A70個
2015年「あなたの人生がつまらないと思うんなら、それはあなた自身がつまらなくしているんだぜ。」の増補改定版
「事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである」というニーチェの言葉をちょうど別の場所で聞いたばかりで何かの縁を感じた。
前著を読んでいたのを忘れていたが、改めて読めて得した気分。相変わらず、面白くてためになるエピソードの宝庫。
Posted by ブクログ
捉え方や考え方の視点を変えることで何事にも好転できる考え方が好きです。
このマインドを持つのは難しいとは思うので、何気なくネガティブマインドが出る場面は出てくると思います。
でも考え直すことはいくらでもできるのでそこから始めてみるのでいいのではないでしょうか。
一つ一つのケースも簡潔に読みやすく記載されてるのできっとお気に入りの視点が見つかるはず。
欠点を魅力に変えればそれは自分にとって欠かせない点になる
が個人的にお気に入りでした。
どんなことでも解釈一つでいい方向に向かうんだなって思わせてくれるケースでした。
Posted by ブクログ
解釈を、自分が心地よくなる方へ選択する。
しかもゲームのように。
その時に、感情から解釈を紐解く。
だからこそ、自分の感情を俯瞰して見られるようにしよう。
なんだかよくわからないけどポジティブシンキングで良い感情を選ぼうとするするのではなく、
ネガ感情でも認めてから、自分が気持ちよくいられる解釈がないかなーとゲームのように
探してみるね。
Posted by ブクログ
同じ物事でも、考え方によってずいぶん気持ちに差が出てくるなと思いました。
この本を読んで、気持ちが明るくなりました。
ひすいさんの言葉は、ユーモアもあって人を元気にする力があると思います。
Posted by ブクログ
物事をネガティブに考えることのプロと言っても過言ではない私にとっては、どう生きてきたらそんな解釈ができるようになるのだろう?とびっくりする解釈の連発でした。
すごい良い解釈だなぁと思ったのがP44あたり。
コンプレックスは笑いに変えて、自分の個性にしてしまえ。と励ましてくださるのですが、これを以下のようにも言ってくれてます。
欠点という言葉は進化すると
自分に″欠″かせない″点″になる。
欠点はよくないもの!と決めつけている私では
欠点は欠落している点以外の解釈はできなかった。
1つ新しい視点が増えた気がします。
また、この解釈を知れたことで、
たとえ欠点を笑いに変えられなかったとしても、
コンプレックスは実は自分に欠かせない点だからと受け入れることが少し楽になるのでは思いました。
自分1人では絶対にネガティブな考えに傾きがちなので、そうなった際に度々読み直したくなるなぁと思う本でした。
Posted by ブクログ
物の見方が、さらっといい言葉に変化されていて、記憶に残りやすい。
問題が問題なのではなく、それを、どう捉えるかがほんとうの問題です。
事実は直接、人には影響を与えません。
事実はその人の解釈を通じて、その人に影響を与えます。 加藤諦三
Posted by ブクログ
自分の認識次第で現実の見え方は変わってくる。
ものごとをどんな視点で解釈したら幸せな生き方が出来るのかを学ぶヒントをもらえる一冊。
Q&A形式で好きなページをさくっと読むことができ、読む度に心が軽くなっていく感じがした。
ネガティブになっている時にまた読み返したい。
[覚えておきたいこと]
☆ 人の行動は、「①出来事(事実)→②解釈(意味付け、思い込み、価値観)→③感情→④行動」の流れで生じる。③「感情」は原因ではなく結果であり、②「解釈」があってこそ生まれる。
☆人生のゴールは全てを手放してあの世に行くことなので、得なければならないことも、やらなければならないことも無い。
「いまの人は、みんな何かしなければと思いすぎる」
(心理学者・河合隼雄)
☆ いま目の前にいる人、あなたの環境、起きる出来事、そのすべては、いまのあなたにちょうどいい、必要なことが起きている。
自分の周りの人は自分が映っている鏡だと思うと、鏡は先に笑わない。自分が変われば鏡に映る世界も変わる。
☆人は自分自信すら思い通りにできないのだから、他人を思い通り動かすことなど出来ない。
けど、自分に感謝の気持ちを持ってくれる人には力になってあげたいと思うものなので、日々小さなことでも感謝することが大事。
☆「まなゆい」という小玉泰子さんの言霊メソッドで自分自身を受け入れ認める。
→ どんな嫌な自分であろうとも、「私は、○○○と思った自分を受けいれ、認め、ゆるし、愛しています」と、4つの言葉で自分の素直な気持ちや感情をひたすら全肯定していく。すると最後に内側から「こんなは自分になりたい」という夢や希望がでてくるので、最初のモヤモヤのときのように「○○○と思った」と自分の感情を客観視して、自分と分離させるのではなく、「◇◇という自分を受けいれ、認め、ゆるし、愛しています」と変更し、希望の自分と一体化して、そうなることを許可する。
☆ 自分のことは他人のように客観的に眺め、逆に他人のことは自分のように思いやりをもって接する。
☆失敗の先に成功がある。失敗は発見であり、発明である。成長とは新しい失敗をしでかせること。
☆脳科学的に男女の性格は20%くらいしか重なる部分が無いので、20%しか分かり合えなくて当たり前。
☆仕事とは感動を与えること。「私の仕事は人を幸せにすることである」と、仕事に対する解釈を変えてみる。
☆ 「人間の最大の罪は不機嫌である」
不機嫌もご機嫌も周りに伝染していくから。
☆未来は決めるもの。なにがしたいか、どう生きたいかを、根拠はなくても自分で決めてしまえば実現する。
だからこそ「現状こうだから」「過去はこうだったから」という理由で未来を描くのではなく、「ほんとは、こうありたいんだ」という史上最高の未来を選ぼう。
Posted by ブクログ
個人的にとても読みやすくて良かった。
自分の解釈次第で物の見方が変わる。分かってはいるけど、なかなか行動に移すのが難しい。
けど、やらないよりはやった方がいいと思えるような内容だった。
Posted by ブクログ
世の中で起こる物事は全て自身の考え方によって、良い方向にも悪い方向にも変わることが理解できた。
特に自身の機嫌が悪いと周りにも悪い影響を与えてしまうという例については、確かにそうかもしれないと納得感があった!
実際に怒りが湧く場面などになると難しいのかもしれないですが、この本の学びは活かしていきたいと思いました!
Posted by ブクログ
ひすいこたろうの大ファンです!
いつも著書を読むたびに前向きになれます。
現実をどう解釈するか。
解釈が自分や周りを活かします。
何度も読み返したくなる本です。
Posted by ブクログ
色合いもキレイでステキな本でした。
見方を変えるだけで、見え方や捉え方の違いを知りました。どんなことがあっても、前向きでワクワクするような見方ができるようになりたいと思いました。
Posted by ブクログ
読みやすかったです。
甥っ子がおもちゃが転がっただけで笑っていたのを思い出しました。
甥っ子はおもちゃが転がったことも捉え方が違うだけで視点で面白くなるんだなぁと読んでいて思いました。(何も考えてないのかもしれませんが笑)
面白いことが起こる人は、面白いことを探すことに視点を当てている。
面白いことが起きない人は、面白くないところに視点を当てている。
これを読んで毎日文句や悪口ばかり言っている人は文句を言うことに物事の視点をもってきてしまっているからかもしれないので私も気をつけないといけないなと思いました。
Posted by ブクログ
前に別の本でも同じようなことを書いたかもしれないが、私は基本的にこういう「あなたの考え方次第で世界は変わる」みたいな論調は好きじゃない。大体こっちはその考え方が変えられないから困ってるんですよ。だからこそ、そんなわけあるかい!と真っ向から否定してやりたかったという最低な理由でこの本を読んでみました。
言うは易く行うは難しとはその通りで、書いてあることの殆どが結局は理想論だと思う。たしかに人は変わることができるけど、そんな簡単に人は変われない。だがよくよく考えてみたら私自身は変わりたいのに変われないんじゃなくて変わる気がない、ということなのかもしれない。では変わる気がないということはどういうことなのか、つまりさっき考え方が変えられないから困ってる、と書いたが本当は困ってないのだ。え、そうだったの……自分のことなのに知らなかったそんなの……
これも別の本の受け売りだけど、今の自分の状況を作り出しているのは自分にとってはそれが都合がいいから、というような話があった。なるほど、そう考えれば私のネガティブ思考はそれが私にとって必要だから備わっているという解釈ができる。それにネガティブ思考だって悪いことばかりじゃない。ある意味最悪の事態を想定して、それを避けるように最良の未来へ歩むための示唆となり得るからだ。短所が翻して長所たり得るということはよくあることだ。それはこの本にも書いてあった。全否定してやろうと意気込んで読み始めたがきちんと学びを得ているあたり自分の意思の弱さというか浅はかさ、薄っぺらさに涙が出ますねこれは。
完璧に納得しているわけではないですが、こんな私でも変われるかもしれない、今はそう感じられただけで十分な成果だと思います。