あらすじ
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ワインは最強のビジネスツールだ!
欧米では必須の教養であり、
ビジネスツールとして度々用いられる「ワイン」
本書では、
古今東西!ワインがもたらす経済効果を多角的に解明。
古代エジプトのツタンカーメン王とワインのかかわりから、
フランス革命にワインが与えた影響、
そして投資商品としてのカルトワインまで、
幅広い視点で解説。
監修は「ワインは最強のビジネスツール」と言う、アジア人初のワインスペシャリスト渡辺順子氏。
豊富なイラストで、見るだけで楽しい、まったく新しいワインにまつわるビジネス書。
・ワインツーリズムが生み出す莫大な経済効果
・コンビニワインが500円で販売できる理由
・伝説の権威付け、パーカーポイント
・キャッチコピーがワインを売る
・格付けという名のビジネスモデル
・ボルドーVSブルゴーニュ 対局にある販売戦略
・ハイブランドがワインの世界を変える
・温暖化がワインのグローバル化を推し進める
・ワインは立派な外交ツール
・偽造ワインの隠し味は醤油
・ボルドーもブルゴーニュもベルサイユ宮殿が大口顧客だった
・腐ったぶどうが極上の甘口ワインになった偶然
本書は、文字中心のテキストを読むのは億劫。もっと手軽にワインとワインにまつわるエピソードを知りたい。それも上辺だけの理解ではなく、きちんとビジネスツールとして会話・説明ができるようになりたい!という、ちょっととズルしたい(?)方にぴったりの楽しくもためになる一冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ワインまつわる雑学的なエピソード満載。絵付きで読みやすい。ワインの銘柄や産地に詳しくなるという感じではなく、ワインとはそもそもどんな歴史を経て現代に至るのか的な。ボルドーとブルゴーニュの成り立ちの違いなんて全然知らなかった。。
Posted by ブクログ
【書名と著者】
サクッとわかる ビジネス教養 ワインの経済学
渡辺順子
【目的】
ワインを好んで飲むので、飲みながらでも読めそうな軽めの本で知識の復習と仕入れをしたい。
【読後感】
読ませる部分が少なく、パッと見て端的にポイントが示されていてわかったつもりになれた。
過去に読んだ書籍(ワインの法律や、歴史や、教本)との知識的な繋がりも想起されるので、軽い本も時折読むと効能はあるなと感じた。
【印象に残ったポイント】
・ワインの販売戦略6ヶ条
わかりやすい価値、希少性、固定観念を捨てた新しい組み合わせ、お墨付き、品質重視、悪い年が良い年を際立たせる。
・ワインビジネスの長さと広がり
ジョージア発、地中海経由、ローマ軍による伝播、神事と王侯貴族との結びつき、フィロキセラによりニューワールドへ避難、禁酒法が施行されたら黙って自家醸造。
【ふりかえり・気づき】
嗜好品として、販売戦略6ヶ条はすごく納得感がある。
言い換えると映える、ドヤれる(格付け、評論家のお墨付き)、異常なこだわり、安旨、当たり外れで煽る射倖心。
一方、嗜好品なのだから自分の好みを見つけてマイペースで嗜んだ方がベネフィット/コストは高いなと感じる。
とくに、格付けという仕組みは、その論理まで知らない人が安直に群がって権威化している印象がある。
ただ、これは差別化とグレードを示すビジネス的な論理であって、利権(価格吊り上げと排除の倫理)でもあるのだなと再確認した。
Posted by ブクログ
ワインに関するコラムをたくさん集めたような本。
少しワインを学んだ方には使える小ネタがたくさんあって面白いのではないでしょうか。
個人的にはタイトルに経済学とあったので、もう少し深い話なのでがあるのかなと期待をしてしまった。
Posted by ブクログ
コンビニワインはなぜ500円で売れるのか?
一言で言うと、とにかくコストを抑えてるから。
・人件費を抑えてる
・大量に輸入して輸送コストを抑えてる
・薄利多売で一本から利益は少ないがわコンビニ全国で販売するからビジネスになる
ワインの生産量順位は
イタリア⇨スペイン⇨フランス
らしい。
意外とフランスは一番じゃないのね。
エジプトでもワインは飲まれてたのか。
Posted by ブクログ
タイトルとはちょっと違って、あまり経済学っぽい話はない。
ワインに関して味以外の部分の知識的な話。
産地とか生産者に関するお話が多かった印象。