あらすじ
“国王の世継ぎ”を産むため、突然異世界に召還された恵那。もちろん産みたくなどないが、魔法で縛られ逃げることもできない。“恵那王妃”と祭り上げられ国中が祝福ムードの中、ひとり剣呑な眼差しを向けてくる男がいた。アヴェルス――王の一人息子ながら継承権を持たない王子。彼に用心しろと周囲には言われるものの、恵那の境遇に同情を示してくれたのは彼だけだった。人目を避けた逢瀬を重ねるごとに不器用な優しさに惹かれていく恵那だが、実は男性であると言い出せず……? こじらせ王子と見せかけ王妃の異世界トリップ・ロマンス!!
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渡海先生らしい、読みやすい一冊でした。
が、まさかの次巻へ続く…?
異世界転生を引き起こした問題の解決がなされないままふわっと終わってしまい、肩透かしをくらっていたら、あとがきで続きを書かせてもらえそうです〜と。
続きは近いうちに出るのだと信じたい。
他の方のレビューにもありましたが、ほとんど義母上とは呼ばれません。
義母・義息子としてのやりとりもありません。
立場上でも義母(?)になってしまう苦悩とか、わりとあっさり乗り越えます。
タイトルなのだから、その関係性を絡めた葛藤がしっかりあってほしいと思いました。
王や魔術師、侍女の思惑もすべて主人公の想像だけで説明されるので、次巻でぜひすっきりさせてほしいです。