あらすじ
「――僕の前に立つな、主人公面」
これは劇中にて極悪非道の限りを尽くす
《悪役貴族》ヴァニタス・リンドブルムに転生した名もなき男が、思うがままに生き己が覇道を貫く物語。
悪役故に待ち受ける死の運命に対し彼は絶対的な支配の力【掌握魔法】と、その行動に魅入られたヒロインたちと共に我が道を突き進む。
「僕は力が欲しい。大切なものを守れる力を。奪われないための力を」
いずれ訪れる破滅の未来に抗い、本来奪われてしまうはずのヒロインたちを惹きつけながら
魔法世界の頂点を目指す《悪役貴族×ハーレム》ファンタジー、開幕。
※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
感情タグBEST3
どう物語が進んでいくのかな?
転生ものの中でもいきなり経由を明かしたりちょっと雰囲気が違って
いて、この展開はどうなの?どうなるの?と、思った。
バトルシーンも微妙に入っているし、これからの展開がとっても楽しみになる。
早く続きを読みたい。
今後の展開に期待大な一作
とある小説の悪役貴族に転生したヴァニタス。いずれ起こる破滅の未来に抗い、主人公に奪われるヒロイン達と共にいる為に奮闘していくが···。
ヴァニタスにとってヒロインズはあくまで奴隷だけど、それでも誠実に彼女達と向き合って一緒にいられるように努力する姿勢がカッコよかった。妹分的なラパーナがかわゆす、まだヴァニタスを信用しきれていないようなのでどうやって心を開いていくのか楽しみ。
今回は下準備のような段階で次回から学園編で本格的に主人公も絡んでくるようなので期待大。メインヒロインはもちろんのこと婚約者も師匠も可愛いのでハーレムものとしては良作かと思います。
いつもの
よくある悪役転生もの。
特筆すべき点は、主人公が転生して成り代わったという事実を公言していること、取り返しがつくかつかないかの微妙なタイミングで転生したことでしょうか。
悪役転生といえば、全部取り返しがつかなくなり失った後にやり直すパターンと、やらかす前に転生して失うのを回避するパターンが多いですが、本作はある程度やらかしておいて、でも決定的なやらかしではなく、周りが完全に見限ったわけではない状態で転生しています。故に、行動と公言で評価を改めていく。
当然飲み込めない者も出てきますが、それもまあ行動でなんとかする感じでした。よくいえば罪禍とやり直しのバランスが取れている、悪くいえばどっちつかずな作品という印象です。
貴族関連、特に主人公の父が急に人が変わって周りの貴族に大きく出るあたりは??状態でしたが、話的にはまとまっていました。関係値が盛り上がってきてボルテージが上がってきて、いよいよ本番か!と思ったらそこの描写が薄いのも萎えでした。いろいろと奇を衒って、それがしっくりとくるか来ないかは読者の感性次第って感じです。
面白いか否かはぜひ購読して確かめて下さい。
タイトルのあざとさに注意
タイトルのあざとさに惹かれて、つい購入。
物語(小説)内への転生ものです。
ゲーム内への転生もそうだけど、虚構世界への転生は、最終的にどう決着させるつもりなのか?がいつも気になるが、なんの伏線も張られないので、何も考えていないんだろうな、と思った。
小説内転生の設定でないと書けないものもあると思うけど、この本については、必要があるのか疑問。少し未来のことを知ってる、というだけなら、リアリティの点でマイナスの大きい小説内に転生させなくても良いだろうに。
タイトルの掌握魔法も、物語上、大した重要性はない。転生や魔法バトル、ハーレム要素を詰めてみました、という程度の本で、ヒロインズのセリフや性質含め、ほとんどありきたりで読むべきところは無い。
読み終わって、少し経ったら、ほとんど内容は忘れてしまいました。続巻は読まないかな。