あらすじ
近代以前、西洋では多く魚が食べられ、その巨大需要は都市の興隆、大航海時代の到来をもたらした。目から鱗の魚で辿る世界史。
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Posted by ブクログ
どこかでオススメとして見かけた本。
読んでる間、頭の中にあったのはスカーレット・オハラのタラのテーマ曲、というのはさすがに嘘だけど、タラの話がとても多い。
世界史というか、欧米世界と魚との関わりを解く試みが楽しい。
キリスト教と魚、シェイクスピアと魚、アメリカ入植と魚。
いやあ、お腹いっぱい。
面白くてテンペストを再読してしまった。
ニューファンドランドのアバロン半島にこんなドラマがあったとは。
ジョンスミスというやたら匿名性の高い名を持つ波瀾万丈すぎるポカホンタスの恋人(嘘)の話も凄かった。
この人がトルコ奴隷時代にやったこと、本当に人間の所業じゃないよね。(主人の妻に色仕掛けして助けてもらい、恋仲になるも、その夫人の兄弟を殺して脱出)
それにしても、ケープコッドがこんなに頻出する本はバナナフィッシュとこの本だけじゃない?
確かにコッドはタラだもんな。
ピルグリムファーザーズがプリマスを出て、ニュープリマスに来たのは偶然だったんかい。。。それにもビックリした。
追記メモ
イギリスでは、大戦 the great warというのは今でも第一次世界大戦のほうを指す
らしい。ほーん。