あらすじ
仕事に行きづまった編集者の津山は、本当に作りたい本を作るため、かつて自分が救われた小説の著者、涼元マサミに新作を依頼する。
そうして生まれた作品が、娘と縁が切れそうだった涼元から、余命宣告された装丁家、心に傷を抱えた書店員、そして自分の時間が止まっていた読者まで、みんなの人生を動かす。
本を愛するすべての人に!
本が生まれて、読者へとつながる「本に関わった五人の奇跡」を描く、感動の物語。
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Posted by ブクログ
「過去を大切にすることも大事だけど、いまと未来を大切にしないと、いつかその過去まで否定することになるよ」
わたしの人生は、雨宿りをする場所じゃない。土砂降りのなかに飛び込んで、ずぶ濡れを楽しみながら、思い切り遊ぶ場所なんだよ。あなただって、本当は、そうしたいんでしょ?
「若い頃ってのは、迷いに迷うのが正解なんだよ。で、ああでもなかった、こうでもなかった、次はこうしてみようって、なるべくたくさんの失敗と修正を繰り返すんだ。そうやってきた奴だけが、いずれ経験豊富な頼り甲斐のある大人になるんだからな
表現の仕方が上手い。
今が楽しくて「いつまでもそれが続けばいいな」1秒先はそれが過去になり、その出来事に浸り、現在や未来に目を向けなければ いずれの 来る現在 未来が次々に過去になった時にうつつを抜かしていてこうなったんだなという風に素晴らしい過去が色あせてくるよなぁ と 感じた
雨宿りをする人生ではなく 土砂降りの中を楽しみながら歩いて行く という表現も雨宿りも しつつ それでも雨を疎ましく思うのではなく その雨さえも楽しんでしまうという生き方が面白いなと思うし 実際にそうしたいな、できる時はそうしたいなと思う
最後に 悩みについても若い頃でなくても人生というのは 悩み 失敗と修正を繰り返しながら その人自身の深みが出てくるんだな そういった 深みのある人物になりたいなと思った