あらすじ
強いリーダーシップの不在が叫ばれて久しい。それは、目先の議論にばかり惑わされ、リーダーシップの本質を考えることを避けてきたツケに他ならない。では、いまリーダーにとって真に必要な能力とは何か。吉田松陰の歴史的思考法なのか、山口多聞のような危機に積極策をとる胆力なのか、リンカーンのような戦略的思考に基づく大局観なのか……。国家と国民を守るために必要な覚悟を説く、歴史家からの警世。
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Posted by ブクログ
一番上のリーダーは「戦略」を、各個隊のリーダーは「戦術」を、というイメージを受けた。
とはいえ状況において役割は相対的。
戦争なら「総大将」が「戦略」を考えて、「将軍」が「戦術」だが、それは全員が一同に居る場合で、各戦場においてはその「将軍」が「戦略」を適宜練り、「隊長級」が「戦術」を実行に移す。
とにかく、場によって求められる能力は違う。
その他にも、総合力、胆力、人身掌握力が挙げられている。
この辺りは所謂、「サラリーマン社長」と「プロの社長」の違いにも表れていると感じた。
「社長」という職業は「サラリーマン」と同様の発想では出来ないにも関わらず、年功序列というシステムにより適材適所が満たされない。
少なくとも「違う観点から考えないといけない」という事を知っている、ということが最低条件かなーと。
それにしても、菅直人のぼろくそぶりには笑った。
「奇妙な笑みを浮かべる」とか、文章で読むと面白いが、実際は洒落になってないんやろうな